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歯ぎしりと食物繊維不足に関係か 岡山大学などが研究結果を発表

2023-05-25 05:52:59 | 歯科医物語
歯ぎしりと食物繊維不足に関係か 岡山大学などが研究結果を発表
5/24(水) 19:03配信
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研究結果を発表する外山直樹助教=2023年5月24日、岡山大、上山崎雅泰撮影
 睡眠中の歯ぎしりは、食物繊維不足が原因かも――。岡山大学とノートルダム清心女子大学の研究グループは24日、野菜や根菜類、バナナなどに多く含まれる食物繊維の摂取量が、歯ぎしりの発生と関係する可能性があると発表した。歯ぎしりは歯が欠け、歯周病が進みやすくなるとされるが、新たな対処法を提案できる可能性があるという。 【図表】歯ぎしりの仕組み  調査は、岡大学術研究院医歯薬学域の外山直樹助教らのグループが2021~22年に実施した。コーヒーを飲むとカフェインの覚醒作用で睡眠に影響が出るとされるように、睡眠に影響を及ぼすものとして口にする栄養に着目した。  対象は、両大学の18~32歳の学生・大学院生計143人。専用の筋電計で、歯ぎしりが生じるかどうかを調査。歯ぎしりをするグループ58人と、しないグループ85人に分類し、過去1カ月の35種類の栄養摂取量について答えてもらった。食品サンプルを示すなどして、具体的な量を回答者がイメージできるようにもしたという。  そのうえで、食物繊維摂取量の上位25%と下位25%の学生を抽出し、歯ぎしりの有無を比較したところ、歯ぎしりをする学生の平均摂取量は1日10・4グラムだったのに対し、歯ぎしりをしない学生は同13・4グラムだった。この研究結果は、スイスの学術誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・メディシン」(オンライン版)に3月末に掲載された。  外山助教は「食物繊維を多く取ることが、睡眠の質の改善につながることを示唆するものだ。若い世代は食物繊維の摂取が不足気味で、たくさん食べてもらう一助にもなるのではないか」と話す。歯ぎしりはマウスピース装着など対症療法しかないとされるが、新たな対処法が期待できるという。

 

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