時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

フルーツサンド

2019年11月22日 | 大人のおやつ

多摩爺の「大人のおやつ(その7)」
フルーツサンド JULES VERNE COFFEE(東京都杉並区)

事前に約束してたわけじゃないが、今日はお休みを取るって前から伝えてたのに・・・
女房は、近所のおばさんたちと約束してて、近くにできたスーパー銭湯に朝から出かけて行った。

特にたいしたことじゃないんだけど、今日は「良い夫婦の日(11月22日)」だから、
一緒にヒルメシでもって思ってて、朝メシ食ってたとき、
何処かにランチでもって、誘おうとした矢先、
「今日は◯◯さんたちとスーパー銭湯に行くから」と一言

一瞬「えっ?」と思ったが、ご近所づきあいもあるから「断れ!」なんて言うこともできず、
「あっ、そう。」てなぐあいに・・・ なってしまった。

さらに「お昼を外で食べるのならコーヒー買って来て。」との注文がついたもんだから、
ならば家でゆっくりしようと思ってたら、急展開で外出しなければならなくなってしまった。

やれやれだが、いつもお世話になってる女房の頼みだから・・・ これは断れない。
既に雨が降り出してるというのに、とんだ「良い夫婦の日」になってしまった。

ということもあって、
出かけたのは高円寺の「JULES VERNE COFFEE(ジュールヴェルヌ)」
以前に友人から「美味しいコーヒー売ってる店があるよ。」と聞いてたのを思い出したもんだから、
雨の中やってきたのだが、なんとなんと、この店はインスタ映えするフルーツサンドの有名店だった。

先にコーヒー買って、後からゆっくりメシでも食って帰ろうと思い、11時ごろお店に寄ったら、
既に女性が5人、店先の椅子に座って待っているではないか。

「なんかイメージが違うというか、思ってたお店と違うかも?」
「コーヒー豆を買うのに、開店前から人が並ぶなんて・・・ あり得ない。」
「しかも、女性ばかり・・・ ?」

つい、流れのまま隣の椅子に座って、お店が開くのを待ってたら、
その後も女性が4~5人やって来るではないか。

意を決して、隣に座ってたオネエチャンに聞いてみたら・・・
「ここはコーヒーも有名なんですが、もっと有名なのがフルーツサンドなんです。」と明快な説明

開店前から、女性10人が並ぶ列のなかに、爺さんがポツンと1人
ふと思ったんだけど、この光景もけっこうインスタ映えするんじゃなかろうか。
それにしても、行きがかり上ながら帰るに帰れず、恥ずかしいのなんのって、いやはやまいった。

勢いで入店し、流れに任せてというか、前に並んでたオネエチャンと同じフルーツサンドを注文
苺(とちおとめ)と葡萄(シャインマスカット)のフルーツサンド(700円)と、
飲み物は、本日のドリップコーヒー(600円)を頼むと・・・ 先払いがこの店の方式

忘れないように、女房に頼まれたコーヒー豆も1袋(1400円)購入する。
ちょっと高いかな?と思ったものの・・・ 開店に並んじゃったから、状況的にも後には引けない。
恥ずかしながら、いつもはそんなに高いコーヒーを飲んでないことがバレてしまった。

ただ、悪いことばかりではない。
食事と合わせてコーヒー豆を買ったので、飲み物(本日のドリップコーヒー)が無料になった。
600円だから、なかなか嬉しいサービスである。

さて、注目のフルーツサンドはというと・・・
「確かに美味い。」でも、良い材料使って、それなりの値段だから、
コスパ的に捉えると「まっ、普通だと思う。」

とは言うものの、お皿に綺麗に盛られて出てきたフルーツサンドは、
食材(フルーツ)の色合いと見せ方、
さらにはカットした切り口がとっても美しく・・・ 素晴らしい。

400円前後で売ってる、コンビニのフルーツサンドでは、
パッと見で食欲をそそるような、こんなにフワフワのふっくら感と、フレッシュ感は出せないだろう。
そう捉えれば・・・ 700円も納得だし、女子は堪んない。
うちの婆さん(女房)でも、間違いなく喜ぶんじゃなかろうか。(インスタ映えも納得である。)

そして、言わずもがなだが・・・ コーヒーも美味しい。(上手く言えないが、ホントに美味い。)
また、コーヒーカップが深くて、たっぷり注がれているのが嬉し過ぎる。
外でコーヒーを飲むときに、たまに感じることだが、もう一口だけもう少しだけ飲みたいなといった、
ほんの束の間だけど、あとを引きづる残念な感覚がたまにある。

多ければ残せば良いだけだが、もうちょっと欲しいな思った時、足りないのは残念で心残りがある。
ゴクッと、最後の一口を飲み干したあと、
単純に「あぁ・・・美味しかった。」で終わる感覚が素晴らしい。

コーヒーそのものの美味しさもあるが、こういったサービスが堪んなく嬉しい。
たいしたことじゃないが・・・ 「おもてなし」って、こんなもんだと思う。

ただ、思うに・・・ どこにでもあるような、住宅街の喫茶店なのに、周りに居るのは女子ばかり、
よって、爺さんが1人で行くには抵抗感があって、加えて勇気も必要だろう。
勢いで入ったけど、ホントに恥ずかしかったと付け加えておきたい。

ごちそうさまでした。

本日のフルーツサンド 700円
 「苺(とちおとめ)」、「苺(とちおとめ)と葡萄(シャインマスカット)」、
 「季節のフルーツ」の3種類から
 1種類(2ピース)だけ選べて、店内限定で食べることが出来るのがこの店のルールで、
 残念だが持ち帰りは不可なのだ。

本日のドリップコーヒー 600円
 ドリンクメニューはいろいろあるみたいだが、本日のドリップコーヒーは「コスタリカ」だった。
 私の好みのコーヒーはコロンビアだが、コスタリカは近隣国だから、
 まっ、好みの範囲内といって良いだろう。

JULES VERNE COFFEE 東京都杉並区高円寺北4-2-24 高円寺A棟106号室
 JR中央線の高円寺駅と阿佐ヶ谷駅の真ん中辺り(線路沿いの北側)にあった
 旧JR社宅をリノベーションした「高円寺アパートメントA棟」の1階がお店になっている。
 食べ終わって外に出たら、男性が2人待ってたけど・・・ 圧倒的に若い女性客が中心の店である。
 なお、店名はフランスのSF小説家の名前からきているらしい。

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