昨日のこと。
昼食を摂りながら、息子が話し出した。
「今日、オレのクラスの●●が学校にけーへんかってん。(来なかった)」
「へぇ~、どうしたん?しんどかったん?」
「ちゃうねん。そいつ、いっつも遅刻するし忘れ物するし、勉強もわかってないねん。
だからいっつも、先生に怒られてるねん。」
「そーかぁ、そら先生もあんまりしょっちゅうやったら、怒りたくもなるわなぁ」
:
:
――― という話が続いていった。
要約すると、●●さんは昨日8時15分に家を出て学校に向かったらしい。
学校へは、8時10分までに登校する事になっているようだ。
家を出た時点で登校時間に遅れている・・・学校に着くと先生に叱られる・・・。
途中、忘れ物に気付いたらしいのだが、取りに家に戻ると母親に叱られる・・・。
そこで学校にも行かず、家にも戻らずブラブラとしていたところ、公園で先生に発見されたらしい。
いつも遅刻して来る●●さんなので、先生も1時間目は普段どおりの授業をしていたらしい。
それが登校して来ないので、2時間目以降は、
担任の先生はじめ、手の空いている先生で●●さんを捜しに出たそうだ。
そして、二人が教室に戻ってきたのは4時間目。
昨日は1日、担任がいなくても出来る授業に変更になったというのだ。
私は息子に「●●さんは可哀相やなぁ」と言った。
息子は腑に落ちない顔をしていた。
●●さんは、先生にもお母さんにも、
自分の思っていることを伝えることが出来なかったから、
そういう行動をとったのではないだろうか・・・。
これは●●さんの、精一杯の『NO』の表れではないのだろうか・・・。
●●さんが殆ど毎日のように遅刻をし、忘れ物をするのは、本当に●●さんだけの責任なんだろうか・・・。
私は感じたことを息子に理解しやすいように、具体的に話した。
「オレやったら、死ぬよりマシやから、学校に行くか家に戻って、怒られるわ。
その時だけで済むからな」と、息子は言った。
「●●さんも今までずっと、そう思ってきたから遅刻しても学校に来てたんじゃない?
でも、注意されることに対して我慢の限界が来て、
耐えられなくなって、こんな行動に移ったんじゃない?
家に戻って怒られるのは、アンタの想像以上に、
怖くて辛い怒られ方をするのかもしれんよ。(しれないよ)」
「我慢して、自分の言いたいことを周りの人に伝えられずに大きくなっていく子は、
中学・高校生位になって、親や他人を傷つけたり、
自殺してしまっているのはニュースで見て知ってるやろ?
そんな風になってしまっている子が多いんやで。
そうじゃなければ、自分の思いを自分の内に押し込んで、
病気になってしまうんや。
だから●●さんは、今精一杯『NO(イヤ)』を言ったわけやな。」
息子には、想像できないことのようだ。
「オレやったら、先生に言う」
「オレやったら、お母ちゃんにも言う。ぶん殴る」
「オレやったら、オレやったら・・・」
「それはアンタが文句も言える家にいて、
幸せに不安もなく、過ごしているから言えることや」
そう言うと
「そうかもしれんな・・・」と、ポツリと言った。
連れ去りやいたずら・・・。
子どもを取り巻く色んな事件の多い中での昨日の出来事。
学校はさぞかし、不安に包まれていたことだろう。
事件性のない出来事で済んでよかったのだが、
また違う意味での子どもを取り巻く生活環境について考えさせられた出来事だったのではないかと思った。
こんな話をしながら昼食を摂り終えた息子は、
3日前まで、急性腸炎で嘔吐して脱水症状を起こしていたとは思えないくらい元気に、
「行ってきま~す!」 と、
友達の家へと遊びに出かけた。
有難いことだ。
昼食を摂りながら、息子が話し出した。
「今日、オレのクラスの●●が学校にけーへんかってん。(来なかった)」
「へぇ~、どうしたん?しんどかったん?」
「ちゃうねん。そいつ、いっつも遅刻するし忘れ物するし、勉強もわかってないねん。
だからいっつも、先生に怒られてるねん。」
「そーかぁ、そら先生もあんまりしょっちゅうやったら、怒りたくもなるわなぁ」
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――― という話が続いていった。
要約すると、●●さんは昨日8時15分に家を出て学校に向かったらしい。
学校へは、8時10分までに登校する事になっているようだ。
家を出た時点で登校時間に遅れている・・・学校に着くと先生に叱られる・・・。
途中、忘れ物に気付いたらしいのだが、取りに家に戻ると母親に叱られる・・・。
そこで学校にも行かず、家にも戻らずブラブラとしていたところ、公園で先生に発見されたらしい。
いつも遅刻して来る●●さんなので、先生も1時間目は普段どおりの授業をしていたらしい。
それが登校して来ないので、2時間目以降は、
担任の先生はじめ、手の空いている先生で●●さんを捜しに出たそうだ。
そして、二人が教室に戻ってきたのは4時間目。
昨日は1日、担任がいなくても出来る授業に変更になったというのだ。
私は息子に「●●さんは可哀相やなぁ」と言った。
息子は腑に落ちない顔をしていた。
●●さんは、先生にもお母さんにも、
自分の思っていることを伝えることが出来なかったから、
そういう行動をとったのではないだろうか・・・。
これは●●さんの、精一杯の『NO』の表れではないのだろうか・・・。
●●さんが殆ど毎日のように遅刻をし、忘れ物をするのは、本当に●●さんだけの責任なんだろうか・・・。
私は感じたことを息子に理解しやすいように、具体的に話した。
「オレやったら、死ぬよりマシやから、学校に行くか家に戻って、怒られるわ。
その時だけで済むからな」と、息子は言った。
「●●さんも今までずっと、そう思ってきたから遅刻しても学校に来てたんじゃない?
