キャロット追加募集

　毎年恒例になりつつあるキャロットの追加募集。今年はラインナップを見た時点で、う～んって感じ。
ミーハー人としてはコレ！って飛びつきたくなる血統の字面の馬はいないかなと。加えて厩舎も上位組は
おらず、追加募集の性質から考えても通常募集に掛けられなかった、ちょっと難ある馬を若手調教師に
任せてみよう…みたいな趣旨が強いのかなというイメージ。カタログ、動画を見ても、その印象は変わらず
良いと思える点もあるけど、明確に気になるところもある…みたいな。ただ、今年のキャロ2歳世代は
3頭しかいないし、折角の祭りに参加しないのも損した気分になるし…ってことで自分、嫁名義で各1頭づつ
申し込み。そしたらどっちも当選して2頭確保出来てしまいました。通常募集の一般抽選がほぼ壊滅だったので、
偶にはこういうこともあるんだなぁ。ということで↓

・シーリア22　父リアルスティール　牡馬　関東・森

馬体重476キロ。なんと言ってもシーザリオの孫にあたる血統。一方でこの血統で明確な疾患がある訳でも
ないのに通常募集に掛からなかったのは何故…という勘ぐる気持ちも。カタログ写真を見ると変なところが
あるどころか、普通に好印象だし、初仔ですがサイズ的にも牡馬としては問題なし。ただ、動画を見ると
色々と指摘されているけど確かに硬い。コトコトとしていて歩きに伸びがないし、これが脚元の不安や走りに
どう繋がってくるのかが鍵ですかね。とはいえ、馬体はキンカメ系を思わせるシルエットをしているし、父の
リアルスティールもディープ系の中では硬い傾向ですから、血統傾向通りっちゃ通りなのかも。芝よりも
ダートなのかな？という気もしますが、そこは走ってくれればOKですw。トモの容積や前駆の造りもシッカリと
していて上体だけ見ればかなりの好馬体。あとは硬さと脚元がもつか。厩舎は新規開業ですけど、森師って
堀厩舎の番頭だった方ですよね。堀先生って滅茶苦茶優秀だと思っているけど、仕事は凄く厳しいイメージ。
そこで助手を務めていたのだから森師も絶対優秀なんじゃね？…と。堀先生も開業当初は体質難がある馬
ばかりが委託されて、堀厩舎＝虚弱みたいなイメージもありましたが、その中で結果を出して今がありますし、
当馬が森厩舎の地位を確かにしていく礎となる様な活躍が出来れば良いね。

・マイティ―スルー22　父リアルインパクト　牝馬　関西・西園翔

馬体重454キロ。姉はスルーゼブンシーズになりますが、産駒傾向は全体的に体質が弱い馬が多いイメージ。
当馬も通常募集ではなく、追加募集に回ったのはその辺があるのかな？遅生まれの牝馬としては及第点の
サイズはある一方、馬体写真を見ると全体的にメリハリに欠けて幼さを残す印象。ちょい硬めのシルエットも
フレーム自体は悪くないと思うので、ここに付くものが付いてくればという感じか。一方で動画を見ると
脚の捌きが独特というか、ちょっと見ないパターン。調教ペース自体は問題なく進められているので大きな
問題はないと思いたいですが、更に負荷を上げた時にどう出るか。リスクはかなりあると思うけど純粋に
興味はあるね。こちらも新規開業の西園厩舎になりますが、ジュビリーヘッドが転厩してお世話になっているし、
2頭揃って厩舎を盛り立てていく活躍を期待したい。