よろず戯言

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スミレ

2022-03-27 13:10:05 | フラワー・園芸

スミレ

自宅横の空き地にて

以下の画像、表記のないものすべて自宅横の空き地にて撮影。

 

春の訪れを告げる紫色した可憐な草花、スミレ(菫) “Viola mandshurica”。

日本列島各地に自生する山野草、雑草扱いされることもある草花。

園芸品種をのぞいても50種類以上あり、

ふだん目にするものの多くは、タチツボスミレ “Viola grypoceras”というのが正式名称らしいが、

その他細かい分類には明るくないので、まとめて“スミレ”として記事にする。

ヨーロッパ原産のニオイスミレ “Viola odorata”や、

園芸品種として広く普及している、パンジー/ビオラViola×wittrockiana”などはのぞく。

 

 

日本に古来よりある花。

万葉集のなかにも、すみれを歌った首がいくつかある。

古くから日本人に馴染みのある花のようだ。

濃淡に差があるものの、多くは紫色をした小花。

5枚のやや尖った花弁が美しく展開する。

 

スギナとのコラボ。

 

スミレとまったく似ていないカラフルな花、パンジー

その和名が、“三色すみれ”っていうのが長年謎だったけれど、

こうやってスミレの花をアップで見てみると、

なるほど、パンジーも立派なスミレの仲間なんだと確認できる。

パンジーの花びらはカラフルで丸みを帯びているものの、

花の構造自体はまったく一緒だ。

 

シロバナタンポポとのコラボ。

 

葉や茎が天ぷらなど食用にもされるようだが、自分は食べたことも見たこともない。

花はパンジー同様、エディブルフラワーとして、料理の彩りに用いられるようだ。

スミレを使ったお酒、バイオレット・リキュールや、

ケーキの飾りや紅茶の彩りに使われたりする、スミレを砂糖漬けにしたお菓子なんかは、

日本やアジアのスミレではなく、別種のニオイスミレが原料らしい。

確かにバイオレット・リキュールの、あのなんともいえない芳醇な香りは、

日本のスミレでは出せないだろう。

 

 

スミレという花の名前は小さい頃から知ってはいても、

大人になるまでその花を認識して、注目することはなかった。

タンポポやオオイヌノフグリ,レンゲソウなどは判っていたのに、

スミレだけはなぜだか認識することがなかった。

地味過ぎたからか?

教科書にも載っていなかったからか?

きっと子どもの頃にも、そこらじゅうに咲いていたろうに。

 

スミレは切手のデザインにも多用されている。

 

今では、至る所で咲いているスミレが目につく。

うちの隣の空き地にもスミレがたくさん自生しているのに、福岡へ戻ってから気付いた。

近所の公園、ちょっとした空き地,道路わきの植え込み、etc・・・。

なんなら花の時期でないときだって、スミレの株が目につくくらい。

ああ、ここスミレがたくさん生えているな・・・春になるとすごいだろうな・・って。

 

 

背丈は低く、色も紫色をしているため地味といえば地味。

単体では可憐で美しく見えるけれど、

他の多くの春の花と並ぶと、埋もれて見劣りしてしまうのは否めない。

そのため、そこらで咲いていても気付きにくいのかもしれない。

こぼれ種でよく増えるので、気付けばたくさん咲いている。

 

 

春の訪れを告げてくれる小さな花、スミレ。

見上げれば、桃や桜,コブシにモクレン。

目線にもレンギョウユキヤナギ,アセビにマンサク

そして足元には、オオイヌノフグリやタンポポ,レンゲソウ。

カラフルな花が咲き誇る季節、

地味だけど、しっかりたくさん咲いているスミレにも注目したい。

 

以下はスミレギャラリー。

 

白色のスミレ

福岡県飯塚市 ピクニカ共和国にて

 

飯塚市 ピクニカ共和国にて

 

飯塚市 ピクニカ共和国にて

ピクニカ共和国は標高の高い山の中にある施設。

よく見るとそこら平地に自生しているものとは葉の形が異なる。

きっと別種なのだろう。

 

福岡県添田町 英彦山(ひこさん)にて。

やはり花びらや葉の形が、近所に自生しているものと異なる。

 

添田町英彦山にて

岩の隙間から生えてきたスミレ。

こう見ると、まさに山野草。

 

白色のスミレ

福岡県東峰村 松尾城址にて

 

大分県日田市 高塚愛宕地蔵尊にて

 

福岡県福津市 宮地嶽神社にて

 

福岡県嘉麻市 織田廣喜美術館にて

 

静岡県沼津市にて

海岸沿いの防波堤の下に生えていた。

スミレだけど、こちらで見るものと明らかに違う種。

地域によって自生する種に違いがあるのだろう。

 

 

 

スミレといえば、バイオレット。

バイオレットといえば、先月唐突に発表された、ポケモン完全新作、

ポケットモンスター、スカーレット/バイオレット。

 

ポケモンスカーレット/バイオレットの御三家。

このなかじゃホゲータかな。

ワニらしいけれど、どう見てもカバ。

かわいらしいニャオハの最終形態予想の多くが、ガオガエン化されていて笑えた。

クワッスもきっと、バシャーモ,ジュナイパー化するんだろうな。

ホゲータは、オーダイル化が妥当かな?

