不動社参道の木の根元にあるお地蔵様。
秋になり新しいお帽子ができていました。
雨の後は前掛けを持ち帰って洗ってくださり、季節ごとに前掛けを変えてくださり、とお参りの皆様がいつも大切になさっています。
優しいお顔が、優しいご縁を結んでくださっているようです。

先日、お参りの方に、こちらのご祭神はどなたですか、と聞かれました。
そこで、あらためてご祭神について書かせていただきます。
ご祭神は豊城入彦命(トヨキイリヒコノミコト)と申される方です。
第10代崇神天皇の第一皇子です。
そして第11代垂仁天皇の兄上です。
大和の国、今の奈良県でお生まれになり、東国の征伐に行かれました。
大和から難波、今の大阪府に出て、淀川を北上し琵琶湖に出て近江の国、今の滋賀県から東へ向かわれたと思われ、その道筋に、ご祭神としてお祭りする神社があります。
中部・関東地方では多くお祭りされていますが、関西ではあまりお見かけしないご祭神です。
栃木県宇都宮市にある二荒山神社のご祭神が一緒です。
二荒山神社の創始がご祭神の四世孫、当社の創始が六世孫とされております。
ご興味のある方は、こちらのサイトをご覧ください。