【肴家まこと】 お寿司屋さんのチョコレート？

一見するとチョコレートに見えるこのキューブたち。

これは一体なんでしょう。

答えは、もう少し先に取っておきまして・・・・・。

　

富士見台の駅を降りて駅沿いの道を、西に歩き５～６分。

全国の魚や肴に詳しい親方がいると聞き、予てから行ってみたかった【肴家　まこと】さんへ。



のれんの横には、いかにも『酒の肴』なお品書きが並んでいます。




おっと、ワタクシたちが口開けのお客だったのでしょうか、では遠慮なくカウンターへ。



とりあえずのビールを戴きつつ、店内を観察～～。　なんか色々と飾ってありますわ～。

　サインは毒蝮さんかな？

　松坂大輔の直筆サインボール発見！

　昔の西武線は、そうそうこの色でした。

　　ちょこんと、ミニチュアシリーズ。

聞けば、これらの物は常連さんたちからの『寄贈品』とのこと。




寿司道４０年という親方から、そんな話しを伺いつつ、

愛息くんには握りを、旦那さん＆ワタクシはおつまみになりそうな物を。


そこで登場したのが、前出の、このキューブです。



　


はい、コレ、正解は〔かにみそ〕です。

旨いものへの探求心を欠かさない親方が、石川県からわざわざ取り寄せているという、

100％ピュアなかにみそ。　しかも、冷凍状態。

「え～？！冷凍？！」と、思うでしょ。　ところが、これが食べ方としては面白いのです。

例えるなら、濃厚アイスクリーム。

お口に中で、まろやかに溶ろけていく「ピュアかにみそ」の風味ったら。もう夢中です。

これは今までで一番の「THE BEST OFかにみそ」に決定ですわ。



当然、小鉢の中で自然に解凍されていきますが、

それでも、まだお箸でつまめる程、しっかりとした濃度です。

　もう、コレと熱燗だけで過ごせそうな勢いよ。


・・・・・とは云え、その他色々と頼みます。

　白子のてんぷら。


　貝類を数種。つぶ貝の肝付き。

　目光から揚げ。当然ホネまで食せます。


多分、親方は

話しの流れや呑みっぷりから、ワタクシたちを「酒飲み」だと視切ったのでしょう。

自慢の美味しい〔肴〕を選び取って、ほんの少しずつ寿司ゲタの上に載せていってくれます。



カジキマグロの大トロ部分。　　粒々の大きいたらこ。　　薄塩で旨い筋子。

こういうのって、お酒と供に戴くときには一番嬉しいですわ。


　



なんだかんだと戴いているうちに、

常連さんらしき方が次々に入ってきて、カウンターも満席となりました。

そこに、また一人お見えになったので、

丁度良く出来上がったワタクシたちは、席を譲る形で、今宵はここまでにいたしましょう。


「おミヤ」で一人前を最後に握ってもらって、
おかみさんに笑顔で見送られつつ～。　　　　　ごちそうさまでした。






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