久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

職員一丸となって日々公務に励んでいます。

日々の公務や生活を通じ、感じたり考えたりしたことを発信していきます。

モスクワに行ってきました!

2013年08月21日 | 日記
世界陸上に出場した男子マラソン川内優輝選手応援の為、初めてロシア・モスクワを訪問いたしました。

2泊4日の弾丸ツアーであった為、訪問都市としては首都モスクワにとどまりましたがそれでも自分の目で直接モスクワ市を見聞できたことは、市長職にある私としては大変参考となりました。

ロシアは、面積では日本の45倍の世界一の広大な国土を有し、人口は1億4200万人であります。8月の平均気温は20~23度程度であり朝・夕は薄手の上着等が適当な北海道に似たさわやかな気候でありました。

しかし高速道路網は整備されておらずモスクワ市街地に於いて、道路渋滞は日常的であり、にも拘らず信号機等の交通安全機器は充分に設置されてはいませんでした。又、街中にはトイレも少ないと感じました。概して社会基盤整備が進んでいないとの印象を受けました。

ソ連崩壊後世界的規模の自由化の波はロシアにも影響を及ぼしており、治安については大都市の大きな課題となっているとのお話でありました。現地添乗員の100を超える民族の集合体が良しにつけ悪きにつけロシアであるとの説明に妙に納得いたしました。

さて、久喜の星から日本の星へ、そして今回の男子マラソンに於いていよいよ『日本の星から世界の星へと翔け、川内優輝選手!!』との大きな期待を担い川内選手はモスクワでの世界陸上男子マラソンで42.195kmを走り抜きました。


最初の折り返し地点での川内選手


結果はすでに報道された通り、18位であり残念ながら目標の入賞には届きませんでしたが、あの暑さの中での2時間15分35秒は素晴らしい記録であり日本代表として胸を張って良いと思います。

川内優輝選手の魅力は、何と言っても公務員ランナーとして仕事をこなしながら日本のトップクラスの男子マラソン選手として活躍していることだと思います。加えてその真面目さ、ひたむきさ、謙虚さ、誠実さは、川内選手と会う全ての人を魅了いたします。

川内選手には、市内の小学生の陸上大会にゲストとして参加頂いたことがあります。世界陸上の出場が決まり忙しい日程の中、差し繰って参加していただきました。
その際、子ども達に対し、走ることについて、『私は、苦しみつらさはあるが、あきらめずに努力を積み重ねて走ることの喜びを感じることが出来るようになりました。そして世界陸上に参加できるようになりました。皆さんも是非頑張ってください。』と語りかけてくれました。この川内選手の言葉に、子ども達は目を輝かせて聞き入っていました。

未来を担う子ども達に夢や希望を与える川内選手がこれからもリオデジャネイロオリンピック出場を目指して頑張ってくれることを心から期待しています。

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