べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

「さあ、始めましょう」

2014年11月01日 | 中学受験までに
 小学五年生二学期。中学受験を始めたいとのご相談です。

 中学受験は初めてのご家庭。受験は本人が言い出したことであり、親御さんが無理にでも通してほしいわけではない。

模試、受けさせたほうがよいでしょうか?|熊本県中学受験の模試事情

 本人も親御さんも受験の感触を知るため、模試から始めるのはたいへん良いことです。

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 この時点で、ものになるともならないとも、まだ何とも言えません。各学校の難易度や特徴を知ること。いまのままでは合格は程遠いこと。そのうえで、なにをどう変えていくのかが最優先です。


 中学受験は、お子さんに"才能"があるかどうかを見極めるものではありません。クラスで一番かけっこが速くともそれだけなら、「昔はできたんですけどねえ」で終わります。才能はあっても磨かなかった大人がよのなかにどれほどいるか。

 芸術やスポーツと比べ、勉強は"才能"に左右されにくいのです。"才能"の差を埋める方法がいくらでもあります。よのなかの多くの場面で学力が物差しになる理由です。

 学力とは、知識量と処理速度だけではありません。努力と工夫、身に付けた知恵は一生役に立ちます。


 生まれ持った"才能"をどう磨くかが中学高校での勉強であって、中学受験はその第一歩となります。

「さあ、始めましょう」

 受験は自分から言い出したとはいえ、自覚があるとまでは思えません。実際の受験勉強の大変さを経験してはいませんから。

 自分で決めたことを自分で守ってもらうところから始めます。


 毎日30分自学をすること。はじめはこれだけ。

 ただし一日も休まない。病気は治ってから休んだ分は別日に。家族やお友達と遊ぶなら前の日までに分散して。おじいちゃんおばあちゃんに誘われたら自分で状況を説明してやるべきことを済ませば良いのです。高学年ならできるよね。学校行事も理由にはなりません。

 親に言われて始めたものでもないのだから、自分で決めて始めるのだから、確実ににやれることだけ決めたのだから。しかたがないからと"理由を見つけて"休むものではありませんよね。

 ノートには毎日、日付と曜日、開始時間と終了時間も書き出していきます。趣味の勉強ならともかく、受験勉強はノートに書き出したものだけが結果を変えます。やったけどノートに何も書いていないなら、それは勉強じゃありません。

 "才能"の差を埋める方法がいくらでもありますから、"才能"だけに頼る子は追い抜かれるだけ。受験はそこを変えるきっかけです。


 この学習習慣と受験生としての自覚が身に付くまでに、できたりできなかったり、最低でも三か月はかかると思っています。(塾長)


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