先週の18日、横山典騎手、横山賀元騎手の父でもある横山富雄元騎手が死去された。
孫(横山典騎手のご子息)の晴れ姿を見ることなく、69歳という若さである。
中山大障害も制覇する騎手(通算559勝)でいぶし銀的なイメージがあるが
小生からすれば野平祐二、加賀武見と肩を並べる大スターであった。
数多くのGレースを制覇したが、横山富雄と言えば、何と言ってもメジロムサシとのコンビだろう。
白、緑一本輪、袖緑縦縞の勝負服がよく似合い、泥んこでの天皇賞や宝塚記念での僚馬・メジロアサマとのデットヒートは当時の小生を魅了した。
当時、ファンから惜しまれて引退されたが、十分殿堂入りの騎手である。
戦後の競馬を支えた騎手がまたひとりこの世を去った。
ご冥福をお祈りいたします。