でも、注意されることに対して我慢の限界が来て、
耐えられなくなって、こんな行動に移ったんじゃない?
家に戻って怒られるのは、アンタの想像以上に、
怖くて辛い怒られ方をするのかもしれんよ。(しれないよ)」
「我慢して、自分の言いたいことを周りの人に伝えられずに大きくなっていく子は、
中学・高校生位になって、親や他人を傷つけたり、
自殺してしまっているのはニュースで見て知ってるやろ?
そんな風になってしまっている子が多いんやで。
そうじゃなければ、自分の思いを自分の内に押し込んで、
病気になってしまうんや。
だから●●さんは、今精一杯『NO(イヤ)』を言ったわけやな。」
息子には、想像できないことのようだ。
「オレやったら、先生に言う」
「オレやったら、お母ちゃんにも言う。ぶん殴る」
「オレやったら、オレやったら・・・」
「それはアンタが文句も言える家にいて、
幸せに不安もなく、過ごしているから言えることや」
そう言うと
「そうかもしれんな・・・」と、ポツリと言った。
連れ去りやいたずら・・・。
子どもを取り巻く色んな事件の多い中での昨日の出来事。
学校はさぞかし、不安に包まれていたことだろう。
事件性のない出来事で済んでよかったのだが、
また違う意味での子どもを取り巻く生活環境について考えさせられた出来事だったのではないかと思った。
こんな話をしながら昼食を摂り終えた息子は、
3日前まで、急性腸炎で嘔吐して脱水症状を起こしていたとは思えないくらい元気に、
「行ってきま~す!」 と、
友達の家へと遊びに出かけた。
有難いことだ。
hiromiさんのように考えられる人が身近にみえるといいですね。
きっと、遅刻・忘れ物の原因もきっとあると思います。
いつも最悪な事態になってから、
早く気づいていれば・・・とありますが、
彼の行動も何かの信号を送っているのだと思います。
彼の周りに協力者・理解者が早く出て、
彼を助けてあげて欲しいですね。
hiromiさん、気に掛かることがあれば、
いつでも、メールください。
アドレスはブログに公開済みです。
タックンに、いいお話をされましたね。
分かったところも、まだ分からないところもあると思いますが、きっとこれからに役立つことでしょう。
卓也が歩き始めた頃に、子育てサークルを立ち上げ、その中で色んな親子と関わり、一緒に子育てしながら、感じたことがたくさんありました。
そんな経験から、子ども達に身近に感じてもらえるような大人になりたい・・・といつも思っていました。
スクールカウンセラーになりたいと思ったのも、この頃です。
でも私は、カウンセラーになるための勉強は積極的にしない道を選びました。
金銭的にも時間的にも無理だと感じたからです。
夢は捨ててはいません。
けど実際、スクールカウンセラーにはなれないわけです。
何らかの手を貸してあげたい・・・思いはあっても、何も出来ないのが現状です。
そんな中にあっても、出来ることを見つけて地道にやっていこうと思っています。
そう思っていても、昨日の出来事は自分の無力感を感じざるを得ない出来事でした。
(●●さんは女の子です。それだけに、この時期の女の子は複雑なモノを含んでいると思います。)
チロリアンランプさん♪
難しいですね、こういうことは・・・。
ウチの子に話は出来ても、それより先には広がりませんからね。
そう思いながらも、ウチの子を通して、何かを感じ取ってくれる子がいればいいな・・・といつも思っています。
10歳を過ぎればある程度の責任能力がある・・・という話を、昔の研修で聞いたことがありますが、果たしてそれが今の子どもに当てはまるかどうかは疑問です。
今の子どもは、親に育ててもらっていませんから・・・。
ですからやはり、遅刻・忘れ物は彼女だけの責任ではないと思うのです。
複雑な家庭環境があるのではないかと、想像します。
ホントに難しいです。
メールの件、承知しました。
ありがとう。
おーちゃん♪
卓也には、この子は特別な子じゃない、悪い子じゃないってことを理解してあげて欲しい・・・と話しました。
思春期に差し掛かったこの時期、子どもは色んなことに悩んで葛藤しているのだと思います。
私の身近でも、色んな話を聞きます。
遅刻、物忘れをあっけらかんとしている子は、悩みがなく単純なんだと思うけど、登校前にお腹が痛くなることか、物を忘れたことを気にする子は、先生、家庭、友達との間のどこかに問題があるんだと思います。
そのシグナルに気が付いてあげられれば問題ないのでしょうが.....
