無

去年の春から、私の内面で「何か」が音を立てて崩れていった。
持ってた価値観が意味をなさないモノのように感じて怖かった。
訳もなく泣けて、泣いてばかりいた。

とは言え、そんな自分を客観的に見ている私もいた。
「私」が2つに分かれている感じ…

「顕在意識」と「潜在意識」とでも言いましょうか。。。


まぁそれにしても、価値観も崩壊したなら情緒も崩壊していたにも関わらず、家族にも気付かれることなく、よく日常生活を過ごせていたモノだと我ながら感心する。
抜け殻状態のかれこれ1年だった。


まだ、完全復活！とは言えないけど、随分と落ち着いてきた。
物事を冷静に受け留められるようになってきた。

冷静に…（爆）
大抵の人が体験することがないような、不思議なことが続いている。
それを否定せず、冷静に受け留められるようになった…ってこと。(^_-)-☆

隠せなくなってきたので、夫には徐々に話している。
その不思議は夫にも波及してきているようで、半信半疑ながらも受け入れてくれているよう…。(^_^;)


「生きる」ってことは、自然の流れに抗わず“無”でいること。
あるがままを受け入れ、固定観念にとらわれず、価値観をも持たず、素直に流れに委ねる…ってこと。
そこには何もない…


悶えに悶えたこの1年。。。
辿りついたのはそういうこと。


この1年で多くのモノを削ぎ落とした。
もう何も怖くはない。