日産の失敗

日産自動車が無資格検査を報道されて
社長が、反省を口にし、検査体制の
再構築を明言した後も無資格検査を
続けていた問題。
昨日から報道され、出荷停止になった。
最初に報道されたあと、ネットに
上がった記事（というか意見）がある。
http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1710/10/news033.html
このネット記事は、日産の危機管理
が他社の同様事案に対する社長以下
複数人数による深々と頭を下げる
謝罪ではなく陳謝にとどまっている
ことを指摘している。完成品検査を
していなかった訳ではないと言い
たいのだろう。今回の出荷停止措置も
輸出車は対象外だ。
このような、一連の対応が問題をかえって
大きくした。
一般消費者に対する問題の矮小化が、
結局、工場従業員に対しても矮小化
してしまった結果とも言える。
フォルクスワーゲンの新任日本支社長
の挨拶で、アメリカのディーゼル車の
排ガス数値を会社ぐるみで不正していた
問題に全く触れなかった。
確かに、日本に輸入された車は対象外だ。
でも会社ぐるみで不正を行っていた事に
皆は怒っているのだ。
日産は、問題の後もテレビＣＭ放映を
続けている。
これらをどうとらえるかは、今後の
日産車の売れ行きが社会の評価指標と
なるのだろう。