From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

第44回全国自衛隊サッカー大会決勝戦

2010-04-28 | その他の試合

第44回全国自衛隊サッカー大会決勝
2010.04.25(Sun)12:30KO(45分ハーフ/延長10分ハーフ)
会場:国立西が丘サッカー場
観衆:150人(目測)
海自鹿屋航空基地00-12海自厚木基地マーカス
0-1
得点者時間
31分
85分
得点者
6番(PK)
20番


25日はJリーグやJFLや神奈川県1部2部リーグでもなく
向かった先は西が丘サッカー場で行われた第44回全国自衛隊サッカー大会決勝戦でした。
昨年見に行ってレポをアップしたら予想以上に反響が寄せられたため、今年も行ってみようかと思った次第。
昨年優勝したANFCは残念ながら準決勝で海自鹿屋に敗れ3位決定戦に回り
そこでも空自3補(空自第3補給処・本拠地は空自入間基地。2010年度は
埼玉県2部Bに所属)に0-6と敗れ4位に終わったもよう。残念。

決勝はその準決勝でANFCを倒した海自鹿屋と空自3補処を退けた厚木マーカスと
昨年に続いて海自部隊同士の対戦。海自鹿屋も一昨年前の全自大会に初優勝を果たした
自衛隊サッカー界の中では近年力を付け出しているチーム。
なお厚木マーカスは前日に、この大会の準決勝と関東リーグYSCC戦を同時に
消化している。どうやらマーカスは全自大会準決勝をAチーム相当で関東リーグは
Bチーム相当のメンバーで試合を行ったようだ。
なお24日、保土ヶ谷で行われたYSCC戦は2-6でYSCCが勝利している。
YSな方にとっては不満タラタラだったと思うけど、当エントリーでは決勝の雰囲気を壊したくないので
あえてそこには触れない方向で。
関東リーグやらベストメンバー云々の視点で意見のある方は他の方々のサイトで意見してください。

では、以下が試合レポ。


海自鹿屋スタメン (ユニ・黄色、パンツ・青)

    9   11

15          6

   10   14

3  17   20  19

      1

海自鹿屋 選手交代
51分  9 → 4
90分 11 → 13

海自厚木マーカス・スタメン(ユニ・赤、パンツ・赤)

    7    9

8           11

   10    6

2   4   13  14

      1

海自厚木マーカス 選手交代
29分 11 → 29
46分  9 → 28
71分  7 → 20
88分 13 →  5



立ち上がりは両者様子見なのかスロースタートで。
個人の技術では厚木の方が見ていても明らかなのだが鹿屋は
フィジカルの強い選手が揃っておりボールホルダーへのチェックが激しい。
20分、鹿屋3番にラフプレーのイエロー。
20分過ぎ、マーカス11番がマーカスから見て右サイド、鹿屋から見て
左サイド奥で鹿屋選手と接触。その時の転倒で手の付き方が悪かったのか
マーカス11番が左肩を脱臼(?)で29分に29番と選手交代。
29番は11番のいたポジションにそのまま入る。

37分、鹿屋10番にイエロー。ラフプレイ?
その後、鹿屋15番にもイエロー。こんな風に書くと鹿屋の守備が
荒っぽい印象を受けてしまうが、この試合は今年から規約改正された
手を使ったファウルが多く取られてしまう。たしかに正しい判定が
多い内容だったが、このイエロー累積が後々になって鹿屋を苦しめることに
なろうとは・・・。


31分、マーカスの右からのクロスをゴール前で鹿屋のDFとマーカス選手が接触。
このとき、鹿屋の選手が手を使った反則をしたのかしないのか分からなかったが
鹿屋の選手に反則が取られマーカスがPKをゲット。
このPKをマーカス6番の選手が落ち着いて決めマーカスが先制した。
(画像をクリックすると拡大)

