時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

ステージは自粛から自制へ

2020年05月19日 | 時のつれづれ・皐月 

多摩爺の「時のつれづれ(皐月の10)」
ステージは自粛から自制へ

5月14日、ステイホームのゴールデンウィークが明けて1週間
8都道府県を除く39県で緊急事態宣言が解除されると、一気に気分が緩んでしまったのか、
緊急事態宣言が発令中の8都道府県でもつられて、
人の動きを観測している多くのポイントで人が増えている。

ゴールデンウィークに、皆が外出を自粛していた成果が数値
(新規の新型コロナウイルス感染者数)に表れており、
ここ1週間の感染者数は、驚くほどに減少し、明るい兆しも見えてきているが、
東京都、神奈川県、北海道は政府が示した基準に届かず、あとひと踏ん張りが求められている。

既に2カ月近くになる外出自粛だから、ストレスも溜まるだろうし、
気分転換したい気持ちも分かるし、
仕事をしなきゃ死活問題になる飲食店などが、すこしでも営業したい気持ちも分かる。

正直言って・・・ 7日に示された「新たな生活様式」さえ守られれば、
解除して良いような気がしないでもない。

本日(19日)の午後、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の4知事が、
テレビ会議で意見交換を行い、1都3県で確認された共同メッセージが出された。

特に新たな決め事が含まれてるわけではないものの、油断禁物という意識合せのもとに、
外出自粛や、休業要請の解除については、各都県の感染状況にかかわらず、
一体となって実施することが、主たる確認事項として決定されている。

21日に開催される専門家会議では、基準値を大きく改善した京阪神の3府県は、
おそらく解除される見込みだろうが、
どうやら・・・ 首都圏の4都県と北海道は見送られる可能性が高くなってきた。

ターニングポイントと目されたゴールデンウィークを終えて、世の中が少しずつ動き出している。
お上の要請により、外出を自粛していたファーストステージから、
いま、ひとり一人が自ら考えて、外出を自制するセカンドステージへ移ろうとしている。

自粛とは、自らから進んで、行いや態度を改め、慎むことだが、
これが自制になると、自らの欲望や感情を、自らの意思をもって抑えることになり、
結果としての行動は同じであっても、そこには欲望を堪えることが出来るか否かという、
心の葛藤が加わる。

ゴールデンウィークが明け、様々なお店が営業を始めたからといって、
不要不急かどうかという視点で、ちょっと立ち止まって考えれば、
どうしても、そこに出かけなくちゃならないという理由は・・・ おそらく見つからないだろう。

よって、セカンドステージでは、自らの欲望や感情を抑え、堪えることが出来るか否か?
いま改めて、そこんとこが問われているんだろうと思う。

もう少し、もうひと踏ん張り、頑張ろうじゃないか!
ここで緩んで、事態が悪化することだけは、なんとしてでも避けねばならない。
緩んで笑えるのは・・・ パンツのゴムぐらいにしておこう。


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