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ぼらの「いつまでもグダグダと。」

いろんなことをグダグダと書いてます。

いくつになっても誕生日はうれしい ですか? 結果発表

2005-08-02 13:41:22 | ヘンな会社
以前「いくつになっても誕生日はうれしい ですか?」というのを書きましたが、
その会長さんからお返しがあったそうです。

品物はさくらんぼ。

さくらんぼ、結構いいお値段しますからね。
前回の「自腹で食事」に比べたら、格段に良くなりましたね。


でも、2人で1パックだったそうで・・・

何というか、微妙なセコさですね。


10人もいないんだから1人1パックでもよさそうなのに。
パックをもらえなかった人はどうやって持って帰ったんでしょうか。


やっぱりヘモヘモです。

いくつになっても誕生日はうれしい ですか?

2005-07-12 19:29:21 | ヘンな会社
変な会社シリーズも、チョコで解雇以上のインパクトがあるものはそうそうありません。
なので、今回は小ネタです。
でも、へもへも度ではこちらの会社も負けてません。

というわけでB子さんの告白です。


――――――――――――――――――――――――――――

ある日の夕方。
帰り支度をしていると、何やらブツブツ言う声が聞こえる。
ブツブツではあるが、「誕生日なのに誰も祝ってくれない」とはっきり聞こえる。

我が社の会長の声である。
創業者であり、現在は息子に社長を譲っているのだが、本人はまだまだ現役のつもりである。
社員が10人かそこらの頃は、おそらく誕生日にみんなで祝ってもらったりしたのだろう。
従業員が100人を超えた今でもそんなアットホームな雰囲気でありたいと考えているのかもしれない。
と無理やり好意的に解釈できないこともない。

しかし、人望がないから誰も祝ってくれないということに、気づかないのがこの世代の特徴かもしれない。

やむなく付近の女性職員がお金を出し合ってネクタイを送ることになった。
パートの私の1.5時間分が会長のわがままで消えると思うと腹が立つ。
けれどもわざわざ事を荒立てることもないので我慢することにした。
なんか催促したみたいで悪いね、などと素人のコントでも使わないようなことを言っていたらしい。


数日後、会長からお礼にみんなを食事に誘いたい、という申し出があった。
こんな奴に付き合って時間を浪費するのもしゃくだが、行かないとまたブツクサうるさいので仕方なく参加することになった。

なんということもない食事をし、なんということもない酒を飲んで、そろそろお開きに、事件は起きた。

「飲み物の分はおごってあげるから、後は割り勘ね。」


なぜ会長が誕生日に祝ってもらえなくなったのかよくわかりました。

もうすぐ今年の誕生日がやってきます。
うっとおしいので、先手を打ってプレゼントだけは用意するそうです。
今年のお返しがどうなるのか、ある意味楽しみです。

――――――――――――――――――――――――――――

今でもこういう経営者は多いのですかね。
私もアットホームな会社なるものが苦手なんですが、100人規模の会社でコレってのはすごいですね。
私も今年の誕生日、楽しみです。

血のバレンタイン

2005-03-22 20:44:26 | ヘンな会社
バレンタインが終るとホワイトデーなんてものがありまして、悲喜こもごもあったりするのでしょうね。
そんなイベントにまつわるお話です。

この話の続きなので、先に読んでもらえると嬉しいです。



涙の送別会から一年以上経ったある日のこと、件の美佐子から相談があるという電話をもらい、会って話す事になった。

「ウチの現場も統廃合があってさ。営業所が三つくっついちゃった。」
どこも大変である。でも以前より少し元気な様子でほっとした。

話によると、女子社員が急に増えた上に、前回のアレでベテラン社員がいなくなったせいで、彼女が女性をまとめなければならなくなっていたのだ。


「でも良い子が多いから何とかなってたんだけどね」
「けど?」
「バレンタインがねー」
話が意外な方へ向かいはじめた。

「営業所によって義理チョコの習慣が違うの。ウチは偉い人とかいたからあげてたけど、あげてない営業所もあったのよ。どうすればいいでしょう?って聞かれても、勝手にすればってわけにはいかないのよね。めんどくさいけど。」
「たしかにめんどくさそうだね。」

