三重DBGランナーズのAさんからオファーを貰い
2月19日に私の地元の四日市で冷たい冬の雨の中
初めて二人で30kmを走りました。
レース後のラーメン屋さんで
昨年末の松阪マラソンの35km付近で体調不良により
悔しい途中棄権となってしまった話を聞き
今年こそ完走を目指したい。
そのサポートをして欲しいと
さらなるオファーを頂きました!!
松阪マラソンまでは10ヶ月。
早速それまでのレースプランをたてAさんに提案。
そして二人で走ってきました。
目標は12月17日のみえ松阪マラソンで
フルを完走すること。
6月4日堺大仙公園30km
7月30日大阪城熱ハーフ
8月6日名古屋庄内緑地ハーフ
9月9日京都太陽ヶ丘ハーフ
10月1日芦屋浜ウルトラ30km
10月15日淀川リバーサイド20km
レース間隔が空いた8-9月には
2度の練習会も行いました。
いよいよ本場に向けフルを走りますが
残念ながら
11月5日あいの土山マラソンは
31km地点でタイムアップ。
11月26日名古屋アドベンチャーマラソンは
26km地点体調不良で途中棄権。
松阪マラソンはアップダウンが多く
冬型気圧配置となれば風も強くなり
なかなかの難コースとなります。
どちらか一つは完走して弾みをつけたかったのですが
とても悔しい思いの残る2つのレースとなりました。
それでもハーフの距離はしっかり
スピードに乗って走れているし
これまでのレースや練習で連携も
スムーズに取れて来たので
気持ちを切り替え
それまでの3週間で
体調管理を万全にして臨もうと話して解散。
週間予報の天気図は最悪で
今期最強の冬型気圧配置となることが確実(;_;)
Aさんが寒さでリタイヤした昨年よりも
厳しい気象状況となることが確実となってしまいました。
ネットで寒さ対策を研究。
45Lのゴミ袋を2枚づつ用意し
それぞれ首と腕の3箇所に穴を開け準備。
Aさんには寒さ対策を万全に
したほうが良さそうとアドバイス。
さあいよいよ当日。
保温効果のあるワセリンを全身に塗り
朝一番の鳥羽行き急行に乗り込み松阪下車。
北改札口で待ち合わせして
AさんとサポートしてくれるMさんと合流して
シャトルバスで会場に向かい7時半に到着。
やはりトイレや着替えのこともあるので
女性同士のほうが準備がスムーズにいきますよね〜
助かります。
Aさんは長袖の上に一枚目にビニール。
そしてヤッケを着て、一番上に2枚目のビニール。
私も長袖と半袖の間にビニールを挟み
伴走のビブス+一番上に
2枚目のビニールをスッポリ。
下はタイツの上に登山用ズボン。
手袋にネックウォーマー。
そしてこの大会の制限時間は7時間。
フルマラソンの大会の中ではとても緩やか。
昨年のリベンジという意味合いもあるので
何とか完走をアプローチしたい!!
Aさんの実力だと30kmまでは確実に走れます。
いつもの7分30秒/㌔ペースで行けてれば4時間。
残り12kmは3時間あれば
たとえ歩いたとしてもゴールできます。
なので万が一のため
私がトレイルリュックを背負って走ることにしました。
2人用の防寒着に非常食。
500mlの水筒にタオル。
現金とクレジットカード。
これさえあれば何とかなるのでは。
絶対に完走だけは逃したくない!!
