有村架純さんのこと

彼女のことをこのブログで書くことは
予定していなかった。
なぜ、書く気になったかというと
デビュー１０年ということで、
”考えられない、人気女優の下積み時代”
という記事がネットに載ったから。
触れられていて当然というエピソード
に触れられていなかったから。
ご存じ、朝ドラ”ひよっこ”（2017）で
ヒロイン谷田部みね子を演じたが、
もとは”あまちゃん”（2013）で
小泉今日子演じる、天野アキの母親
の若いころを好演したこと。
しかし、映画でのデビューはそれより
少し前の
2011年”阪急電車　片道15分の奇跡”
である。
これは、有川浩原作のオムニバスもので
岡田恵和が脚本を書いている。
この映画で、架純は女子学生門田悦子を
演じている。
この映画に出るきっかけが面白い。
同じ事務所の先輩戸田恵梨香に出演
オファーがあり、当時すでに人気だった
戸田を出演させる条件に有村架純も
一緒に出させるという事務所の売り込み
であった。一種のバーターで、当時から
よく使われていた売り込みの手だったよう。
でも、これで岡田恵和の目に留まって、
”ひよっこ”という書下ろしを朝ドラに
提供した。
”ひよっこ”の谷田部みね子は岡田が架純
に主演してもらうつもりで作ったらしい。
彼女のイメージが、朝ドラのストーリー
を作ったって！
良い話じゃないですか？