「それでいろいろ話を聞いてると、みんな本当はめんどくさいからやめたい、っていう感じだったのね。で結局義理チョコはやめましょうって結論になったんだわ。私は良いんじゃないのって言っただけだけどね。」
「まあ、あーしろこーしろって言う話でもないしね。」

「で、バレンタイン当日が来たわけさ。義理チョコなしって決めてたから、バレンタインって事すら忘れてたけどね。でも夕方になってアレって思ったのよ。」
「・・・」

「若社長が帰らないのよ」
「あー、3時か4時にはキャバクラに営業に行っちゃう、あの若社長ね。」

「そう。
5時になっても、6時になっても帰らないのよ。イヤーな予感がすごくするんだけど、チョコなんて用意してないし、今さら用意できるほどヒマじゃないしね。用意できたとしても私だけあげるわけにはいかないけどね。」
「うんうん」

「そしたらさ。若社長の顔がだんだん赤くなってきたのよ。そんで、完全に真っ赤になったと思ったらさ。」
「うんうん」

そこで美佐子は少し間を空けた。
何だろう、と思った時、彼女は叫んだのだ。

「なんで誰も僕にチョコをくれないんだよー!」



「へ?」


「って叫んで泣き出しちゃったのよ。」
「はあー。なるほどね。」


「その場は何とかみんなで抑えたんだけどさ、問題は次の日よ。
若社長の部屋に呼び出されて、行ってみたらあの愛人がいるのよ。若社長は真っ赤な顔して怒ってるし。
「チョコ如きで何でそんなに怒るかね。」

「どうやら義理チョコをいっぱい抱えてキャバクラに行って、僕ってモテるんだ、って自慢するのが毎年の楽しみだったらしいのよね。」
「はあー。」

「でなぜか愛人までが怒ってるの。何を言うかな、と思ったら」
「何て言ったの?」

「なんであなたたちはそんな失礼な事をするの。いつも世話になってるのに、義理チョコもあげないなんて。私だって義理であげたのよ、義理で。」


「フォローになってないね。」
「なってないどころかトドメ刺してるわよ。
若社長って、ただの義理なのに、自分がみんなから愛されてる証拠だと思ってたみたいなのよね。
それが義理の連発でしょ。もう机に突っ伏しちゃって。トドメ刺したの愛人なんだから何とかしてよ、ってかすかに期待したてたらさ。」
「うん?」
「社長の登場よ。」
「美佐子には悪いけど、なんかやらかしてくれそうな期待しちゃうな。
あの若社長の親だし、愛人を会社に入れちゃうような人だからなあ。」

「正解。
愛人が社長に事情を話してさ。もう大した期待はしてないから、とにかくこの場を収拾してくれよ、と思ってたのよ。そしたら、何て言ったと思う?」
「まさか」
「そのまさかよ。」
「はあー」

なんとなく予想がついた。けれど美佐子に先をうながした。

「これは背任行為だ。だって。」

この親にしてこの子あり。
バカって遺伝するんだね。

「でもこのパターンだと、責任を取らされるのは・・・」
「そういうこと。それで辞めさせられたのよ。」
「あら、やっぱり。」

「私もいつ辞めようかと思ってたから、別に構わないんだけどさ。ただ、ちょっと悩んでる事があってね。」

次の仕事のことだろうか?
紹介できる仕事とかあったかな・・・
私は既に転職しているから、相談には乗るけれど・・・
などと思っていると、美佐子から意外な質問が来た。

「中途入社の面接で、前の会社を辞めた理由って聞かれるの?」
「普通は聞くだろうね。」

「聞かれたら何て言おうかと思って。まさかバレンタインのチョコをあげなかったので背任行為に問われました、とは言えないしねえ・・・・・・」
「・・・・・・」

二人で顔を見合わせて大爆笑したのであった。


この会社のバカ話はまだあるのだけれど、それはまたそのうちに。

(この話がフィクションならどんなによいか)

ヘンな会社 番外編

2005-01-31 18:56:21 | ヘンな会社
これから書くお話は「ヘンな会社」話ですが、大企業ではさほど変ではないのかもしれません。


10年以上前の話です。

当時、学生の私は、F市のとあるホテルでベルボーイのバイトをしていました。

高島政伸がいるような豪華ホテルではありませんが、いちおうお客様の荷物を持って部屋までご案内するくらいのレベルのホテルでした。
このホテルは某超大手スーパーの系列でして、その会社の会議などにも使われていました。

