ここ最近、若手騎手や外国人騎手のがさつな騎乗がやけに目立つ。
先週の競馬も荒れに荒れまくった。
落馬事故のような不意の事故は除き、失格や審議が目立ちいささかうんざりしてしまう。
3場開催19日・20日で、のべ19人が戒告から失格までの制裁を受けるという多さ。
若手騎手では三浦(4点)吉田隼(3点)小島太(1点)浜中(1点)南井(2点)藤岡佑(1点)松岡(18点)丸田(2点)池添(2点)丸山(1点)石橋修(14点)丹内(1点)。
制裁点が30点を超えると再教育を受けることになるが、再教育を受けた騎手は
丸田、三浦、吉田豊、浜中、藤岡佑、松岡、柴田善、江田照、津村、伊藤工、和田、松山、小牧、安藤、池添、ルメール、国分優、スミヨン。
特に酷いのは制裁点が60点を超えて2回の再教育を受けた、丸田、三浦、松岡の3名。
また来日した外国人騎手もしかりだ。
先週はスミヨン騎手が失格し、先々週はルメール騎手はなんと土日で2回の降着。
土日で2回も降着する騎手は今まで聞いたことがない。
腕があってもこういう騎乗されると「日本の競馬をなめている」と思われても仕方が無い。
ちなみに大野騎手の制裁点を調べてみると、1年目4点・2年目61点・3年目12点・4年目15点・5年目14点(12月20日現在)。
2年目の61点はさすがに(2年目で勝ちを意識し過ぎたのか?)多すぎるがフェアプレーに徹していると思える。
この点は所属騎手時代に師匠の杉浦調教師に厳しく教え込まれた結果だろう。
ある雑誌で元騎手が話していた。
「上位の若手は良い馬ばかり選んで、弱い馬や悪癖のある馬に騎乗する機会が少ないから不意の場面に対応ができない」
「騎手あがりの調教師のもとで修行していない騎手が多くなり、実践での細かな対処方法を叩き込まれていない」
先週の日曜日、三浦騎手の騎乗の酷さが目に付いた。
まず、2Rでは4コーナーで外に膨れ、他馬の進路を妨害し審議対象(制裁4点)。
7Rと9Rではそれぞれ1番人気の馬で、直線で馬群に突っ込み急ブレーキを掛ける始末。
(7Rの馬はこの急ブレーキが原因かどうか分からないが入選後馬運車で運ばれ予後不良。)
10Rでは2番人気の馬で7・9Rと同じように塞がり手綱を引くも、前の馬にのりかかり最後方での入選。
何を焦っているのかフリー後の三浦騎手の騎乗は驚くばかりだ。
これが杉浦師だったら激怒し、以後騎乗させないだろう。
残念だがフェアプレーに徹すると勝ち星につながらないとしたら、危険が伴う競馬に今の流れは早急に絶たなくてはいけない。
大野騎手オフィシャルサイト