河童ペンティアムのススメ

とても安価に入手できるcoppermineコアのペンティアムⅢを搭載したPCの調整方法などを書きます

古いPCのパワーアップ術

2007-12-30 07:40:39 | Weblog
古いPCはそのままでは使用速度が遅すぎてまともに使えません。
そこで色々とパワーアップさせてやると、それなりに動くようになります。
ここでは、そのパワーアップの優先順位について書きます。

パソコンの部品の中で一番高い部品あるいは重要な部品はどこか、と聞かれたら多くの人は「CPU」と答えるでしょう。
ですので、パワーアップというと、このCPUをオーバークロックしたり、あるいは高性能なCPUに乗せかえるということが思い浮かぶと思います。
ですが、CPUをパワーアップさせても体感できる使用速度はあまり変わらないです。

ではどこを変えると効果的かというと、それは「HDD」です。
一昔前の河童ペンティアムなどを搭載したPCは20GBくらいのHDDを積んでいるのが多いと思いますが。
これを最新の500GBクラス以上のHDDか、速度の速いSSDに乗せかえるとびっくりするほどマシンが化けます。
ぜひ一度お試しください。
ベンチマークの数字では伝わりにくい速度アップ効果が得られます。

HDDの次に変えるところは「OS」です。
ハードウェアじゃないですが。
古いPCだとOSが「98」「Me」といった不安定なOSであることが多いです。
何とかして2000かXPのOSを入手して、インストールしてみてください。
古いOSより新しいOSのほうが「重い」という認識がありますが、そんなことはないと思います。
私は河童マシンに「98」と「XP」をデュアルブート状態でインストールしましたが、XPが特別に重いとは思わないです。
2000とXPに変えることは、速度よりもその動作の安定感がいいからです。
OSは一番真っ先に変えるところかもしれませんが、HDDを変えて、新規にインストール。
まっさらな状態は凄くいいですよ。


HDD、OSの次に変えて効果的なのは「メモリ」です。
もし、64MBしかメモリを積んでいないならば、すぐに中古のメモリを購入してメモリを積んでみてください。
128MB,64MBのSDRAMメモリなら500円くらいで入手できると思います。
256MB以上のメモリは少し高価になるので、まずは安価なメモリを試してみてから考えればいいと思います。

HDD、OS、メモリ、の次に効果的なハードウェアは「グラフィックボード」です。
これはグラフィック能力を高める効果もあるのですが、もう一つ効果があります。
それは、たいていのPCはオンボードグラフィック機能になっていて、PCに搭載されているメモリから8~32MB程度のメモリをグラフィック用に割り当てるように設定されています。
ですから、専用のグラフィックボードを増設することは、この割り当てられているメインメモリを開放することになり、それはメモリの増設と同じ効果が得られます。
ただし、AGP増設スロットがないなら、無理してPCI用の増設ボードは使わなくてもいいかもです。高いですから。
もしAGP増設スロットがついているなら、中古で1000円程度のグラフィックボードをつけてみてください。
安価ですが非常に高い効果を得られます。


そしてパソコンパワーアップの最後の手段に「CPU」の交換です。
最後にもってきましたが、まあ効果がまったくないわけとか言うではないです。
ただ、取り扱いの慎重さがあってCPUの交換は手間もかかりますし、元からついていたCPUは完全に無駄になってしまいますので、私はあまりオススメできないと思っています。
ベンチマークの数字はしっかりとあがりますけどね。


まあこんな感じで、古いPCを復活させてみるとまた違った楽しみが見えてくるかもしれません。


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