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店長今日の一撮 2

ある時は熱帯魚屋パラダイスの店長
ある時はネイチャーフィールドのおっさん
しかしその正体はケンぢファ〜ムの設立者

結露とエビの抜け殻、死体

2023-12-16 13:13:00 | 生体販売者の基礎知識( ゚д゚)

昨日の様子。
新入荷分が届いた為、水換えしてから新しい個体群を入れたヤマトヌマエビ水槽が結論祭りwww


そして今

ミナミヌマエビのストック水槽の水換えメンテにより、結露祭り٩( 'ω' )و

反日程度で緩やかに室温まで水温が上昇して
ヤマトヌマエビ推測の結露は治っておる。


冬場、ミナミヌマエビはおっさんが万単位で採集した個体群を数ヶ月ストックしながら少数づつリリースするだけなので調子を見ながら最低限の水換えをするだけなのだが、ヤマトヌマエビは四国から1000匹ロットでの仕入れとなる。


ゆえに冬場はヤマトヌマエビが入荷する度にご覧のような結露が出るまで水換えしてから水槽に導入してますんで、チラシセールとかがなければ週1〜2回ペースですかね(*´-`)

冬場の到着水温5〜10℃。
社内ストック水槽はヒーターレスだけど温室化してる為、だいたい水温が冬場で24℃。

水道の水温は外気温に依存はするものの
到着水温と比較して、水道水の水温がやや低いのがこの地域の普通でつ🥺🥺

水性生物は急激な水温低下には比較的強く
急激な上昇にはクソ弱い理論から見ても
結露を恐れずしっかりと導入水温を下げておくのは理にかなっております。



だがしかし、導入後1日で20℃前後も水温が上がる結果になる事も事実🥺🥺🥺



こちらはそんな20℃近い水温上昇を経験したばかりの個体群。




スマホカメラの画像なので光の当たり方で
見え方がかなり変わっちゃうんだけど
赤丸で囲った個体は他の子に比べて
やや透明度が落ちて居る。。



こちらの超ビッグなフルサイズ個体の方が透明度が高い色彩をしてるよね。

つまりは赤丸の個体は現状でややダメージを負って居る個体だと判断出来るわけです🥺

マジでヤバいダメージを負うと本来透明に近い筋肉部分がもっと透明度の低い乳白色に変色しますので、赤丸の個体が死ぬレベルかと言うとそうではないが、とは言えダメージの痕跡がある個体の方がストックリスクが高いのは言うまでもない(*´-`)


このダメージが輸送前に入ったものなのか、輸送途中なのか、それとも水槽導入から今までのものなのかは、確定的な判断はできないけれどもミスを起こした直後から数時間以内に透明度は落ちる特性が有りますので全体における透明度の下がった個体の割合や乳白色の濃さで色々と判断できます。


今回の場合で言えば約2割程度が
同じレベルの乳白色化しており
尚且つエビの調子の良さを測る指標となる
ツマツマと足を動かす行動は全体的に止まっていない点からも、輸送による水質変化と水温変動などを乗り越えて順次若い個体から新しい環境に適応するための脱皮が始まってる状態による、やや乳白色化であろうと判断できます。

この後は今日から数日中に順次脱皮するので
脱皮した殻が沢山出てくると٩( 'ω' )و


乳白色化はコンディションの目安になるが
脱皮などの生理現象の前触れにも該当(厳密に言えば乳白色化しつつ外骨格は赤みを増す)するなど、ヤマトヌマエビごときでも沢山の知識が必要になる訳です。


ちなみに乳白色化から脱皮までのかかる時間は変温動物ゆえに水温によって大きく変わります。

夏場だと、ほんと早くて即日。

熱帯性のチェリー系でも同じように
水温維持している影響から
水質変動などの環境変化を与えると
即日発生しますね(*´-`)

そんな事からイエローチェリーの動きの超絶に良い個体を10匹厳選して発送してるのに毎回1匹死着報告上げてくるのは
脱皮の殻を見て死体と思ってんだろうなぁと
推察してたりしますが、10匹ぐらいなら殻じゃなくて中身の数でカウントせいっとも思う今日この頃(苦笑)

ちなみに脱皮の殻と死体の見分けは簡単で
殻に赤く繁殖した身が一切残ってなけりゃ
だいたいは脱皮した殻。

過密ストック環境だと中身は短時間で
食べられてしまうけれども、足先や触覚など
ツマツマと摘んで食べられない部分の身は
長時間残るから半透明な殻に赤く変色した身(イエローチェリーのみ、白濁した黄色の身)が少しでも残っていたら死体だと判断できます。


厳密に言えば脱皮不全で足先が
抜けずに残る事もありますが
確率的には低いので無視や٩( 'ω' )و








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