団地住まいだった子どもの頃。
裏のベランダから外を見ると、
大きなモクレンがこっちを見ていた。
空き地に父が植えたモクレン。
父が亡くなって、
それでもモクレンはそこに居て…
3階のベランダに届きそうな程に、
大きくなった。
父のモクレンは
もうそこには居ない。
十数年前の区画整理で切られた。
3階から見下ろしていたモクレンと、
見上げるモクレンの花。
印象が全然違うのね…
思い出多きモクレン。
空を見上げて咲く姿が、
儚げ…
・・・・・・・
「木蘭の涙~acoustic~」
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