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垂水神社のつれづれ

森と滝とお社でのできごと

カマキリ

2024年09月07日 | 日記
明日は不動社の護摩焚き神事の日です。
その前後にヘビが現れることがある、と以前書きましたが、今日はカマキリでした。
茶色のカマキリです。
緑のものと茶色のものにどういう違いがあるのかと不思議に思い、色々と調べてみましたが、諸説あり、原因の確定はできていないそうです。
周囲の色に合わせて擬態する、脱皮したら茶色くなる、などです。
とても身近な生き物なのにわかっていないということが、驚きであり新鮮でした。
科学の進歩は目覚ましいのは言うまでもないことですが、同じくらい、わからないことも多いのが世の中なのだということなのでしょう。
 



お旅所のこと

2024年09月06日 | 日記

垂水神社の春秋のお祭りに先立って、毎年、お旅所祭が行われています。

お旅所は吹田市垂水町3丁目28番付近にあります。

楠が2本あり、お社があります。

 

150年前の明治7年(1874)の記録では、垂水の人々は「楠の稲生」と呼んでいて、楠の古木があったのだが、枯れてしまい株だけがあると書かれています。

建坪5分9厘5毛の神殿があり、住所は摂津国豊島郡第83区垂水邨字八ノ坪となっています。

 

その後、大正11年(1922)の終わりに、祭礼の維持が困難になったので神社に建物を移転したいという願い出を、当時の総代連署で知事に提出しました。

許可がおりて、神社の境内に楠明神社が建立されました。

が、良くないことが続いたため、やはり元の場所でもお祭りを続けることになり、境内の楠明神社から分祀しました。

50年ほど前、昭和50年代になって、傷んできたお社を建替えたいと地元の方々が奉賛をされて新しい社殿が建立されました。

今の社殿のことです。

 

東京の一等地にある平将門の首塚も、撤去の話が出るたびに、不都合が起きて白紙になると言われています。

まだ科学で解明できていないことが、色々とあるのでしょう。

お旅所もまた、そういうもののひとつかもしれません。

↓ 祭礼時のお旅所の様子

 

 


初秋の夕景

2024年09月02日 | 日記
まだまだ暑い毎日ですが、早朝の境内で秋の虫の声が聞こえました。
驚いていると、ツクツクボウシも鳴き始めて、夏と秋が重なったように感じました。
午後6時の不動社からの夕景は、少しずつ日の入りが早くなっていることを感じさせてくれます。




鎮守の森を東から

2024年09月01日 | 日記
先日、あべのハルカスから見た垂水神社の鎮守の森をご紹介しました。
同じ森を、東南から見たら、下の写真のようになります。
右側が北、左側が南です。
約7000年から8000年前はこの森までが陸、その南は海でした。
東西に長い鎮守の森ですが、こうして見ると南北にも広がっているのがわかります。
昭和45年(1970年)の万国博覧会以降、開発が進み、吹田市の自然は、人工のものが大半を占めるようになりましたが、垂水神社と山田の伊射奈岐神社、片山の素盞烏尊神社には鎮守の森として昔からの自然が残っています。
大切に守り伝えていきたいと思います。
 
 
 




御滝橋

2024年08月29日 | 日記

不動社参道にかかる小さい橋は御滝橋(おたきはし)といいます。

実は縁石に奉納者と奉納年が刻まれています。

江戸時代に垂水の氏子の石工が作ったことがわかります。

日頃、あまり気に留めてない方が多いと思いますが、お時間のあるときに、ゆっくりとご覧ください。

なにげないものにも、必ず云われがあり、作った人がいます。

橋を渡るとき、橋をかけてくれた人に思いを馳せてみてください。