この後、37分に鹿屋10番がラフプレー(?)でイエロー。
さらに鹿屋17番もファウルを取られイエロー。
ちょっとこの試合はカードが多い感じ。
もっともカードが出ても仕方の無いシーンが多かったわけだけど
鹿屋のプレーが悪質だったわけでなく動き出しで遅れを取る分ファウルで
マーカスを止めるしかなかったというのが正しい見方だろうと思う。

前半はマーカス1点リードで折り返し。


後半は鹿屋が立ち上がりにビッグチャンス。
立ち上がり2分か3分頃、鹿屋の右サイドから好クロスが配球され
ゴール前に詰めた鹿屋9番タイミング的には良かったのだが、9番は
惜しくもボールに触れられず。1タッチでもすればコースが変わって
即ゴールという場面であった。惜しい!!

49分、鹿屋17番がファウル。イエロー。
50分、後半から途中出場したマーカス28番が鹿屋DFラインの裏を
抜け出てGKと1対1の場面を作るもシュートは枠を外れる。

この後、鹿屋はかなり自陣深くにリトリートしてカウンターから勝機を伺う。
しかしその後もマーカスの時間帯。
55分、マーカスの左クロスからマーカス7番のシュートはGK正面。
57分、鹿屋17番のキープをカット、そのままミドルを打ち込むもこれも枠の外。
60分、鹿屋3番がマーカス選手に対してファウル。この判定にイエローが出て
鹿屋3番は2枚目のイエローで退場に。
しかし61分、鹿屋ボランチ14番がセンターサークル付近からロングシュート
これはマーカスゴールのクロスバーを叩き、マーカスは事なきを得る。
このシュートが鹿屋の最後のチャンスだったかも知れない。

この後鹿屋はFW9番を下げDF4番を投入。4番出場後の鹿屋布陣はこんな感じ。


15  11   6

    10

  17  14

 4  20  19

     1

どうも変則3-3-3っぽい布陣に。
鹿屋は17番が中々良い感じのロングキックを蹴れる選手で
17番が中盤から配球すれば鹿屋も1点差なら何とか同点にまでは
追いつけるのかもと思ったものだったが・・・。




65分、その鹿屋17番が手を使ったファウルでイエロー2枚目で退場。
これで鹿屋はフィールドプレーヤーが8人になってしまった。
鹿屋17番退場後はこんな感じ。


    11

 15 14  6

4 10 19 14

    1

終盤は数的有利になったマーカスだったがフィニッシュのシュートが
打てども打てども入らない。
むしろ4-3-1のプチ・クリスマスツリー型になった鹿屋の方が
守備に関してはツボにはまったようだった。


この後、マーカスちょっと余裕をかまして細かく繋いだり
セットプレーで鹿屋陣内へ攻め込むも、追加点が奪えない。
鹿屋は9人になった後、CBから左SBに移った4番の守備の動きが
良かったと思う。対面のマーカス14番や29番は俊足でどの選手も彼らを捉える
ことが難しかったが、局面局面で早い出足で14を中へ絞らせたりして突破を
遅らせるなどよく奮闘しているなと感じた。


しかしコーナーなどセットプレーの雨あられの攻撃を続けたマーカスが
ついに追加点。85分、コーナーからマーカス選手が落としたボールを
後半途中出場のマーカス20番が押し込み2-0。
勝負としてはこれで決着が付き、マーカスが2-0の完勝で全自大会
3年ぶりの優勝を果たすこととなった。


3年ぶりの優勝で面目を保ったマーカスだけど、連戦続きであまり動けなかったのか
内容はあまり良いものではなかったように映った。試合展開の面白さの視点で見れば
昨年の決勝の方が面白かったと思う。
マーカスはフィニッシュの精度、鹿屋は手を使ったファウル判定の重みを思い知った
という点で双方課題が残った試合だった。


試合後の西が丘のピッチ。
ちょうど午後2時半頃に終わったので一番日差しが強い時間帯かも。
緑のピッチが眩しいですね。
閉会式も見ようかと思ったのですが、昨年はセッティングに20~30分待たされたので
今年はパスで。この後もうひとつの目的地に向かったのでした。
(次エントリーに続く)

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