風まかせ

殆ど家籠りの年寄りです。
趣味は家事•読書•五七五。

お早うと花や緑や愛犬に

2024-06-30 20:02:55 | 読書ノート
令和6年(2024年)
水無月晦日(日) 晩
こんばんは
植物に水をやり、雲だらけの空を眺めていました。
あっと言う間に令和六年も半分が終り、淋しさが漂う夕暮です。



(晩の予報はNETから拝借)
昼間の時々雨の予報は外れ、夕方に小雨が降って熄み、虹も出ました。
(明日も似たような空模様だとか)
蒸し暑さに閉口しながら、妻も私もLOVEも家籠りしてました。
図書館から次の本の貸出通知が届いていますので、昨日と今日は借りている本に集中しました。
やっと読了です。
白き瓶 小説•長塚節

(解説はNETから拝借アレンジ)
長塚節 - Wikipedia

長塚節 - Wikipedia

正岡子規 - Wikipedia

正岡子規 - Wikipedia

伝記小説の分類だったので、軽い気持で読み始めましたが、とても難解な物語でビックリしました。
作中の手紙文が候文で、現代文の解説が無いから読み難い?
そう言う書き方の問題では無く、登場する著名な歌人も同人も文人気質が強く、流派や歌風に拘るところが馴染み難いのだろうと思います。
主人公の長塚節(たかし)子規に入門しますが、内部のせめぎ合いも烈しいものでした。
しかし主人公も頑固で、何を言われても作歌をやめません。
若くして病没した歌人の鎮魂賦であることには間違いありませんが、到底真似できない世界だと感じ、本を閉じようかと何度も思いながら読み切った次第です。
私の五七五など、気分と感情と拙い言語能力の範囲内で、流派にも手法にも拘らず、出来事の瞬間の気分を十七文字に託しているだけです。
単なる情景転写で稚拙な表現だと思われようが、堅苦しい理屈を並べたい人はそう言えばいい。
頑固な主人公を真似た訳ではありませんが、開き直ります (笑)

散り時は
知ってるようだ未だ盛り