 

今回の舞台のモデルはスペイン。

物語の中心的施設になりそうな建物がサグラダ・ファミリアだ。

 

床のモザイクがバルセロナの広場っぽい。

 

主人公の家もスペインのそれっぽい。

ダリの晩年のアトリエがこんなんじゃなかったっけ?

 

・・・いやしかし、ロシアがモデルになってなくて良かった。

アメリカ,フランス,イギリスときて、いつ来てもおかしくなかったからね。

もしロシアがモデルになっていたら、いちから作り直しするハメになってただろう。

そういうと、マリオカートツアーにもモスクワなんかがコースになっていなくて良かった。

 

今回の主人公のデザインは過去作とはかけ離れ、すっごいあっさりしたデザインに。

服装も顔立ちも体型も、男女差があまりないユニセックスなデザインなうえに、

男の子の方が内気で、女の子の方が活発に描かれている。

これまでの女の子主人公の、かわいらしさセクシーさが皆無。

グローバル化したポケモン。

これも欧米に配慮したポリコレ案件だとかなんとかささやかれているが・・・。

 

 



6 コメント

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Unknown (zizita2022家の椿、まだ、つぼみが膨らんで咲いてません。これから咲いたら載せましょかね。お楽しみに❗)
2022-03-29 18:22:35
毎年咲いてくてくれる、スミレに感謝です。有難うございました。
返信する
遅咲きのツバキかな? ()
2022-03-29 23:08:57
zizita2022さん、コメントありがとうございます。
 
スミレ、毎年咲いてくれて感謝です。
この空き地、子どもの頃はもっと多くの草花が咲いていたのですが、
それもめっきり減ってしまって寂しい限りです。
返信する
Unknown (きなこ)
2022-03-30 12:40:09
うちの近所の公園にもスミレは咲いています。香りがないのですが、外国のスミレはあるのですね。知らなかった・・・・。
外国のスミレの香りを一度嗅いでみたいです。
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カクテルのバイオレットフィズなんかで香りを楽しめますよ ()
2022-03-30 21:57:30
>きなこさん
 
コメントありがとうございます。
 
西洋のスミレは香りがあって、日本のものよりも大型です。
花は食用,香料として利用されるのですが、
根や種には毒が有るそうです。
 
“ニオイスミレ”という名前で園芸店などで苗が売られていますが、
園芸用の改良品種が多く、実際にお酒や砂糖菓子にされているのとは別種のものも有るようです。
本来のニオイスミレは、ラベンダー並に強い香りが有るとのことですが、
自分が今まで園芸店で見た(嗅いだ)ニオイスミレは、
そこまで香りを感じなかったなあ・・・。
返信する
Unknown (まり♪まり)
2023-02-20 07:24:51
武さん、おはようございます!
ブルーデイジーの事、教えて下さってありがとうございます!
何か違うかなぁ???と思っていたんです。(^^:)

菫大好きです♪♪♪
一番好きなお花なんです!
岩間から生えてる菫のお写真、
見ていると涙が出てきます。

菫によって、葉っぱの形が違うんですね。
武さんのお宅の方は、菫が沢山咲いているんですね。
家の方も、たまに咲いていますが、その年によって咲かなかったりします。

そう言えば、子供の頃はタンポポやムラサキハナナやヒメジオンなどは意識していましたが、
菫は気にしてなかったかも。
でも、今は一番気になります。
素敵なお写真見せていただいて、ありがとうございます!

ポケモンはやった事ないのですが、
街の感じとか、いいなぁって思っていました♪♪♪
男の方が気が弱そうっていうのも、いいですね(笑)。
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スミレそろそろ咲く頃かな? ()
2023-02-21 01:15:22
>まり♪まりさん
 
こんばんは、コメントありがとうございます。
 
ブルーデージーは好きな花なので、パッと見て違うのが判りました。
都忘れもよく似ているんですが、見比べてみると、
ブルーデージーはマーガレットに似た、いかにも西洋風の花。
対して都忘れは、シオンに似た素朴でいかにも和風の雰囲気の花です。
 
スミレが好きなんですね。
日本に数種類あるそうで、亜種も含めるとけっこうな種類になるようです。
花の色、花びらや葉の形,草丈など、
地域によってさまざまなようです。
 
子供の頃には目につかなかった花木も、
大人になってよく目につくようになるもの、多いですよね。
毎年新しい発見ができるのは、嬉しいことです。
 
ポケモン、作品によって町の雰囲気などガラリと変わります。
このページで紹介している最新作は、スペインがモデルになってますが、
過去作は、日本はじめアメリカやフランス,ハワイにイギリスなど、
いろんな場所がモデルになっています。
 
歴代ドラクエだともっぱら中世ヨーロッパな雰囲気が多いですが、
Ⅹは5種族(人間含め6種族)の大陸ごとに世界観が異なるので、
10年経った今でも楽しませてもらっています。
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