またまたご無沙汰してます。
里帰り出産で3ヶ月間離れ離れだった家族と再会。
日々子育てに奮闘中です。
写真は4月6日にとりました。
融雪材のおかげですっかり雪も溶け秋播き小麦が顔を出しています。
この時点で、融雪剤をまいていないところで30~40㎝の雪が残っていました。
融雪効果は、タイミングにもよりますが1週間から10日と袋には書いてありますが、チョイ濃い目に撒いたので結構早く溶けました。
写真ではちょっと解りにくいですが紐をヒラヒラさせた白いポールを麦畑に挿しまくりました。
これはこの地域特有のもので、正体が何なのかこの辺の農家しかたぶんわからないでしょう。
これは、以前もご紹介しましたがラムサール条約にも指定されている宮島沼が近くにあり、そこに飛んでくる雁(がん)を脅すためのものです。
渡り鳥は、冬に南の方へ、冬は北の方へと行ったりきたりしています。
途中、何箇所かとどまる場所があり、数週間栄養を蓄えます。
その中継場所のひとつが宮島沼です。
この時期は田んぼの落ち穂(身のついたワラ)や、秋播き小麦の新芽が食料となります。
ここ数年は外敵もいなく、餌も豊富なことからどんどん雁が増えており、農家としては、どうやったら大事な麦の新芽を食べられなくするか頭を抱えています。
さて、ポールに紐をつけている意味はというと、風で紐がなびくと空から見たときに障害物となり降りにくくなるということらしいですがその効き目はというと…効果のない畑があります。
それは一度、食害にあった畑です。
さすが渡り鳥、一度ご馳走にありついた場所は覚えていて何度も同じ圃場が餌食になります。
頭のいい鳥はポールの無いところに降りて歩いて麦畑に進入したりします。(笑)
これには農家もこまめに見回って追っ払うしかありません。
そのときは逃げても、ぐるーっと旋回してまた戻ってくるまた追っ払いに行くといったいたちごっこが、この辺の春の風物詩になっています。(笑)
もう一週間ほどすると恐ろしい数の雁が飛んでくるので皆さん見に来てみませんか?
夜明けとともに一斉に飛び立つ瞬間と、夕方餌場から帰ってくるシーンは必見です。