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TAMAスケッチ同好会

中村英一先生の指導の下、多摩東京近郊の野外スケッチを楽しんでいます。
活動は第2・4土曜日の例会、毎年の作品展等です。

11月12日例会報告

2016年11月14日 | 一般公開情報
11月12日例会は、15周年記念・特別展にむけて作品搬入要領の説明等最終案内があり、その後室内での静物画作成となりました。
参加者は、先生を含め23人でした。
画材は、ぬいぐるみ、花、野菜・果物が用意されていましたが、快晴・ぽかぽか陽気でつい外へ出てしまわれた方もいらっしゃいました。いつもより短い時間しか取れませんでしたが、あと30分ほどあれば皆さんそこそこ仕上げられたのではないでしょうか。先生は講評の中で、「光と陰」を中心に静物画を描くときに注意することを、ご指導してくださいました。

①題材の「光と陰」を観察して、きちんと表現する。
・果物、野菜などを盛りつけたザルを描くときは、ザルのふちの一部が光っているところをよく見て描写すること。
 そうすることで質感や立体感を表現できる。
・果物などが重なっているところは、その間や下側が暗く陰になっている。そこに正しく陰を描き込むと
 品物が浮かび上がってくる。
・テーブルの上に置いた花や木は、テーブルにその葉や枝の陰が映っているはず。細い枝の陰をきちんと描くことで、
 静物の存在感がぐっと高まる。
・ナンテンなどの赤い実は、小さくても粒に必ず光っているところがある。その点の部分を残して他を赤く塗り、
 丸い粒をひとつずつ表現していく。
②生け花のガラス花瓶を描く。
・花を挿したガラスの花瓶は、透けて見えている瓶の中もしっかり観察して描く。
 花の茎や、瓶の向こう側がゆがんで見えているところなどを描写するのも面白い。
③静物画のバック(背景)をどう描くか。
・花などのモチーフを描いた後で背景をつけるときは、モチーフの彩色に使った色を全て混ぜ合わせて背景の色に塗るのも
 一つの方法。その場合、バックを濃い目にして手前のモチーフを引き立てるようにする。
先生の絵は「野菜と果物」です。

皆さんの絵は、下の画面からご覧ください。