甘くはない登竜門を

土曜出走
中山6R　未勝利　レッドリベリオン　三浦騎手　期待度：×
期待の大きかった馬だがデビューから2戦した内容に見所がなく、正直
言って見込み違いだったなという気持ちが強い。一息入れて立て直しを
図ったが、調教からは良化したという感じはなく、相変わらず時計はパッと
しない。実戦にいって、余程の変わり身が無い限りは厳しそう。

中山10R　スピカS　ホーカーテンペスト　北村宏騎手　期待度：○
前走は開幕週の東京という、この馬向きではない条件の上、出遅れて
非常に苦しい展開でしたが最後はシッカリと脚を伸ばして2着。前々走でも
3着と善戦したし、一時期のスランプは脱したと考えても良いかな。今回は
少頭数で相手関係も前走より楽そうだし、何より軽い東京の馬場から力の
いる中山の馬場に変わるというのは当馬にとっては大きなプラスのはず。
スパッと勝つというイメージがし辛い部分もあるが、なんとか決めて欲しい。

阪神10R　武庫川S　ロードガルーダ　岩田騎手　期待度：△
再昇級してからの4戦は何れもスムースでなかったのは確かですが、一方、
このクラスではやや頭打ちなのかなという印象も受けました。もともと前にいくと
末が甘くなり、抑えても滅茶苦茶切れるというタイプではないので、なかなか
勝ち切れないタイプ。準OPを勝つには展開の助けも必要なのかも。今回は
OPでもと思わせる馬が何頭かおり、メンバーが非常に強力だし、マイルという
条件も、この馬には少し長い気がします。スムースな競馬が出来て、どこまで
善戦出来るかというイメージ。

日曜出走
中山11R　弥生賞　トゥザワールド　川田騎手　期待度：◎
3連勝で挑む皐月賞トライアル。2走前の黄菊賞ではハイペースを好位追走
から抜け出してレコード勝ち。前走はスローペースで早い上がりの勝負になり
ましたが、こちらも余力残しで制してレースレコード。異なるペースでもシッカリ
結果を出してきた自在性は心強い材料です。大物感もあるし、クラシックへの
期待感も十分。今回の課題はメンバー強化に長距離遠征。そしてなにより
例年以上に重たそうな中山の馬場が果たしてどうか。3連勝はいずれも早い
時計の出る京都でのもので、馬場条件がガラッと変わって適応が出来るかが
最大の鍵でしょうね。それでも、それをクリア出来なければ先の大舞台で勝ち
負け云々は言えないし、何とか乗り越えて夢を繋いで欲しい。それが出来る
馬だと信じています！

阪神2R　未勝利　レッドフォース　四位騎手　期待度：△
パドックの様子やレースぶりは使われつつ、少しづつ良化の兆しが伺えます。
まあ、まだ勝ち負けを望むのは厳しそうでしょうが、時期的なことを考えても、
ボチボチ着順的にも前進を望みたいところ。今回はいつもより、もっと前の
位置で競馬をして、どういう競馬が出来るか見てみたい。そういう意味では
大事に乗る四位騎手より減量騎手なんかを起用した方が面白いと思うん
だけどな。

来週以降の出走予定
3月15日　中京　未勝利　セルバンテス　丸田騎手
3月16日　中山　1000万下　グランマルシェ　騎手未定
3月16日　中山　房総特別　エネアド　蛯名騎手
3月16日　中京　トリトンS　サンブルエミューズ　田辺騎手
3月21日　中山　下総S　ポイントブランク　騎手未定
3月23日　中山　韓国馬事会杯　ラロメリア　騎手未定
4月5日　中山　山吹賞　レッドソレイユ　騎手未定
5月11日　東京　湘南S　レッドルーファス　騎手未定
5月18日　東京　青竜S　レッドアルヴィス　騎手未定

　いよいよクラシックのトライアルシーズンが到来。今年はトゥザワールドが
有力候補の一頭として挑んでくれるのだから非常に嬉しいです。ただ、ここから
先が非常に厳しい壁であるのも事実。実際に過去、春のクラシックトライアルに
挑んだ出資馬の結果は↓

・ミスティックエイジ　スプリングS　3番人気　11着
・ドリームシグナル　スプリングS　3番人気　6着
・トライアンフマーチ　若葉S　4番人気　2着
・フィフスペトル　スプリングS　　2番人気　3着
・アダムスピーク　弥生賞　1番人気　8着
・サンブルエミューズ　フィリーズレビュー　1番人気　11着
・レッドルーラー　若葉S　7番人気　1着

覚えている限りはこんな感じか。勝ったのは去年のレッドルーラーのみ。それ
以外に人気以上に走ったのもトライアンフマーチのみ。これはいずれもOPの
若葉Sでだし、重賞になると全て人気以下。それも結構、上位人気になりつつも
大きく崩れるケースが非常に多い。殆どがそれまで実績上位で人気にはなった
ものの、クラシックを見据える時期を迎えて成長力の差で追い抜かされていった
印象が強いですね。それだけにトゥザワールドが弥生賞でどれだけ戦えるかも、
この時期を迎えてどれだけ成長があるかが重要。調教の動きは抜群で良化を
してきていると感じていますが、本当のところはレースで走らないと判りません。
願わくば父キングカメハメハの様な成長曲線を描く馬であって欲しい。