ある日のこと、いつものようにお客様をお出迎えしていると、普段ならばお客様の荷物など絶対に持たない、ホテルのちょっと偉い人たちが、ぞろぞろと玄関に並び始めました。

「お客様のジャマになるのに、何やってんだ?」
と思っていると、入り口から30才くらいの男性が、助さん格さんを従えて入ってきました。

学生の私でも顔くらいは見たことがある、その大企業の御曹司です。

玄関にならんでいたおっさんたちは、ある者は御曹司のたった一つのカバンを奪い合い、ある者はエレベータのボタンを押すためにダッシュし、ある者は「イヤイヤドウモドウモ」などと言いながらニヤニヤし・・・という具合にドタバタと「お客様用のエレベータ」へ消えていきました。

他のお客さんは「ポカーン」

そりゃそうです。
自分はフロントで待たされているというのに、30かそこらの若僧にはおっさんたちが我先に群がって、モーセのように通り抜けて行くんですから。


私は呆れながらも、他のお客様に謝ったりなんかしながら荷物を運んでいました。


「押しも押されもせぬ大企業になったけれど、お金を払ってくださるお客様よりも経営者の方を大事にするようでは、この会社も長くないんじゃなかろうか。」
などと若僧ながらも思ったりしたのでした。

その予想が当たったかどうかは置いておきましょう。



このブログはノンフィクションです。
登場する御曹司とこの記事と関係あるかどうかは定かではありません。

涙の送別会

2004-12-14 23:27:18 | ヘンな会社
美佐子が勤めていた会社は、少し変わっていた。
その会社は東京に本社があり、A市に系列会社を置いていて、それぞれに十数名ずつが勤務している。業務内容は仮に金融関係としておく。
A市にある系列会社の社長は、本社社長の息子である。(以降若社長)血縁だけで社長になっただけに、昼に出社して3時には退社、営業と称してキャバクラに行く、という正真正銘、混じりっけなしのダメ社長である。
ここまではさほど珍しくないかもしれない。

息子が無能であることは薄々感じてはいたのだろう。父親はお目付け役を二人置いていた。
一人は本社のベテラン社員だった山下部長である。
若社長がいなくても困らないように、会社を切り回していた。
もっとも若社長はいても邪魔にしかならない存在なのだが。

もう一人は本社社長の愛人である。
それなりの肩書きはついているが、要はお局である。
つまり「本妻の息子」と「愛人」が一緒に働いているのだ。
さぞピリピリしているだろうと思いきや、そうでもなかったらしい。
「最初は気を使ったけど、すぐにそんなものかなって思えた。慣れって怖いね」と美佐子は笑いながら言うのだった。
「本妻の息子」と「愛人」がうまく折り合ってくれても、働かない人が二人も上にいられては山下氏の苦労は並大抵ではなかっただろう。
何度も衝突を繰り返し、若社長は山下氏の悪口等を所かまわず言い散らすようになっていった。
愛人は頼りになるはずもなく、彼は個軍奮闘を続けていたが、ついに修復不可能だと悟り、退社することに決めた。

山下氏は社員にとっては数少ないまともな上司である。
社員たちは彼のために送別会を行うことにした。
そこで迷ったのが若社長と愛人を呼ぶかということだった。
全部で20人にも満たない会社である。普通であれば声だけはかけて、若社長が断わる、というところで落ち着くのだろう。
しかしそこは無能の人である。そういう空気が読めないのだ。

美佐子は言う。
「前にもあったのよ。部長が飲みに行こうってみんなに言ったことがあってさ。たまたま
同じフロアに若社長がいて、一人だけ外すのもかわいそうだから、誰かが声をかけたんだ
わ。犬猿の仲なんだから断わるでしょ、普通。そしたら行くって言うんだよ。で、案の定
飲み屋で部長に向かってボロクソに言い始めちゃって大変だったのよ。」
ましてや今回は本人の送別会である。ろくなことが起きるはずがない。彼女たちが若社長に声をかけないことに決めたのも無理はなかった。愛人の方も山下氏とうまくいってなかったので、こちらも声をかけないことにした。

