村人1です。
投稿ペースが鈍ってきてますね…。
なんとか簿記の入力もひと段落。
修理中の車も2,3日で帰ってくる様子。
今年も残りわずかですが年内のゴタゴタは年内で収まりそうで一安心。
(御祓いも行ったし…車も帰ってきたら御祓いしとこうかな。)
では今回のブログは
「いただいたコメントの中から「農」「食」のここが知りたい!という要望がありましたら積極的に調査していこー!企画」ということで
以前「U-1さん」からエジプトの農業についてUPしてほしいという要望がありましたので、
調べてみました…がなかなか資料が無かったので旅行中に気のついた点を中心にご紹介したいと思います。
エジプトの国土は約95%が砂漠で農地を含む人の住める場所は、南北に通るナイル川流域の
細長い部分のみです。(砂漠の砂持って帰ってきました。)
古代ナイル文明の時代から毎年「ナイルの氾濫」により肥沃な土壌が運ばれ農業が発展しましたが、
1900年代の中ごろにアスワンダムが建設され「ナイルの氾濫」が無くなり肥沃な土壌が
補給されないので土地が痩せてしまい、農地が荒れてしまった。
…と習ったような気がしていましたが実際に行ってみて、灌漑(水路の設備)が整っており
以外と近代的なのかなと感じました。
飛行機から見るとナイル川に沿って碁盤の目上に水路が張り巡らされ、整備された畑を見ることができます。
問題があるとすれば(私の想像です)
○ナイルの氾濫による肥沃な土壌が補給されなくなる。
↓
○痩せた農地で作物を取るために化学肥料を多く使用するようになる。
↓
○砂漠地帯特有の強い太陽光により土壌水分の蒸発し化学肥料のカスである
塩類が土壌表面に蓄積され作物が育たなくなる。(日本でもビニルハウスの中で起こります)
といったことが考えられます。
塩類が集積された場合の対処方法はとにかく水をかけまくってその濃度を下げるというテクニック
があり乾季でも水量のあるナイル川の水で対処しているのかな~と勝手に想像しています。
余談ですがこのテクニック粘度の強い土では効果があまり無いです。砂が多く水が浸透しやすい土向きです。どちらにしても塩類が集積してしまうと元に戻すのにとてつもない労力がかかります。
人間が思っている以上に自然のシステムは複雑で、良くできています。
人間がこうしたほうが良いと思って自然を少しいじると予想もしなかったような悪い影響が様々なところで出てますよね。
農業は自然を相手にしているのだから作物を工場のように作るのではなく
従来日本がやってきた自然の摂理に合わせた農業をやっていきたいなーと思います。
昨日、宮崎駿監督の天空の城ラピュタでシータも言ってましたが「人は土から離れては生きていけないの」という言葉に共感する今日この頃。
(たぶん私以外にも共感する人は多いのでは?)
ちょっとエジプトの話とは離れてしまいましたが今回はこんな感じで…。
投稿ペースが鈍ってきてますね…。
なんとか簿記の入力もひと段落。
修理中の車も2,3日で帰ってくる様子。
今年も残りわずかですが年内のゴタゴタは年内で収まりそうで一安心。
(御祓いも行ったし…車も帰ってきたら御祓いしとこうかな。)
では今回のブログは
「いただいたコメントの中から「農」「食」のここが知りたい!という要望がありましたら積極的に調査していこー!企画」ということで
以前「U-1さん」からエジプトの農業についてUPしてほしいという要望がありましたので、
調べてみました…がなかなか資料が無かったので旅行中に気のついた点を中心にご紹介したいと思います。
エジプトの国土は約95%が砂漠で農地を含む人の住める場所は、南北に通るナイル川流域の
細長い部分のみです。(砂漠の砂持って帰ってきました。)
古代ナイル文明の時代から毎年「ナイルの氾濫」により肥沃な土壌が運ばれ農業が発展しましたが、
1900年代の中ごろにアスワンダムが建設され「ナイルの氾濫」が無くなり肥沃な土壌が
補給されないので土地が痩せてしまい、農地が荒れてしまった。
…と習ったような気がしていましたが実際に行ってみて、灌漑(水路の設備)が整っており
以外と近代的なのかなと感じました。
飛行機から見るとナイル川に沿って碁盤の目上に水路が張り巡らされ、整備された畑を見ることができます。
問題があるとすれば(私の想像です)
○ナイルの氾濫による肥沃な土壌が補給されなくなる。
↓
○痩せた農地で作物を取るために化学肥料を多く使用するようになる。
↓
○砂漠地帯特有の強い太陽光により土壌水分の蒸発し化学肥料のカスである
塩類が土壌表面に蓄積され作物が育たなくなる。(日本でもビニルハウスの中で起こります)
といったことが考えられます。
塩類が集積された場合の対処方法はとにかく水をかけまくってその濃度を下げるというテクニック
があり乾季でも水量のあるナイル川の水で対処しているのかな~と勝手に想像しています。
余談ですがこのテクニック粘度の強い土では効果があまり無いです。砂が多く水が浸透しやすい土向きです。どちらにしても塩類が集積してしまうと元に戻すのにとてつもない労力がかかります。
人間が思っている以上に自然のシステムは複雑で、良くできています。
人間がこうしたほうが良いと思って自然を少しいじると予想もしなかったような悪い影響が様々なところで出てますよね。
農業は自然を相手にしているのだから作物を工場のように作るのではなく
従来日本がやってきた自然の摂理に合わせた農業をやっていきたいなーと思います。
昨日、宮崎駿監督の天空の城ラピュタでシータも言ってましたが「人は土から離れては生きていけないの」という言葉に共感する今日この頃。
(たぶん私以外にも共感する人は多いのでは?)
ちょっとエジプトの話とは離れてしまいましたが今回はこんな感じで…。
昨年、芋類の銘産地を、いろいろ調べたところ、川の氾濫原に立地している所が、多かったです。
石川県根上町(つくね芋美味!、松井秀喜選手も)
埼玉県尾上町(イチョウ芋)
秋田県山内村土淵地区(サトイモ)
川の氾濫が、自然の客土効果があると言っていました。
エジプトが繁栄したのも、こうした栄養のある食べ物のせいかも知れませんね。
うちの方の、篤農家は、大雨の日に濁り水を田に引き入れて、良い米を作っています。
年配の知人はしばらく洪水が無かったのでもうそろそろ洪水になるんでないかと毎年のように言っています(笑)
今ではスーパー堤防(名前がダサい…)もでき、以前のように簡単に堤防が決壊することは無いようですが、自然の力はあなっどってはいけませんね。
2005年はどうか災害の無い年になりますように。