TAMAスケッチ同好会

中村英一先生の指導の下、多摩東京近郊の野外スケッチを楽しんでいます。
活動は第2・4土曜日の例会、毎年の作品展等です。

9月24日例会報告

2016年09月24日 | 一般公開情報
9月24日例会報告
天気は一向に回復しません。今日は新宿御苑でのスケッチ予定が、急きょ室内での静物画作成に変更。
画題を用意する時間もなかったか、身近な(?)血圧計、缶ビール、ワインの空ボトル等等が用意されました。
       

先生からのコメントは以下の通り。
・静物画は、書き始める前に、対象物を構図のどこに置くか、大体の形をエンピツの薄い線でラフに描くなどして位置決めする。
 その場合、花瓶やワインの瓶など絵の中心になる物は真ん中に置かない。
 左右のどちらかに少しずらし、その他の画題も、画面全体のバランスを考えて配置する。
・他の人と一緒にスケッチする時は、自分の好きな置き方にできないこともあるので、
 絵の中で、実際の位置ではなく構図上バランスの良いところに移して描くことも必要。
 構図上のバランスを良くするために、モチーフの数を増やしたり減らしたりする工夫も必要。例えばブドウの粒の数を増やすなど。
・ガラスのビンは、ガラス越しに見えて居る底の描き方が大事なポイント。光の影がどのようについているか、よく観察して描く。
・果物や野菜は、表面の艶(つや)で立体感を出す。光っている部分を色を塗らずに白く残す。
 鈍い反射の場合はそこにごく薄い色を乗せる。

先生の参考作品は以下の通り。 

皆さんの作品(先生の作品も含む)はこちらから。

9/24の例会は関戸公民館に変更します

2016年09月23日 | 会員連絡情報
企画担当チーフより下記連絡がありました。

明日9/24の例会は、天候不順のため、室内開催に変更します。
会場は関戸公民館第1学習室、9:30開会、画題当番はAグループです。
木曜正午の新宿区のピンポイント天気予報では降水確率10%であったため、
予定通り新宿御苑での開催と判断していましたが、
今朝の同予報では、午前(6-12時)、午後(12-18時)ともに降水確率30%に悪化しており、
気象協会の解説によれば、これは日中(6-18時)の降水確率50%に相当するとのことで、
室内開催への変更が適当と再判断いたしました。

9月10日、日本民家園スケッチ

2016年09月11日 | 一般公開情報

台風の影響ですっきりしない天気が続いたこの夏ですが、久しぶりに好天に恵まれた川崎市立日本民家園での屋外スケッチとなりました。
日本民家園はベテラン会員にはお馴染みのスケッチ場所だったからか、暑くなりそうだったからか、参加者は先生を含め19人でした。
今回から府中市在住のḠさんが新会員として参加されることになり、会員数は丁度30人になりました。
今日は9時半集合で事務連絡後、各自場所選びをした後11時半再集合と忙しいスケジュールのなか皆さん制作に取り組まれました。先生の作品と民家園のパンフレットは以下のとおり。

      


みなさんの作品は以下のとおりです。



民家園ということで、ほとんどの人が茅葺き大屋根の古民家を描きました。講評の中で、「古民家を描く時のポイント」として先生から頂いた主なポイントは以下のとおりです。

●茅葺き屋根は、茶色系の色を使いたくなるが、紫と黒を混ぜ薄く溶いて塗るとよい(濃く塗り過ぎないこと)。
●合掌造りの屋根はかなり厚みがあるので、よく見てその厚み描写すること。
●軒の下には陰を強めに入れる。
●茅葺きの屋根は棟の角が丸まっているので、陰の境目はぼやけた感じに描く。
●屋根と壁の陰がどちら側かをよく見て、陰影を同じ側にしっかりつけると、建物に立体感が出る。

先生から講評を頂いた後、展示会委員から11月予定の展示会につき、詳細な開催要領の説明がありました。15周年記念・特別展であり、初めての展示会場、展示方法等等、今までと勝手の違うところがあります。今回欠席なさった方は、ご注意ください。