わかる楽しさには終わりが来ます。限界はないと、わたしは信じてますが
「わかると楽しい」
あなたも経験があるでしょう。これは小さな子どもからヒトが持ち合わせるチカラ、才能です。だから、生涯消えてなくなることはありません
わかる楽しさを上手に取り込めば成績が伸ばせます。授業に取り込めばクラスの雰囲気も良くなる。学習進度に遅れが出て自信を失った子どもたちに効果は絶大です
「わかる」は個人差がたいへんに大きい。それを支える、これまでの学びと意欲そして適切な段階設計が欠かせません。それらによって、おなじ問題おなじ説明でも「わかる」に違いが現（あらわ）れます。わたしたちは理解を助けるさまざまな手法を使います。たとえば意欲の差を埋めるため、テレビや先生はクイズやグループ学習など参加がしやすいカタチを採ります。穴埋めプリントなど「わかってもらう」授業を用意します。わたしも活用してますよ
ただ、「わかってもらう」には限界が来ます。確実に来ます。わかってもらう授業形態で「これまでの学び」にはなんら変化が起こせませんから、達成目標は低く設計されます。できる子には物足りず、中堅に向上まで期待できません。食いつきは良くなりますけどね
わからせてもらう受け身の学びが当たり前になってしまうと、小さな山さえ乗り越えられなくなりかねません。意欲そのものが失われてしまいます。不馴れなことにチャレンジをする意欲が自前でないためです。学習内容が高度になるとこれがカベになります。大きなカベです。ここで言う高度な学習とは、基礎知識の定着に加え、問題文の情報を図や表やグラフなど使って整理し、身に付けた解法から適切なものを選択する、中学後半または受験に見られる思考過程を観る総合的な問題です。会社やよのなかで仕組みを造り出すひとに必要となる仕事に直結するチカラです
中学受験の夏休み、小学五年算数
わたしは、わからせてもらう授業を期待するあまりチャレンジを恐れる生徒たちが気になって仕方ありません。なんのために（面倒な）受験なんかしてんだよ、ってね
「わかる」と「できる」はイコールじゃありませんよ。スマホやクルマ…よのなかにはよくわかんないけど使えるものでいっぱいです。高校ともなれば、先生だって先端の学者すらわからないことも扱いますし。わかるからできるのって小学低学年までのセカイなんです
習うより慣れよ｜数学が苦手なあなたへ
わからないから解けないって、ソレあなたの思い込みじゃありませんか？
わかるわからないはあなた個人的な納得でしかありません。あなたが納得いかなくたって、解けたなら他人にとって評価はおなじです
それに、チャレンジをすれば「わからない」にぶち当たるのは当たり前です。わかんなくても気にせず解いて、解けなきゃ折り合いを覚えれば済むことです。解答解説を見ながら解く、例題を見てマネる、質問する、さまざまな折り合いがありますね。この試行こそが高校まで身に付けるべきことです。仕事は自分ひとりで完成させるばかりじゃありません。新しいものを手に入れるには、試行ができるひと同士が組む必要があります
解けなきゃ「折り合い」を覚えればいいんです。高度な学習が増える中学後半や受験では特にそうです。現役時代わたしは半分もわかっちゃいませんでした
「わからない」ことを恐れ不慣れな教科や単元を避けてしまう、たくさんの生徒の顔が浮かびます。彼らの多くは進級や進学をして「わからない」ことに戸惑っていました。そのひと山を越えるだけでセカイがうんと広がるというのに。食わず嫌いは損をします
「わからない」のカベを乗り越えるには、これまでの学びと意欲そして適切な段階設計が欠かせません。それをどの程度コントロールができるかであなたの仕事が決まります。これが高校や中高一貫校で身に付けるべきことなんじゃないかなと思ってます
「わかる楽しさ」は手段であってゴールじゃありません
残念ながら、小学高学年そして中学ともなると楽しいだけで学力は手に入りません。基礎知識など土台を欠いたまま意欲だけで引っ張っていくのは難しい。クイズ大会で盛り上がったとしても思考力までは身に付かない。小学低学年が終わると「わかってもらう」授業形態は急激に減りますね。準備にも実行にも時間がかかるため、すべての単元は扱えない。理解に個人差がますます開いていきます
お膳立てされての理解は伸びなくなるときが必ずやってきます。自（みずか）ら学ばなければ身に付かない領域が増えていくから。その先の大人がそうですもん。自分でやるから給料が発生し、自ら切り開いていくから大きな仕事になろんです
だから考えてみてください。なんのため（ほんと面倒な）受験なんかしてんだよ、って
学校に通うあいだ、どの領域まで身に付けさせ挑（いど）ませるのか、決められるのは保護者の方だけだと思います
わかると楽しい。ヒトが持ち合わせる才能です。だから、生涯消えてなくなることはありません
楽しさを否定しません。それは、あなたの頼もしい味方なのですから。要はバランスです。楽しさ"ばかり"求めていては伸びが止まります。そのために時間的な余裕が欲しいですね（藤田）
立場によって認知はちがう（２）｜おとなだって正確に見えているかわからない
