皆さん明けましておめでとうございます。
といってももう一月も20日を過ぎようとしています。
何度か食の安全を取り上げていますが、自分自身の仕事を否定していることになるよな~、などと考えてしまう今日この頃…。(独り言です)
今回は、農産物の流通の今と昔を考えて見ます。
昔々の話です。
戦後、しばらくすると農産物の流通革命が始まりました。
作物を寒い時期は南の産地で作り、暖かくなるにつれて北部や高地で栽培するという産地の移動が行われるようになりました。
(今は当たり前ですが)スーパーは時期を問わず新鮮な野菜を年中一定量仕入れることができるようになったのです。
農村では農作物の多様性が失われ高度に産地化(一種類の作物に依存)されました。
消費者にいたっては年中新鮮な野菜が安く手に入るようになりましたが、旬という考え方が希薄になりました。
商店街の八百屋さんが少なくなり生産者と消費者の距離がどんどん離れていきました。
しかも市場は大量かつ安定的に出荷してくる≪生産者<生産団体≦農協≫を優遇するので農協や行政の営農指導者は虫や病原菌を皆殺しにする効率の良い生産方式を採用しました。
その結果、生産者は虫や病気のつかないキレイな農薬まみれの野菜を作ることに抵抗がなくなりました。(自家野菜は無農薬だったりする…)
消費者も、虫食いの穴があいていないやさいが当たり前だと感じるようになりましたとさ。
めでたしめでたし(…ではないですね。
)
今でこそ、食の安全とうたわれていますが、市場の関係者に聞いた話では、うちらはキレイな物で安定的に入ってくるものでないと扱えないんだ、いくら安全でも出荷量や品質にムラがあっては持て来ても値段は付かないね。とのこと。
この高度に産地化された農業と大量販売のシステムによる負の連鎖はしばらく続きそうだ。
(余談ですが一応、日本の農薬の安全性は世界トップレベルらしいです。)
といってももう一月も20日を過ぎようとしています。
何度か食の安全を取り上げていますが、自分自身の仕事を否定していることになるよな~、などと考えてしまう今日この頃…。(独り言です)
今回は、農産物の流通の今と昔を考えて見ます。
昔々の話です。
戦後、しばらくすると農産物の流通革命が始まりました。
作物を寒い時期は南の産地で作り、暖かくなるにつれて北部や高地で栽培するという産地の移動が行われるようになりました。
(今は当たり前ですが)スーパーは時期を問わず新鮮な野菜を年中一定量仕入れることができるようになったのです。
農村では農作物の多様性が失われ高度に産地化(一種類の作物に依存)されました。
消費者にいたっては年中新鮮な野菜が安く手に入るようになりましたが、旬という考え方が希薄になりました。
商店街の八百屋さんが少なくなり生産者と消費者の距離がどんどん離れていきました。
しかも市場は大量かつ安定的に出荷してくる≪生産者<生産団体≦農協≫を優遇するので農協や行政の営農指導者は虫や病原菌を皆殺しにする効率の良い生産方式を採用しました。
その結果、生産者は虫や病気のつかないキレイな農薬まみれの野菜を作ることに抵抗がなくなりました。(自家野菜は無農薬だったりする…)
消費者も、虫食いの穴があいていないやさいが当たり前だと感じるようになりましたとさ。
めでたしめでたし(…ではないですね。

今でこそ、食の安全とうたわれていますが、市場の関係者に聞いた話では、うちらはキレイな物で安定的に入ってくるものでないと扱えないんだ、いくら安全でも出荷量や品質にムラがあっては持て来ても値段は付かないね。とのこと。
この高度に産地化された農業と大量販売のシステムによる負の連鎖はしばらく続きそうだ。
(余談ですが一応、日本の農薬の安全性は世界トップレベルらしいです。)