堀ちえみは“がんサバイバー”の希望の星 生存率50%ステージ4の舌がん克服で親衛隊も感涙
2/29(木) 10:43配信
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堀ちえみ(C)日刊ゲンダイ
2019年2月にステージ4の口腔がん(舌がん)であることを公表し、闘病を続けていた歌手の堀ちえみ(57)が27日、自身のブログで、「舌がんの完治」を報告した。 堀ちえみさん大学病院での盗撮被害にショック…病魔の他にも“許されざる敵”が(2022年) 堀は3つの科で診察を受けた後、主治医から〈『本日の経過観察を終えて特に問題ないので舌がんに関しては完治ということになります。おめでとうございます』〉と言われたとして、〈この5年もの長い期間、ご尽力いただきました皆々様に、心より御礼申し上げます。涙が溢れて止まりません〉とつづった。 19年2月22日に行われた大手術は、舌の6割を除去するという11時間に及ぶものだった。堀は、その後、必死のリハビリやボイストレーニングを続け、自身の誕生日でもある23年2月15日には、デビュー40周年の記念コンサートを実現していた。 今回、完治を伝えるYahoo!ニュースのコメント欄では“エキスパートコメンテーター”である緩和ケア医師の大津修一氏が「舌がんのステージ4はⅣA、ⅣB、ⅣCと3種類あり、ステージ4全体の5年全生存率は50%で、再発は治療後2年以内に起こることが多いです。他のステージ4の腫瘍よりは生存率は良いですが、患者さん自身にとっては相当ストレスなものでしょう」とコメントしている。 一方で堀は、病魔と同時に、大学病院での様子を盗撮されたり、度重なる誹謗中傷など、心ない仕打ちともこの5年間、闘い続けてきた。
総会長は「ファイトの塊です」
40周年記念コンサートに集まった親衛隊のメンバー(C)日刊ゲンダイ
現在も活動を続ける堀ちえみのデビュー当初からの親衛隊「C☆S☆C(ちえみスマイルサークル)」の総会長、千葉竜司さんは、こう話す。 「まさに強い気持ちを持った“ファイトの塊”ですよ。ちえみちゃんは4月20日にもコンサートを予定していますが、それを前にしてすごくよかった」 同じく統括部長の久芳奈津子さんは、涙ながらにこう語った。 「5年前に初めて聞いた時は、目の前が真っ暗になってしまって、最悪のことも頭をよぎってしまった。親衛隊の仲間たちも本当に落ち込んでいた。昨年の復活記念コンサートも夢のようでしたが、今回、完治ということで、5年間、絶対に諦めることなく、ちえみちゃんが頑張ってくれて本当によかった。ご主人さまの支えもあったと思いますが、ちえみちゃんは本当にすごい。すごいの一言です……」 親衛隊は、メンバーのほとんどが50代以上だが、仕事や家庭の合間を縫って現在も活動を続けている。前出の千葉さんは「40年以上、ファンを続けていますが、最近は、ちえみちゃんの頑張る姿を見て、今まで特にファンでなかったがん患者の方が新たにファンになるケースも増えているんですよ。“親衛隊の方ですよね”なんて声をかけていただいたりします。みんな、ちえみちゃんに本当に励まされているんです」と語る。 絶対に諦めないという強い気持ちでがんを克服した不死身の堀ちえみ。まさに“がんサバイバー”の希望の星である。
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