TAMAスケッチ同好会

中村英一先生の指導の下、多摩東京近郊の野外スケッチを楽しんでいます。
活動は第2・4土曜日の例会、毎年の作品展等です。

TAMAスケッチ同好会第17回定期総会

2017年03月25日 | 一般公開情報
3月25日(土)9時15分から、関戸公民館にて第17回定期総会が行われ、全議案が承認されました。
  

①平成28年度の活動報告、収支報告並びに収支監査報告
②平成29年度の活動計画並びに活動予算案についても若干の検討課題(活動日程の修正、スケッチ旅行日程等)を残しましたが、基本的には承認を得ました。
③平成29年度新役員、イベント担当委員の選任
④その他

総会終了後短時間になりましたが、室内で静物のスケッチ。Sさんが自家栽培された立派な野菜を数多くご用意くださったので、多くの方が野菜スケッチに取り組まれました。今回は総会のため先生の参加はなく、また時間の都合で皆さんの作品お披露目はありません。


スケッチ終了後画題の野菜は、Sさんのご厚意により出席者が頂戴することになり、ブログ担当者のテーブルでは私を含め飲んべい3人が、肉厚の椎茸をいただきました。お酒のおつまみとして頂いた椎茸の味は、格別のものでありました。(すでに過去形)

2017年3月11日例会報告

2017年03月12日 | 一般公開情報
前日入試合格発表があった東大の駒塲キャンパスでスケッチ。(合格発表掲示は、本郷キャンパス)
春休みで学生が少ないと思っていたのだが、早くも手続きに来たのか、駒塲の下見にきたのか、結構高校生らしき若者や親御さんとおぼしき方が見受けられました。正門のところで記念撮影している方も多かった。合格者、その親御さんには、待ちに待った春が、ようやく訪れたということでしょう。またサークル勧誘在学生もちらほらしていたし、スケッチ後昼食をとりに入った学食は結構にぎわっていました。
さてスケッチの方は、先生を含め19人の参加。天気は良かったが、風があり寒かった。特に日陰は絵筆が震えるほどで、スケッチする人には、春はもう少し先になるようです。キャンパス内は工事をしているところもあり、意外に描けるポイントが少なく、学外の風景にチャレンジした会員もいました。

   先生の絵も、井の頭沿線風景でした。

例会後講評は、スケッチ場所が駒場東大キャンパスということで、校舎を入れた絵を描く際の留意点、注意点についてのアドバイスが中心になりました。概要は、以下の通りです。
・建物を描くときは、左右の幅と高さの比率をきちんと計ることが大切。
 時計塔のある1号館のように何層かに積み上がった構造の建築物の場合は、
 それぞれの層がどういう比率になっているのか、しっかり計りたい。
・スケッチブックを平らにして描いていると、幅と高さの関係を間違えやすい。
 エンピツ下書きの途中、時々スケッチブックを目の前に立てて、縦横のバランスを確かめると良い。
 特に時計塔などは、幅より高さが長くなりがちなので、気をつけたい。
・建物は、斜め横から見ると、屋根・屋上は奥の方が低くなっていく。
 逆に目の高さのラインは、どこまで行っても真横の線上にある。消失点の原理を意識して線を引くこと。
・建物の陰は時間とともに刻々変化していく。
 陰をつけるのは後になるので、描いている途中の陰の状態を記憶しておいて描きこむ。
・建物と樹木は、どちらにも明るいところと陰になっている暗いところがある。
 陰をしっかり濃く塗っていき、明暗で立体感を出したい。
・道路、広い地面などは奥(遠景)より手前の方を少し濃い目にすると奥行感を出せる。

・池の水面を描くとき、池の奥にある木や橋の映り込みを描くと同時に、
 空の青が映り込んでいることが多いので、それを描き入れる。<以上>

皆さんの絵はこちらからご覧ください。