親としては他のこと同じことが出来ないことの苛立たしさも手伝って、余計に怒ってしまう可能性はありますよねぇ....
話し合える友達がそばにいれば良いのでしょうが....難しい問題です。
これからもマイペースで続けてくださいね。
私も春に再開しましたら、ヨロシクです。
去年だったか、長崎での事件もありますし・・・。
どこにその原因があるのか、周りの大人が気を配ってあげて欲しいと願うばかりです。
昨日は、遅刻せずに登校したそうです。
彼女も頑張っているのでしょうね。
ビックリしました。
ありがとうございます。
そうですねぇ~、今日で丸1年になるのですね。
あのときのもやっとした気分を晴らすがごとく、始めたブログです。
色んなことがありましたが、お顔も知らない多くの方々に励まされて、過ごせてきたように感じます。
これからも私らしく、マイペースで進んで参りたいと思います。
春が待ち遠しいですね☆
遅刻や忘れ物は、いけない事なんだけど…。
●●さんは、ちゃらんぽらんじゃなくて、精一杯だったんだろうねぇ。
先生が、さがして見つけてくださったのは救いですね。
お忙しいでしょうが、怒るだけでなく、
もう少し、ゆっくり話しを聞いてあげてほしい。
Hiromiちゃんのタッ君に対する教えは満点ですね。
タッ君も、自分と違う考え方にふれて、「俺やったらこうするけど、したくても出来ない人もいる」というのを感じてくれたらいいねぇ。
小学生のときの通学班に、不登校の同級の女の子がいたんです。
しかも3年、4年はクラスが一緒でした。
私は4年生からその通学班の班長。
後になって思えば、非常に貧しい家庭でご両親2人にも
問題があったようですが、詳しいことは分からずじまいです。
班長でクラスメートとしては、この子を学校に連れて行くのが使命と
単純に思ってしまったんですね。
毎朝、なんとか引っ張っていこうと躍起になっていたものです。
担任の先生がどんな働きかけをしていたのか知りませんでしたが、
躍起になっている私のことを止めはしませんでした。
きっと背景には大きな問題があったのでしょうけれどね…。
その子は、5年生から特殊学級に通うようになって、
不登校もなくなりました。
必死になって連れて行こうとしても、ほとんど応じてくれない
その子に腹を立て、他の子がしているのを真似て、
その子の物にだけ触らない、という嫌がらせを1回だけしたことが
あります。それを他のクラスメートに目撃され責められ…
その子を傷つけただろうこと、自分の偽善的行動を思い出すと
いまだに心がシクシクします。
記事の内容と無関係の思い出話になっちゃった。ごめんなさい(^^;)
色々な環境・性格の子どもたちがいます。
子どもは与えられた環境の中で精一杯生きるしか
できないんですよね・・・。
それがとってもはがゆかったり、憤ったり。
たくさんあります。
そのたびに、自分の無力さを感じます。
出来ることといえば、顔を見るたびに
「お~元気?どうしてる?」
って声をかけることくらいなんです。
本当に胸が痛くなりますね。
子どもは絶対に「親を非難しない」ですから。
ところで、
一周年ですかぁ??
おめでとうございます☆
一周年って、どんな気持ちなのかしら?
達成感?? 充実感??(*^^*)
継続は力なり ですね☆