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『農』な生活

北の大地、北海道に北村という小さな村がある。そこに住む農業青年の『農』な生活のぞいてみませんか?

消え行く品種たち

2004-12-22 21:23:04 | スローフード
 こんばんわ
 
 8列とうきびというのをご存知でしょうか?
 
 昔とうきびとも言われてて、とうきびの実が8列しかない古い品種です(おじいちゃん、おばあちゃん
あたりに聞くと知ってるひともいるかも)
 今ではたまに直売所にあるようですが、ふつうのスーパーとかではほとんど見かけません

 昔おいしかったのに、今はなかなか、ないねぇ~というの品種が結構あります

 国連の調べ(FAO)では、この100年のうちに農産物の3/4の品種が失われたの声明が発表されました
 その論文には、おいしいくて作りやすい物(機械化)を追求した結果や、森林伐採や都市化が原因と書かれていました。そう思うと、ちょっと残念です

 でも、男爵(ジャガイモ)のように、100年近く今も現役で生産されつづけている品種もあります
メンデルの法則の再発見から、色々な品種を少しずつ保存し、常においしい品種を作ろうとしている
人々もいます

 私も、色々な品種を作って、ここにしかない農産物として売って見たいなぁと思ってます

 ところで、みなさんは札幌黄、農林20号って知ってます?

 

 忘年会シーズンですね

2004-12-13 18:55:51 | スローフード
こんにちは

ちょっと前になりますが、忘年会がありまして……その際、日本酒をちびちびと飲んで思ったんですが…

 そういえば日本酒って、スローフード(?)の一つなんだよなぁって。

 日本にはおいしい地酒(日本酒や焼酎とか)がいろいろあります。それはやはり、そこの場所のおいしい水やお米などから作られているからなんだよなぁ~としみじみと感じます

さて話は変わりますが、夏子の酒という漫画をご存知でしょうか?

普通のOLをしていた蔵元の娘が、兄の死をきっかけに幻のお米を育成し日本一のお酒を作るという作品なのですが…
そのモデルとなったお米があります 「亀の尾」という品種です
この品種は戦前から戦後にかけて作られていたそうです
ただ、この亀の尾という品種は非常に作りづらいそうです。その為、他の酒米に取って代わられていました(今は山田錦とか五十万石という品種が主流です)。
しかし、この米で作った酒の味が忘れられないという人々が再びそのお米を作り始め、今はこのお米で作った日本酒もあります
 「亀の尾」、「亀の翁」というお酒で、市販されているそうです(一度飲んでみたいなぁ~)

今日はちょっとお酒の話ばかりになってしまいました(笑)。次回は消え行く品種についてです

スローフードの話

2004-12-11 16:55:00 | スローフード
こんばんは村人2です

今日は刺すように寒かったですね~ もうしばらく暖かい日はこないんですね~ はぅぅ~

それはともかくこの前、新聞を読んでたら「スローフード」という言葉がでてきました
はて、スローフードってなんだべ?と思い、ちょっと調べてみました。

1986年にイタリアが発祥の地とされ、現在、世界47カ国8万人を超える会員が活動している組織だそうです
その基本理念とは「消えつつある郷土料理や、質の良い食品やワインを守る。質の良い小生産者を守る。子供たちを含めた味の教育を進めていく。」の三点が指針となってるそうです

 そして、日本のスローフードを考えて見ると、納豆や味噌、北海道はジンギスカンとかもそれなんだよなぁ~としみじみ感じたましたね(カツゲンも北海道のスローフード?)