よろず戯言

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塔の上のラプンツェル

2011-05-20 01:56:59 | 映画

もう3月末のことになるが、

ディズニーアニメ映画、“塔の上のラプンツェル”を観た。

ディズニー・クラシックアニメシリーズの50作品目にして、

プリンセス物では、発のフルCGアニメーション。

 

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前売チケットのデカさに驚いた。

周りの通常の映画チケットと比較するとデカさがよく判る。

キラキラとホログラム加工されていて、なんとも豪華なチケットだ。

 

子ども達と一緒に観に行ったため、

しょこたんこと中川翔子がラプンツェルを演じた、日本語吹き替え版にし、

3Dはどうも酔いそうだったので、通常版にした。

なによりも3D上映は、通常の鑑賞代にプラス400円もするので痛い。

 

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森の奥にそびえ立つ、入口の無い塔。

そこに母親に18年間、閉じこめられて生活している少女、ラプンツェル。

毎年、自分の誕生日になると、たくさんの光がお城の方から飛んでくるのが見え、

それが何なのか知りたくて、外に出たくてしょうがない。

ただひとり(一匹)の友達、カメレオンのパスカルと、塔の外に出ることを夢みている。

そこへ大泥棒の青年、フリンが、お城からティアラを盗み、

追っ手から逃げながら、塔に迷い込んでくる・・・。

 

 

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この物語、グリム童話が原作であり、

自分が高校のとき、英語の教科書にその英文が載って学んでいたのをかすかに覚えていた。

当時、英語の担当だった先生が、ダウンタウンの浜ちゃん並に絵がド下手で、

にも関わらず、授業で教科書の補助として自作し配るプリントには、

必ずその画才を発揮して超インパクトな挿し絵が描かれており、

その都度 生徒が大爆笑していた。

まあそれも生徒に興味を持たせるための戦略だったのだろうと、今になれば思うのだが。

 

ただ、習った覚えはあれど、その内容はほとんど記憶に無く、

映画では主人公の少女の名が“ラプンツェル”だが、

これは確か“弟切草”や“まんげつ草”みたく、そんな名前の薬草が物語中に登場した。

で、塔に迷い込んで来る若者は、泥棒ではなく王子様で失明していたような・・・。

でもって、少女を塔に閉じこめている魔女と、

何かいろいろあった後、少女と王子様は幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし・・・。

みたいなストーリーだったような、おぼろげな記憶。

 

で、原作を調べてみると・・・・・。

これはなんて・・・アダルトなストーリーだろう。

もちろん高校のときに習ったストーリーは、その部分が抹消されている。

日本を代表するおとぎ話、“桃太郎”も、実はかなりアダルトな部分があるのだが、

そこは明治だか江戸末期だか、子どもが読むことを想定して、

かなり早い段階で、“桃から産まれた”ことに改編されている。

この“ラプンツェル”もまた、児童書に掲載されるときは、その部分が省かれているようである。

 

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話をディズニーアニメの、“塔の上のラプンツェル”に戻す。

ディズニーアニメを観るのは、いつ以来だろうか。

あまりディズニーにキャラクターが好きではないので、そうそう観ることはない。

たぶん、十数年前の“ムーラン”,“ヘラクロス”,“ノートルダムの鐘” 辺りじゃなかろうか。

CGになってからは全く観ていない。

 

だがいざ観ると、やっぱりいい。

小さい子どもを含めた家族で観るには、もってこい。

絵と音楽が凄いだけで、難解でメッセージがよく解らない最近のジブリ作品と比較すれば、

勧善懲悪でハッピーエンドでストーリーが明朗で、完全にディズニーアニメの方が家族向け。

キャラクターにきちんとした性格付けがなされ、中だるみすることなくテンポ良く進むのもいい。

 

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子どもに何か質問されても、すぐに答えられる。

「なんで黒いのが追いかけてくるん?」

「なんで赤ちゃんなんに大きいん?」

「なんでハウルは戦争しよん?」 

ジブリなんか答えようがない・・・というか本当にワケ解らんわ!

 

・・・とにかく、子ども達には大ウケで、

しかも映画館で映画を観たのは初めてだったっていうので、

連れていって良かったと思った。

 

この映画、脇役達がかなり魅力的で、

ラプンツェルの友達、カメレオンのパスカル、

お城の近衛兵の隊長の愛馬、マキシマス。

そして主人公達を助けるべく奮闘するお茶目なゴロツキたち。

どれも愛嬌たっぷりで楽しめた。

 

先日、ガシャポンで、塔の上のラプンツェルのストラップを見つけた。

娘がカメレオンのパスカルをとても気に入っていたので、

それが出て欲しいと願いながら、コインを入れダイヤルを回すと・・・。

 

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カプセルで脚がぐにゃりと・・・。

熱湯で元に戻さねば・・・。

 

マキシマス・・・。

しかしなんて気の抜けた表情なんだろう。

心ここにあらずだ。 

 



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