ハラキリ

小説、映画、漫画、えろげーとかの感想日記。★0個は論外。★1個はいまいち。★2個は結構好き。★3個はかなり好き。

ヴぃくとりかー

2006-07-11 23:03:14 | 小説
今日もまとめ更新。
■「クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識」西尾維新……★★☆+ かなー。相変わらず結構面白いには面白い。いやー、くせのある主人公だけど、案外好かれるんじゃないだろうか……? 特に読書量が多いタイプの人は、こういう主人公は結構快感だと思う。しかし、講談社ノベルスって、どういう分類なんだろう……。
■「半分の月がのぼる空7」橋本紡……★★☆+ まー、シリーズも7巻まで読んでれば、大抵の場合はスキですよ! 正直7巻まで読んでの感想ってのはそのシリーズスキな人の感想だからいまいちあてにならないんだよなー。とりあえず、やさしげーなタッチと言うんだろうか。それは健在。静かな描写が上手い分、動きのある描写はあんまうまい気がしないけれど……アクションはないけど渋いというほどでなし、萌えもちゃんとあるし、燃えもあるにはある。後一冊で完全完結なので、シリーズ読み通したいころあいの人にもオススメ。
■「墨攻」酒見賢一……★★☆マイナスでもないか、、、ちなみに文庫は新潮文庫。んあー歴史小説なのはいいんだけど、本編150ページに満たない短さということもあって、内容はさほど起伏なし。戦闘の段階で一進一退あるにはあるものの、どちらかというと「墨者」という集団の恐ろしさというかなー。戦闘教団の恐ろしさ……! という感じのフレーズが好きな人向けだろうか。ちなみに私は、これ漫画を先に読んでまして。漫画のほうがドラマ的な展開が多くて好きかなー。文体は案外読みやすかった! 少なくとも、読みにくいライトノベルよりは読みやすい!新潮とか講談社にもそういう作家はいるんだけどねー、やっぱし硬いというか、文学的な文章の人率はラノベ以外の文庫は高いのよ! あと革離……主人公のキャラクターが結構好きなのも大きかったか。漫画ですでに感情移入してたし……。
■「GOSICK S 春来る死神」桜庭一樹……★★☆ 相変わらずヴィクトリカ! 主人公久城一弥も結構好き……。あー、いやー、ストーリーラインも一応ミステリーしてるんだけど、個人的にはこれぞラノベ! という感じ。キャラクター第一主義! ある程度ストーリー自体は適当でも、キャラが良ければ許される。萌えって大切だなー。
ちなみにこの短編では、本編でもつかずはなれずやきもきんぐのヴィクトリカ&久城の、つこうかつくまいかやきもきんぐ初期状態を書いてます。これを読むことによって、本編ヴィクトリカに対する萌え度が20%上昇するかも。
今日はこのあたりで、さよーなら。