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TAMAスケッチ同好会

中村英一先生の指導の下、多摩東京近郊の野外スケッチを楽しんでいます。
活動は第2・4土曜日の例会、毎年の作品展等です。

2017年1月14日例会報告、新年会

2017年01月15日 | 一般公開情報
大寒波到来のなか、28人の参加を得て2017年初の例会が、関戸公民館で行われました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
当日は昼まで①静物画に取り組むグループと②先生の絵画講座グループにわかれて活動しました。

静物画グループはAグループが持ち寄った以下の画題から制作。
    

皆さんの作品はこちらからどうぞ:
先生からのコメントは以下の通り。
1.毛糸玉を描くときは、丸いふくらみを表す陰のつけ方と、毛糸がどのように見えているかにも注意する。
  毛糸の1本1本にもそれぞれ陰があるので、それを描写する。
2.生け花は、主題になる花とその周りの花にメリハリをつけて描く。
  手前の花は濃い目に、後ろの方にある花や添え物にしたい花は薄く色づけしたり、ぼかすのもよい。
  絵に立体感が出る。
3.バックの色を花より少し濃い色にすると、花を浮きあがらせることができる。
  花の色によって、バックの色合いを工夫したい。
   (参照作品例:白い花の背景に紫系の色を配したことでいい雰囲気が生まれた)
4.静物に敷物を入れる場合は、敷物の手前端が画面の中に納まるようにする。
  敷物が画面の下端まで続いていると納まりの悪い構図になる。
5.複数の画題を置く場合は、物と物の間隔に気を付ける。
  物の間隔が画面端のすき間より広いと不安定な構図になる。

講座受講グループは、主として遠近法の基礎解説。先生の作品の中から「商店街」を描いた作品から一点消失、「五重の塔」を描いた作品から二点消失の描き方を細かく解説いただきました。
更には、具体的に建物の寸法の測り方、消失点に向かう線の出し方を、実際にスケッチブックに描きながらご説明いただきました。
旅先でサラサラとスケッチ出来るようになることは、ブログ担当者の願いでもありますが、短時間でそう簡単には描けないというのが担当者の実力です。そこで写真から絵を起こすということになりますが、その際に注意すべきことを教えていただきました。先生のアドヴァイスは、描きたい場所が決まれば、後日写真から描こうとしてもよくわからないところが必ず出てくるので、まずたくさん写真を撮ること。遠景から近景まで、角度を変え、暗いところは近づいて拡大写真を撮る等。これらを総合して描くということでした。

例会終了後全員で新年会会場へ移動。「今年も楽しく、かつ努力して更に良い絵を描きましょう」と互いに密かに年頭の決意をいだきながら楽しく飲み・食い・談笑しました。その後どうなったかは、定かではありません。
           

談笑中の写真は別途MAILでご案内いたします。