「もしかしたら、それが一番の失敗だったかもしれない。」と美佐子は当時をふりかえって言うのだった。

送別会は山下氏が次の仕事を決めていたこともあって、湿っぽくなりすぎず、なごやかに行われた。
その時はまだ誰も知らなかった。無能の恐ろしさを。

翌日出社すると、しばらくして女子社員が全員社長室に呼ばれた。
とてつもなく嫌な予感がする、と思いながら彼女たちは社長室に入っていった。
中で待っていたのは、真っ赤な顔をした若社長と、愛人である。
愛人は言った。
「昨日山下さんの送別会をしたんですってね。」

二人を呼ばなかった意味を理解していない愚か者が口を滑らせたのか、それとも密告者がいたか。どちらにせよバカだ。

「なんで社長に声をかけなかったの」
愛人の詰問はつづいている。
美佐子はあんたたちがバカだからだよ、と思いながら聞いていた。
その時大きな叫び声が聞こえた。

「なんで僕を呼んでくれないんだよー」

そう叫ぶと、若社長は突っ伏してオイオイと泣き始めた。
37才独身男の涙であった。

「大の男が飲み会に呼ばれなかったからって泣く?」
美佐子は私にそう言って笑った。

若社長が泣き出してしまった以上、彼女たちは愛人がうまく取りなしてくれるのをきたいするしかなかった。
しかし、というべきか、やはり、というべきか、愛人の口から出た言葉は彼女たちの予想をはるかに超えるものだった。

「このようなさわぎを起こした以上、責任を取ってもらいます。」

あんたたちが勝手に騒いでるだけじゃないの?
と心の中でつっこんでみても後の祭り、古参の女子社員二人が解雇されたのでした。
美佐子は入社順で三番目だったので首はまぬがれました。
しかし妙にすがすがしい顔でやめていく二人を見て、どっちがラッキーか分からないなと思ったのでした。



その後、美佐子の身にもっと信じられないことが起こるのですが、それは次回の講釈で




(この話はフィクション・・・だと思いたいです)

みゆきで~す

2004-11-22 09:42:08 | ヘンな会社
 先日所用でとある小さな会社を訪ねた。
 中に入ると、30前後の女性が対応してくれた。その女性は胸元に「みゆき」と書かれた名札をして
いた。この会社は名札に名前を書くのかな、と思い近くにいた別の女性を見ると「斎藤」と書いてある。
なるほど、「みゆき」という名字なのか、幸という騎手もいるし、と納得していると奥から男性の担
当者がやってきた。挨拶をしながら彼の胸元を見ると「勇」と書いてある。
(いさむ? そういえば勇某なんていうアイドルが昔いたな。あれっ、でもこの人山下さんって名前
じゃなかったっけ。誰かと間違えてるのかな)などと考えていた。
 名札が間違っている訳がないよなと思いながら、勇さんとひとしきり話を続けた。
 なにか違和感があると思い、話が一段落したところで意を決して聞いてみた。
「お名前は~いさむ~とお読みするんですよね。」
彼は微笑みとかすかに~またか~という表情を私に向けて「はい」と答えた。
(間違ってないじゃん。それならあの表情は何だったんだ)と思い、慌てて「珍しいお名前ですね」
と尋ねると、「そうですか?父が新撰組が好きでして」と言う。

はぁ? 名字じゃないのかよ。
ずーっと友達でもない男の事を名前で呼んでたのか。でも名札がおかしくないか。とにかくごまかそう。

 そう思った私は慌てて言葉を継いだ。
「いやー、名札に名前って珍しいですよね。印象に残りますよ。」
取り繕ったつもりだった。しかし、彼は恥ずかしそうに言った。
「社長命令なんです。山下は一人でいい、と言われてしまいまして。」

 その時私はようやく思い出した。ここの社長の名前が"山下"であることを。

 「もしかして"みゆき"さんって方も・・・」
「ええ、彼女は"山下みゆき"です」

私は必要以上に疲れてその会社を後にした。

同じ名前が嫌ならフルネームで書けよ。
紛らわしいじゃねえか!