田中正造に学ぶ会・東京

真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず人を殺さざるべし!

田中正造カフェのお誘い!

2013-10-10 08:56:56 | 「田中正造定例会」のお知らせ!

田中正造カフェのお誘い

 足尾銅山鉱毒事件の田中正造に学ぶ会・東京・鮎澤

 今、何故田中正造なのか?

田中正造とは一体どのような人物でありましたでしょうか?

1960年代後半に於ける高度経済成長によって私達の暮らしは

序々に変わり始めました感があります。物のない時代から、物が溢れかえる社会へ

変容を見たのですが、それと並行して自然環境を破壊し、環境汚染で私達の

地球が悲鳴を上げ、3・11東北大震災の原発汚染による悪魔の触手は、

不気味な蠢きを秘めています。

 

きれいな空気を胸いっぱいに吸いたい!星座の輝く星空を見上げていたい!

今や、当たり前の事さえもが東京では贅沢な話になってしまいました。

それどころか、文明の環境破壊は私達の心の中にまで広がり始めました。

拝金至上主義思想が「おんぶお化け」のように取り付き、

やさしさは影を潜め、いつかしら人は驕り、他者の痛みを感じることなく、

自分だけよければ良いとの思い上がりを見せるようになりました。

 明治の時代、足尾銅山鉱毒事件の巨悪に異を唱え、敢然と立ち向かった田中正造は

「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、

村を破らず、人を殺さざるべし」と喝破しております。

田中正造を学ぶといいますと、ややもすると田中正造を英雄視したりする傾向が

あるのですが、私達「田中正造に学ぶ会・東京」は歴史愛好会の団体ではありません。

田中正造から何を学ぶか、それは個々の自由な捉え方で宜しいかと思っています。

ただ、大事なことは将来に向けての一歩となるように心掛けたいと思うところです。

いつでも!どなたでも!田中正造カフェにおいで下さい!

★時   毎月第三土曜日・1時30分から4時30分

★場所  地下鉄三田線、本蓮沼下車。大原社会教育会館

★会費  月500円、年会費5000円

★連絡先 東京都板橋区蓮沼町71-2・ ℡3966-1715  鮎澤正幸

  

 

 

 

 

 


これは見事なるスピーチであった!

2013-10-05 06:37:45 | 学習
朝日新聞の下段、天声人語に「人前で話すということ
が記されていた。

【スピーチをするときは原稿をつくり、極力覚えてから会に臨む。
作家の故丸谷才一さんの流儀だった。
失言を防ぐためでもあるが、なにより集った人々とともに
「一夕(いっせき)の歓(かん)を盡(つく)す」ことを
大切にしたのだ
 
▼スピーチを文学にしたと評された。
その作品を収録した『合本(がっぽん)
 挨拶(あいさつ)はたいへんだ』に、
「十四番目に」という小品がある。
ある文学賞を受けて謝辞を述べるのだが、
丸谷さんの前に13人も話す。
聴衆はへとへとだろうからと、うんと短くした。
文庫版で6行。
これも原稿をつくった
 
▼人前で話すということに関心が集まっている。
五輪招致の時のプレゼンは今も話題だ。
自己表現の力が試される時代である。
季刊誌「考える人」の最新号は
「人を動かすスピーチ」の特集。
ネット全盛の時代だからこそ血の通った言葉が求められている。
そんな着眼という
 
▼チャーチル、ケネディの歴史的演説から
スーパーの社長の朝礼まで題材は幅広い。
日本の「生ぬるいスピーチ文化」を特集は憂う。
往々、長くて退屈なあいさつがまかり通る。
「とりわけ政治の言葉をもっと磨いてほしい」と
河野通和(みちかず)編集長
 
▼確かに名演説というものを久しく聴かない。
公式の場では官僚の作文を棒読みする。
内輪の会合では気が緩み放言する。
外交史家の細谷雄一さんが特集の中で鋭く指摘している。
失言の多い政治家とは知性の足りない人なのだ、と
 
▼丸谷さんは常に精魂込めてスピーチをした。
作家の知性には及びもつかないが、その姿勢は学びたい】。

愚息が中学一年生のときであった。
来期のPTA会長職をやってくれないかと打診があった。
無論、その任ではないと即座にお断りをしたのだが、
ここから連日連夜PTA役員をしているお母さん方の訪問を受けた。
一人商いので、とても時間がとれず無理であると、
毎度お帰りを願っていたのだが、いよいよ会長職が
決まらないまま時間だけが過ぎ、PTAの役員さんたちは
土俵俵の上に足が乗る始末となった。
あまりにも気の毒であると憐憫の情が湧き、
いたしかたなく2年の間、引き受けざるを得なくなった。
 
私は何が苦手と言って、人様の前で話をするのは
不得意であり、言葉が出てこない。
しかもカツゼツが悪く早口である。
 
ところが、学校行事たるもの「挨拶」は何処にもついて回る。
入学式、卒業式、運動会、歓送迎会、会長会、定例会、
総会、OB会と、ざっと並べても何か事があると
必ず挨拶の指名がある。
挨拶がことのほか苦手の私は、江戸前寿司は仕込が
大事であるように内容を吟味した原稿を書き、
ストップ・ウオッチを片手に3分以内に仕上げる。
何度も練習をし、原稿なくしても頭に叩きいれ、
自分はアクターであると言い聞かせながら。
 
したがい、人様の挨拶が妙に気になる。
何を話すか、時間は短いかである。
先日、保育園に通う孫の運動会を見たが、園長、保護者代表、
来賓と、幼い子ども達を長いこと立たせ連綿と続く。
埒もない話をだ。
 
これは来賓の区議会議員さんであった。
冒頭、子ども達に「おはようございます」とやった。
「元気がないね、じゃあ、もう一度元気をだして!」
『おはようございます!」すると子ども達は声を張り上げて
「おはようございます!」と返した。
 
そうそう、その元気で頑張ってください!」 と閉めた。
簡潔にして要を得ている見事であった。