長らくのお休みとなってしまった「げぼゲー」の攻略について
毎度のことながらダラダラと書いていこうと存ずる。
前回は、
16回目にもなってまだキチンと攻略に関することをお伝えできていないことに目まいを感じ
「げぼ」のみしか書けなかったわけであるが、
前々回からの続き、ということで、
このゲームが高評価されているポイントについてさらに述べる。
戦闘のとき、敵のキャラグラが動く。
というのは、ファミコン時代にあったこのゲームの最大の魅力のひとつであろう。
恐ろしくも、
どこか、おかしみのある、
妖怪たちが、
それはもう、
おかしな動きをみせてくれる。
ときとして、
なんでそんな動作で殺されてしまうのか
という精神衛生的によろしくないムカつきを覚えることもあるが、
ザコ敵のちょっとした動きに衝撃があることは請け合いである。
とくに、
「よこめごしん」「へびおんな」「ぬっぺらぼう」あたり、
子どもが泣き出すんじゃないかと思うほど、びっくりさせられる。
圧巻は「かべくん」であろうか。
このゲームの敵キャラのなかで、唯一「くん」で呼ばれる妖怪である。
なぜに、かべに君付けせねばならぬのか、
なぜに、こいつだけが君付けされるのか、
他の敵キャラに関しては、妖怪たちは妖怪として納得できる名前であるし、
忍者や賊や武者など闇に憑かれた人間は、その姿形に見合った名前である。
「かべくん」だけが、特別なのである。
そして、そのアクションも、ぜひとも見ていただきたい。
出会ったときは、
「なにこれ?」と思うようなグラなのだが、
たしかに、彼(?)は、カベである、ということが分かる。
もう一種、
「じゃがぼう」という妖怪がいる。
美味しそうな名前だと思う。
が、
ちゃんとした妖怪である。
原典を忘れたのだが、
「それはこんな顔じゃなかったかい?」と脅かすのっぺらぼうの類だ。
目口のない顔が「じゃがいも」のように見えたので「じゃがぼう」と呼ぶ。
ジャガイモの語源が「ジャカルタ」にあることは有名であるが、
妖怪「じゃがぼう」に関しては、なんとなく「邪我」の響きがあって、
「我の強い面子をつぶされた」という風情がある。
ちなみに、
ホスト・邪我さん、私は結構好きである(本稿とは無関係)
魔王を経済学者として描かれたシナリオ・ストーリー
【魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」】
には、じゃがいも(馬鈴薯)は魔界の植物として登場し、ストーリーに重要な役割を果たす。
(本稿とは無関係。だが、このストーリーが大好きすぎて思わず書かずにおれなんだ)
で、
なんの話をしていたのか忘れそうだが、
この「新・里見八犬伝」の「じゃがぼう」に関しては、
「ぬっぺらぼう」の上位キャラという位置である。
ただ「かべくん」という存在を考えると、
民俗説話に登場する妖怪をもとにしたというよりも
そのまま「じゃがいもみたいだから」そういう名前にしたのではないかと思われる。
ある意味では、
民俗妖怪というものは、日々生まれ、
その「民族」の根底に置かれているものを探るのに面白いものであるから、
文学、マンガ、ゲーム、あらゆるところに、新たな妖怪が生まれるのは結構なことである。
最近は、
妖怪「リモコン隠し」(テレビのリモコンを隠して喜ぶ妖怪)が、世間をにぎわすという。
テレビに情報をすがることの多い日本人の特性の一端すら垣間見えよう。
この妖怪「リモコン隠し」は、ある意味では、
「現代人、テレビは一旦お休みにしなよ」
という教訓も含まれていて、実に頼もしい妖怪である。
絶対に「小僧系の妖怪」だと考えるが、さて、それはまた別のお話。
このゲームでの敵キャラが動く話を、よもやま、寄り道して述べたのであるが、
なぜか、ボスキャラのグラフィックそのものは、動かない。
なんだか火の玉みたいのを飛ばしたり、水玉みたいのをとばしたりしてくる。
せっかく、ボスキャラのグラフィックに力を入れているのだから、
もっとアクションしてくれればいいのにと思わなくもない。
ちなみに。
敵に攻撃すると、味方がわの太刀筋が出る。
味方の専用(最強)武器の太刀筋のみ、赤色となっているので、ひとつのヒントになる。
「なんばんだらい」の太刀筋が「妙な斑点を撒き散らしている」ように見えるが、
そこらへんは、気にしてはならない。
げぼ。