入塾面談資料（１）～できることを増やすには
「わかると楽しい」
あなたも経験があるでしょう。これは小さな子どもからヒトが持ち合わせるチカラ、才能です。だから、生涯消えてなくなることはありません
わかる楽しさを上手に取り込めば成績が伸ばせます。授業に取り込めばクラスの雰囲気も良くなる。学習進度に遅れが出て自信を失った子どもたちに効果は絶大です
「わかる」は個人差がたいへんに大きい。それを支える、これまでの学びと意欲そして適切な段階設計が欠かせません。それらによって、おなじ問題おなじ説明でも「わかる」に違いが現（あらわ）れます。わたしたちは理解を助けるさまざまな手法を使います。たとえば意欲の差を埋めるため、テレビや先生はクイズやグループ学習など参加がしやすいカタチを採ります。穴埋めプリントなど「わかってもらう」授業を用意します。わたしも活用してますよ
ただ、「わかってもらう」には限界が来ます。確実に来ます。わかってもらう授業形態で「これまでの学び」にはなんら変化が起こせませんから、達成目標は低く設計されます。できる子には物足りず、中堅に向上まで期待できません。食いつきは良くなりますけどね
わからせてもらう受け身の学びが当たり前になってしまうと、小さな山さえ乗り越えられなくなりかねません。意欲そのものが失われてしまいます。不馴れなことにチャレンジをする意欲が自前でないためです。学習内容が高度になるとこれがカベになります。大きなカベです。ここで言う高度な学習とは、基礎知識の定着に加え、問題文の情報を図や表やグラフなど使って整理し、身に付けた解法から適切なものを選択する、中学後半または受験に見られる思考過程を観る総合的な問題です。会社やよのなかで仕組みを造り出すひとに必要となる仕事に直結するチカラです
中学受験の夏休み、小学五年算数
わたしは、わからせてもらう授業を期待するあまりチャレンジを恐れる生徒たちが気になって仕方ありません。なんのために（面倒な）受験なんかしてんだよ、ってね
「わかる」と「できる」はイコールじゃありませんよ。スマホやクルマ…よのなかにはよくわかんないけど使えるものでいっぱいです。高校ともなれば、先生だって先端の学者すらわからないことも扱いますし。わかるからできるのって小学低学年までのセカイなんです
習うより慣れよ｜数学が苦手なあなたへ
わからないから解けないって、ソレあなたの思い込みじゃありませんか？
わかるわからないはあなた個人的な納得でしかありません。あなたが納得いかなくたって、解けたなら他人にとって評価はおなじです
それに、チャレンジをすれば「わからない」にぶち当たるのは当たり前です。わかんなくても気にせず解いて、解けなきゃ折り合いを覚えれば済むことです。解答解説を見ながら解く、例題を見てマネる、質問する、さまざまな折り合いがありますね。この試行こそが高校まで身に付けるべきことです。仕事は自分ひとりで完成させるばかりじゃありません。新しいものを手に入れるには、試行ができるひと同士が組む必要があります
解けなきゃ「折り合い」を覚えればいいんです。高度な学習が増える中学後半や受験では特にそうです。現役時代わたしは半分もわかっちゃいませんでした
「わからない」ことを恐れ不慣れな教科や単元を避けてしまう、たくさんの生徒の顔が浮かびます。彼らの多くは進級や進学をして「わからない」ことに戸惑っていました。そのひと山を越えるだけでセカイがうんと広がるというのに。食わず嫌いは損をします
「わからない」のカベを乗り越えるには、これまでの学びと意欲そして適切な段階設計が欠かせません。それをどの程度コントロールができるかであなたの仕事が決まります。これが高校や中高一貫校で身に付けるべきことなんじゃないかなと思ってます
「わかる楽しさ」は手段であってゴールじゃありません
残念ながら、小学高学年そして中学ともなると楽しいだけで学力は手に入りません。基礎知識など土台を欠いたまま意欲だけで引っ張っていくのは難しい。クイズ大会で盛り上がったとしても思考力までは身に付かない。小学低学年が終わると「わかってもらう」授業形態は急激に減りますね。準備にも実行にも時間がかかるため、すべての単元は扱えない。理解に個人差がますます開いていきます
お膳立てされての理解は伸びなくなるときが必ずやってきます。自（みずか）ら学ばなければ身に付かない領域が増えていくから。その先の大人がそうですもん。自分でやるから給料が発生し、自ら切り開いていくから大きな仕事になろんです
だから考えてみてください。なんのため（ほんと面倒な）受験なんかしてんだよ、って
学校に通うあいだ、どの領域まで身に付けさせ挑（いど）ませるのか、決められるのは保護者の方だけだと思います
わかると楽しい。ヒトが持ち合わせる才能です。だから、生涯消えてなくなることはありません
楽しさを否定しません。それは、あなたの頼もしい味方なのですから。要はバランスです。楽しさ"ばかり"求めていては伸びが止まります。そのために時間的な余裕が欲しいですね（藤田）
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