事の始まりは水曜日の一本の電話からであった(*´-`)




「水換え少しやったら90水槽が白濁して、スパイニールが透明な粘膜出してます!どうしたらいいですか?」と。。
少量の水換えで白濁し、さらにヌルヌル系のスパイニールが透明な粘膜出してるなら
状況的に水槽内のPHが下がりすぎてて、少量の水換えでPHの急上昇&それに伴うバクテリアの死亡で白濁してるとすぐに判断がつきます🥺🥺
水換えをすでにやってしまってる点と現状のPHの数値が分からない事から、急激なPH変動を避けつつPHの上昇を確実にこなす為にサンゴ砂の500グラム投入を指示。。
普通ならこれで状況が落ち着いて終了な訳だが、本日金曜日に現物水槽を見ると




白濁継続中wwwww
外部フィルターの洗浄は行ったらしぃ。
ちょうど10L程度の水換えを行った直後だったみたい🥺
さて問題です。
なぜこうなった?
で、どうすりゃいい?
原因と、ここで働く人間の習性を考慮した対応策の最適解は?????
対応策の最適解を先に言うと
とにかく餌を一切与えるな( ゚д゚)
ですね。これが守れないなら無理ww
水換えは時間があるなら10Lでも20Lでも毎日やった方が良いかな程度(*´-`)
どうですか?難しい対応策ですかね?
おっさん的にはクソが付くくらい簡単だと思ってる。だって余計かの事やらなきゃ良いだけだもん🥺
小学生でもやれる🥺
仕事として大人が取り組むなら
やれるよね🥺🥺🥺
ちなみに一般飼育者からこの水槽の
改善アドバイスを求められたとしたら
答えはかなり異なります。
なにせ自分の愛魚を1秒でも早く苦しい状況から脱してあげたい気持ちの強さが全然違いますし、複数人が手を加える事も無いから余計な事をやられるリスクが無い前提条件が整ってますんで、最善の対応策が進めやすい(*・ω・)ノ
個人宅水槽だと仮定した場合は
まず今の水槽と魚の状況を観察して
状況把握を第一に進めます。
目視で分かった事は、白濁とスパイニールandヤマウツボの行動異常。ブラックアロワナは呼吸が通常時よりもやや深い程度。
問題点として重視すべきはスパイニールとやまうの行動異常でして、本来暗闇や物陰に隠れる魚が泳ぎ回ってる時点で異常。
そしてこの二種の呼吸は深く荒い。
これらの点と、当初PH低下が疑われて改善策を施した経過日数からPHの問題は既に解決していると予想する。
その予想を確定的にする為に
PHを測定する→常識。
となると、白濁と行動異常の原因は?となる訳だが、外部フィルターの洗浄を行なっていた点も考慮すると、もうほぼほぼ濾過不足から来るアンモニアか亜硝酸中毒の症状と見て間違いないやろ。
この二つの物質の発生状況も幸い測定キットで容易に数値化出来るので確認!
アンモニアと亜硝酸の両方が出ているなら
水槽内に塩の投入がされてない事を大前提としてゼオパック(500円ぐらい?)入れちゃえば、ほぼ解決。
亜硝酸だけなら50%水換えを数値が0になるまで毎日行う٩( 'ω' )و
あとは1日1回アンモニアと亜硝酸を測定して数値が0になったらそのまま放置して
魚自身の行動パターンが通常時に戻るのを待って終わりでつ🥺
んで、白濁の方は最初こそバクテリアの死骸による白濁であったと思われるが
その後の水質変動(主に富栄養化)による
アオコの発生に切り替わってると容易に推察可能。
アオコの濁りが気になるなら、殺菌等導入しても良いし、社会人ならどうせ日中水槽なんぞ見れないんだから消灯して水槽に光が入り込まないように新聞紙や布で覆えば1週間程度でアオコが枯れてこちらも解決。
実に簡単です🥺🥺🥺
しかし、複数人の手が入る状況だと
いつの間にか塩を誰かが入れている危険性が高く、その中にゼオパック入れたらアンモニア吸着と逆の化学反応が起きてお魚アボーーンwww
誰も入れていないと言われたとしても
その言葉の信用度は魚の命と天秤にかけて
考えた場合、過去の実績から信用するに値しないとおっさんは判断しますね(*´-`)
だから、ゼオパック使っちゃ嫌よん🥺🥺
そんなこんなで愛魚を守る気のある個人ユーザーへのアドバイスは基本的水質の数値化をしつつ、余計な物は一切入れず、必要な物だけ的確に入れて魚を回復させる手法を取りながら良い経験として今後の飼育に生きる知識を得てもらう方向で行います。
逆に複数人で管理してる状況下では
余計な事をする人が居るのを大前提として
原因の根本的な部分、今回で言えば白濁してるのにアホほど餌入れてる状況を止めさせる事に集中しまつ🥺🥺🥺
また、こっそり塩入れたり
薬入れるワケワカメなリスクも有りますので、その辺りに関しても導電率計で導電率を測定しながら投入量をチェックwwww
疲れる🥺🥺🥺🥺
なお、おっさん的には複数人で管理する場合であっても、個々のスキルアップが絶対に必要だと思っておる。
10人中1人でも信用出来ない行動を取る可能性が有ると判断した場合は、アドバイスの内容がこれほどまでに変わる🥺🥺
スキルアップ、適切な知識と経験で
伸びる人にはどんどん疑問があったら
俺に聞けと言い続けておる🥺🥺
生き物の命を扱う職業ゆえ
個人の思想、プライド、思いより
的確に生き物のお世話が出来る人を
選択(区別)するのが必要🥺🥺
以上