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店長今日の一撮 2

ある時は熱帯魚屋パラダイスの店長
ある時はネイチャーフィールドのおっさん
しかしその正体はケンぢファ〜ムの設立者

クラウンローチ

2022-12-16 18:58:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺







クラウンローチ 255

日本におけるアクアリウム創成期より輸入されている底物系の人気種。
ド派手な色彩と小魚や同種との相性の良さから安全な混泳魚として
確固としたポジションを持っていると思う。

水質変動後(生体購入、仕入れなど)には白点病が出易くなるのも特徴で
購入&仕入れ後には一時的に白点病の症状が出る前提で水温を28~30℃程度まで
上げておくのが良い。
なお、移動後数日以内にクラウンローチに白点病の初期症状が出ても
水質環境に問題が無ければ、もともと居る魚には移らない事が多く
クラウンローチ自体に出た初期症状もそのまま感知するので急速に症状が進行する場合を除いて投薬の必要は低い。

もちろん、移動などの水質変動が無い状態で白点病の初期症状が出た場合は
それは普通に発症しているパターンなので、購入&仕入れ時とは別物であると頭に叩き込んでおくと良い。


現状、観賞用として流通している個体群はおっさんが知る限り全てワイルド個体でありましてブリード個体並みに長年流通している点から産卵場所がガサリングし易いのかなぁ~とか幼魚時に群れてる場所が採集し易いのだろうなぁ~とか思う。

時折ワイルド個体として30㎝を超える個体群も輸入されているが
飼育下では成長の止まるサイズがかなり早く、水深30㎝程度の水槽では
なかなか10㎝を越えない事でも有名。

サイズアップに水圧が大きくかかわっていそうなタイプでつね(*´-`)


なお、2020年のコロナ禍において世界的な需要アップで
価格が高騰&乱高下しており以前のような買い易い価格帯に落ち着くのか
ワケワカメ状態であーーーーーる(2022.12月現在)


余談だが販売店において本種は、水替えが雑になっているかどうかの指標としても使える。
仕入後数日の白点初期症状は出るので除外するとして、いったん安定した個体群は
当然ながら病気も出ません。
が、水替え前後の水温変動が大きかったり、PH変動が大きいと水替え後2日程度で白点病の初期症状が
混泳の他種に出ずとも本種にだけ出る。もっと言えば水替え後には呼吸速度が超絶アップするのだが
これが元に戻るまでに2時間も3時間もかかるようであれば水替え前後の諸々変動幅が大きい証拠として
目視で確認出来るのが便利。


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