散歩することは季節の色の中を通りぬけてゆくこと
一雨来る前に近くの公園を散策いたしました。
先日、鴨が4匹の子ども連れていたのですが、
今朝は3匹がいなくなりカラスに咥えられたものか
それとも虎視眈々と隙を狙っていた猫に食べられたものか
自然界の摂理とはいえ、なんとも寂しい感があります。
さて、戦争の悲惨さを語り継ぐというのは容易なことではないなあと
思ったのは、先に、神に召された久世光彦さんの話によると、
あるドラマに出演する女子中学生二人が撮影の合間に
小林薫、田中裕子、加藤治子さん等の会話を聞いていたそうです。
話題が偶々終戦のころの話になりました。
傍らで話を聞いていた一人の中学生が
「エーッ、日本がアメリカと戦争したんですか?」
とびっくりしたので、みんながそれにびっくりしたというのです。
つづいて、もう一人の中学生が「それで、どっちが勝ったんですか?」
と真顔で聞いたそうです。
加藤治子さんは思わず椅子から滑り落ちそうになったといいます。
文芸春秋の編集者をしていてベストセラーになった「昭和史」を書いた
半藤一利さんは、女子大で教鞭をとっていた際に授業の後に50人の
女子学生にアンケートをとったそうです。
そのなかの一つに、太平洋戦争に関するアンケートで「アメリカ、ドイツ、
カナダ、オーストラリアのうち、日本と戦っていない国はどこですか?」と
いう質問を設けました。
答えはドイツなのですが、
なんと、女子学生50人中、13人が「アメリカ」と答えたのです。
半藤さんは、当初学生達がふざけているのかなと思ったと言うのですが、
本当に知らないので驚いたともいいます。
自分の国の歴史を知らない若い人たちが親になっていくのを見て、
これは由々しき事態だと思い「昭和史」を
書いてみようとしたのだそうです。
歴史を学ぶというのは、未来に対する責任を過去に問う、
いわば生き方の問題でもあると思われます。
かそかな気配に耳を澄ませ、心の土を耕す作業が肝要ではと
我が身に言い聞かせているところです!
☆定例会会場・板橋区大原社会教育会館
☆毎月第三土曜日・ PM5時30分~9・00
☆代表 鮎澤正幸 Tel03-3966-1715
一雨来る前に近くの公園を散策いたしました。
先日、鴨が4匹の子ども連れていたのですが、
今朝は3匹がいなくなりカラスに咥えられたものか
それとも虎視眈々と隙を狙っていた猫に食べられたものか
自然界の摂理とはいえ、なんとも寂しい感があります。
さて、戦争の悲惨さを語り継ぐというのは容易なことではないなあと
思ったのは、先に、神に召された久世光彦さんの話によると、
あるドラマに出演する女子中学生二人が撮影の合間に
小林薫、田中裕子、加藤治子さん等の会話を聞いていたそうです。
話題が偶々終戦のころの話になりました。
傍らで話を聞いていた一人の中学生が
「エーッ、日本がアメリカと戦争したんですか?」
とびっくりしたので、みんながそれにびっくりしたというのです。
つづいて、もう一人の中学生が「それで、どっちが勝ったんですか?」
と真顔で聞いたそうです。
加藤治子さんは思わず椅子から滑り落ちそうになったといいます。
文芸春秋の編集者をしていてベストセラーになった「昭和史」を書いた
半藤一利さんは、女子大で教鞭をとっていた際に授業の後に50人の
女子学生にアンケートをとったそうです。
そのなかの一つに、太平洋戦争に関するアンケートで「アメリカ、ドイツ、
カナダ、オーストラリアのうち、日本と戦っていない国はどこですか?」と
いう質問を設けました。
答えはドイツなのですが、
なんと、女子学生50人中、13人が「アメリカ」と答えたのです。
半藤さんは、当初学生達がふざけているのかなと思ったと言うのですが、
本当に知らないので驚いたともいいます。
自分の国の歴史を知らない若い人たちが親になっていくのを見て、
これは由々しき事態だと思い「昭和史」を
書いてみようとしたのだそうです。
歴史を学ぶというのは、未来に対する責任を過去に問う、
いわば生き方の問題でもあると思われます。
かそかな気配に耳を澄ませ、心の土を耕す作業が肝要ではと
我が身に言い聞かせているところです!
☆定例会会場・板橋区大原社会教育会館
☆毎月第三土曜日・ PM5時30分~9・00
☆代表 鮎澤正幸 Tel03-3966-1715