準備して長ーい列に並んでトイレを済ませ
荷物を預けると、もう30分前。
ブロック別の場所に待機します。
9時に号砲がなりますが
なかなか前に進まず
ソロリソロリと列が動き道路へ。
約10分後にスタート地点を通過し
ようやく軽めに走り始めることができました。
5キロ辺りまでは前が詰まっていて
抑え気味に走り45分30秒かかっていますが
スタート時のロスが10分近くあるので
35分/5キロで7分/㌔ペース。
おかげで抑え気味に入ることができました。
5-10kmは給水が3箇所。
給水は健常者と違い
完全に止まらないとできません。
計1分のタイムロス。なので
この区間も7分/㌔。順調です。
10-15kmは45分。14.2km地点でトイレ🚾
トイレも健常者より時間がかかります。
約7分のタイムロス。給水も2回。
この区間は緩い登りで向かい風なので
その後17km辺りまで少しペースが落ちました。
18kmから下りの追い風。
一瞬ペースが上がりガンガン追い抜き
気持ちいい〜でも…すぐに向かい風。
給水2回もあって15-20kmは38分。
それでもハーフまで2時間51分できました。
スタートロス+トイレロス+給水ロス=約20分。
平均7分/㌔ペースで走れてます。
いつの間にか先を越されていた
6時間ペースランナーを抜き返し後半戦へ。
20-30kmは正念場。
Aさんの苦手な登り坂が続きます。
しかも冷たい向かい風。
松阪牛のサイコロステーキで力を貰い
徐々にペースが落ちてくるものの
決して歩くことなく30km地点に到達。
4時間15分。想定より15分遅いですが
まだまだ走れそうなので大丈夫。
牛肉の入った「ちゃちゃも汁」
美味しいーーー
この辺りがコースのてっぺん。
このトンネルからは下り基調。
Aさんのスピードが上がってきました。
もう他のランナーごぼう抜き。
6分中盤/㌔で終盤へと向かいますが。。。
Aさんとこれまで走った最長距離は31km。
つまり私の伴走最長距離も同じ。
つないだ右手の筋肉痛が酷くなってきました。
やはり未知の領域に入り想定外の事が起こってきます。
ふくらはぎもパンパンです。つらい・・・状況を変えたいと思い
32.8㎞の給水所。Aさんにお願いして左右を交代してみます。
練習でも試したことのない位置関係ですが
これで右腕が休める。。。
何とか最悪の状況を脱したどり着いた
34.7kmのJAでふるまわれたのは今年のB-1グランプリで
優勝した「松阪鶏焼き」を頂きました~美味しい!!
4分ほどタイムロス(笑)
ですが嬉しいエネ補給ですこ~し復活。
左右をいつもの位置関係に戻してリスタートです。
気持ちの良い河川敷にでて
Aさんの快調な走りが続きますが…
次は私の腰の調子が思わしくなく
どうやら背中の荷物(4kgぐらい?)が
徐々に体力を奪っている感じで
脚の状態もイッパイイッパイになってきました。
ここまで来て自分がブレーキになるなんて
ことがあってはならない!!ですよね〜
目眩すら感じるようになってきた37㎞地点で
Aさんがトイレ休憩。助かりました。。その間に
ストレッチしたり屈伸したり何とか気合を入れて続行〜
するとこのお菓子が目の前に。
意外とおいしいしこの終盤での良い当分補給になりました。
残りは5キロ。もうここは気持ちでAさんについていきます。
39キロあたりの上り坂も歩かず乗り切り
下りでペースを取り戻し39.9Kmの給水は初めてのパス。
もうゴールは間近。ほとんどのランナーがペースダウン。
気をつけてAさんに声をかけながら
右に左にと前に次々に現れるランナーをかわし
前へ前へ。最後の折り返し地点をクルリと回ると
三たび6時間ペーサーに追いつきました。
他のランナー共に団子状態となっていて
追い越すのに時間がかかりましたが
隙を見て前に出て最後の激坂に向かいます。
最後まで全力で走り切りゴール。
伴走の私にも
タオルやメダルをかけてくれました~~^^
感激です。それにしてもAさんの頑張り凄かった。
ウルトラの経験もあるベテランランナーらしく
さすがの粘りを発揮。
鬼気迫る走りを見せてもらいました。
ビニール2枚の寒さ対策は見事に効果がありました。
が、リュックはただ重かっただけで役に立たず(笑)
しかし良い訓練になったはずだと思いましょうーー
ゴール後はただただ寒くて
写真を取る余裕もなく
他の女性ランナーにお願いしてAさんは更衣室へ。
完走証のお食事券で唐揚げを購入。
しばし健闘を称え合いシャトルバスで帰路へ。
来週は山へ~
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