一口馬主日記

一口出資している馬達や仲間内POGの雑感等

トゥザグローリーの引退①

2014年12月13日 | 出資馬メモリー
 出資馬、トゥザグローリーの引退が12月11日に発表された。G1タイトルこそ手が
届かなかったが重賞5勝を挙げた他、ダービー出走、4歳時は古馬王道G1に皆勤
出走、有馬記念4年連続出走と本当に多くの夢を見せてくれた素晴らしい馬だった。
今は無事に現役を終えてくれてお疲れ様と有難うという気持ちしかない。自分に
とっても出資馬の中で一番思い入れがあると言っていい馬で、今後、これだけの
馬に出資する機会もないかもしれない。なので、何回かに分けてグローリーの思い
出を書いていきたいと思う。

~出資経緯~
キャロットでトゥザヴィクトリーの07。すなわちグローリーが募集されると判った時は
真っ先に体質等に問題のある馬だと疑った。今でこそキャロットクラブは馬主リー
ディングを取りそうな所まできているが、当時は牝馬はともかく牡馬は本当に出来が
良ければサンデーかセレクトだと思っていたからだ。ましてや血統的に純金子血統
であり、馬が良いなら金子氏が買って当然。キャロットにきたのは脚が曲がっている
とか明確な問題があるのではないかなと。だから募集価格は5000万とかアウトレット
前提の価格を予想していたのだが、蓋を開けてみれば1億2千万!兄弟は不運も
あったが成績を残せていなかったし、これはちょっと高過ぎるとスルー候補としていた
記憶がある。そしてそれ以上に当時はシーザリオの07を狙っていたことが大きい。
シーザリオはキャロ出身の馬であり、体質に問題があろうが、なかろうがキャロに
回ってくる馬と睨んでいた(実際そうだと思う)。牡馬の血統馬で安心して出資出来る
のは純金子血統のトゥザではなく、シーザリオという考え方は妥当だったのではない
だろうか。しかし、ここで大きな問題が出た。この年は母馬優先権が登場し、シーザ
リオに縁も縁もない自分にとって出資のハードルが大幅に上がってしまった。導入
初年度ということもあり、母馬優先でどれだけ票が埋まるかは読みにくかったものの、
かなりの高倍率を覚悟せざる得ないのは必至。ただ、価格も8000万と高額だった
ことから、当選した場合の予算確保も考えなければならず、最終的には諦める方向に
傾いた。そこに最後の決め手となったのが厩舎発表。トゥザは母を管理していた池江
厩舎。個人的に池江先生は非常に好きな調教師であり、先生のクラシックラストイヤー
世代にトゥザが当たるのがデカかった。池江先生と最後のダービーの夢を見たい!
という気持ちが最終的にトゥザの選択をさせた。


1歳9月時点のトゥザグローリー。当時は馬が良い悪い以上にデカイことが心配で仕方
なかった記憶がある。

~育成時代からデビューまで~
日に日にデカくなって行くことに不安がありましたが育成時代は大きな頓挫もなく順調な
育成過程。春を迎える頃には馬体重が550キロ程にまで増えてきていましたが、馬体の
充実も素晴らしく、怪我さえなければ良いところまでいけそうな手応えを持っていた記憶が
あります。9月半ばに厩舎に移動し、秋の京都~阪神開催を目指すという超王道路線。
調教の時計も大型馬らしく、追われる毎に詰めてきて、騎手も武豊騎手を配してと、新馬
前の期待度はMAX!しかし、なかなか上手くいかない…。デビュー直前に筋肉の疲れ?
みたいな症状が出てしまい、結局、放牧に出ることに。期待が大きかった分、落胆も半端
なく、このままデカイ⇒負荷が掛かり疲れる⇒休ませて更にデブるという負のスパイラルに
陥らないかと凄く不安に…。ただ、そんな心配をよそに回復は順調で何とか3月の新馬
デビューに漕ぎ着ける事が出来ました。この時は時期を考えてもダービーはほぼ諦めて
たんですけどね。

次回に続く…

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