From mitsuzawa northeast

横浜FCと横須賀・神奈川のローカルフットボールシーンを気ままに応援する日記。時々故郷・静岡県東部のフットボールなども。

第46回全国自衛隊サッカー大会決勝 空自3補 vs 海自厚木マーカス

2012-05-13 | その他の試合
2012/04/29 第46回全国自衛隊サッカー大会決勝
12:00KO(45分ハーフ)
会場:国立西が丘サッカー場
観衆:200人(目測)
空自第3補給処00-01海自厚木マーカス
0-1
得点者時間
76分
得点者
オウンゴール




空自第3補給処(3DEP) スタメン 4-4-2


    25三村    7熊谷

       
 16七戸  15川口 19小木曽


        22新井


6大串  27山本  4藤田  2野口


       10佐々木


3DEP 選手交代

46分 16七戸 →  8高平
64分 22新井 → 11森
81分 25三村 → 32春本

3DEP 警告・退場

42分 22新井(警告)

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海自 第46回全自サッカー大会決勝 vs空自3補
15 池永 17 中村
20 須田11 尾崎
9 大楠7 坂倉
26 井坂2 川手
13 佐藤3 中曽根
 31 西 


海自厚木マーカス 選手交代

46分  9大楠 → 10青木
46分 17中村 →  8野口
83分 15池永 → 22石神
90+3分 20須田 → 25坂本

海自厚木マーカス 警告・退場

19分 26井坂(警告)
36分  2川手(警告)

*記録等は管理人独自集計による。
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コチラの続きです。
東日本震災の影響で前年度の45回大会が中止となってしまった全国自衛隊サッカー大会。
今年は2年ぶりの開催となったので今回も決勝戦の観戦にお邪魔させていただきました。
(過去の観戦記はコチラ。第43回大会第44回大会

決勝に勝ち上がってきたのは航空自衛隊第3補給処(FC3DEP)
埼玉県リーグ2部に所属するチームで本拠地は狭山市。今回はFC3DEPのメンバーのほかに
同基地内で勤務する関東リーグ2部ACアルマレッザ飯能所属の選手や埼玉県1部坂戸シティ所属の
選手も一部合わせた混合チームであるとのこと。この大会仕様のための特別編成といったところだろうか。
ユニホームのカラーはアルゼンチンのボカ・ジュニオルスを彷彿させる青に黄色のライン。

対する海自厚木マーカスは22日の関東リーグ2部からこの試合まで7試合連戦という
超ハードスケジュールをこなしてきた。ちなみに前日の28日は関東リーグ2部・日本工学院Fマリノス戦と
全自大会準決勝・厚木なかよし戦とブッキングしたため、チームを2つに分けて参戦し、どちらも勝利して
勝ち上がってきた経緯を持つ。(日本工学院戦6-4、厚木なかよし戦2-1)

なお、このブログでの選手名記載については、おしあげろ!さんや狭山ラトルズSCさんの準決勝のレポートを
参考にさせております。

  

さて、試合。
初夏を思わせるような少し暑い日ざしの照りつけるなか迎えた決勝戦。
スタンドには選手関係者家族の観客のほかにもツイッターなどでこの大会の存在を聞きつけた
サッカーマニアな方々がちらほらと。3年前はほぼ関係者の家族等が多かっただけに部外者の
観客の方がだいぶ増えてきましたね。有名どころでは宇都宮徹壱氏や龍星ひかる氏なども観戦に訪れておりました。

龍星ひかる氏のレポートはコチラ↓

海上自衛隊厚木基地マーカス vs FC3DEP:観戦レポート

未知との遭遇~全国自衛隊サッカー大会~(SPORTS PLANET)

空自3補にはボカ・カラーのウルトラスの旗を振る観客、マーカス側は控え選手が即興アカペラで
ルパンのテーマ曲やら様々なチャントを謳ったりと会場を盛り上げてくれます。(動画
堅いイメージの自衛隊の雰囲気とは違うちょっと意外なようにも感じるけど、
映画「バトルシップ」の劇中にも米軍と海自のサッカー親善試合シーンでイージス艦乗組員の皆さんが
ニッポンチャチャチャコールするくらいですし、オイラはこのようなアットホームな応援も有りだと思いますね。



前半はマーカスがボールキープし攻め込む形が中心となるが、3補処は高い位置からのプレスからの
カウンターからマーカスの自由にはさせないぞという意気込みが伝わってくる展開。
10分、マーカス15池永選手のシュートはポストを直撃。
ヒヤリとする場面があれど3DEPは選手兼監督の7熊田選手(坂戸シティ所属)が
大声で「もっと楽しもう!!」とチームを鼓舞している姿が印象的でした。

第46回全国自衛隊サッカー大会決勝(1)

23分にはマーカスFKから2次攻撃に移ろうとした隙のボールをカットした
3補処16番七戸選手から7番選手兼監督の熊谷選手へ。
熊谷選手がドリブルで駆け上がると右サイドにラストパス。しかしシュートは惜しくも枠の外。
34分の3DEP・CKからのヘッドも枠外へ逸れる。

マーカスも42分の9大楠の直接FKや終盤の2川手選手のクロスから連続攻撃など
見せ場を作るも前半はスコアレスで折り返し。

後半もボールキープするマーカス、カウンターを狙う3DEPの様相のまま
こう着状態が続きます。

第46回全国自衛隊サッカー大会決勝(2)

64分、66分とマーカスが3DEPゴール前でのシュートチャンスを外すと
流れが少し3DEPの方へ。67分、3DEPのカウンター。
後半から出場の8高平選手がバイタルエリアに進入し右足を一閃。
シュートはマーカスGK31西選手の好セーブに阻まれ2次攻撃も不発に終わるが会場を沸かせます。

第46回全国自衛隊サッカー大会決勝(3)

75分あたりから両者流石に疲れの色が見え始め、プレーが雑になる場面も。
76分、マーカス10青木選手のクロスボールが空自3補DFに当たりオウンゴールとなりマーカスが先制!!


痛恨の失点を喫してしまった3DEPだが、その直後の79分にはCKからの混戦から
3DEPのゴール!かと思いきやGKへのチャージとなり幻の得点に。
個人的にはファウルは無かったように見えたのだけど。

  

その後は1点を守りきったマーカスが逃げ切り16回目の優勝を達成。
自衛隊チーム最高峰カテゴリーに所属する優勝候補が勝負強さを発揮したと書くと
簡単だけど、敗れた3DEPも(一部補強はあれど)埼玉県2部所属主体のチームながら
関東2部のチームに素晴らしい試合を見せてくれたのは感動的でした。



試合後は入念なリハーサルの後、高級幹部や来賓の方々をお招きした閉会式を実施。
学校の運動会並に整然とした自衛隊らしい規律が保たれた丁寧なセレモニーでした。
閉会式では大会本部長の空将の方が仰っていた「審判をリスペクトしよう」という言葉が耳に残りました。
実際、レフェリングのレベルは現・国際副審の大塚晴弘氏(元海上自衛官・昨年プロ審判になるため退官)が
決勝の笛を吹いていた(43回、44回大会)よりも下がっており、運営サイドも氏が抜けた
穴は大きいと認識しての発言だったのでしょう。選手達は紳士に対応し文句を言わない態度は
立派だったけど、決勝は外部から主審をお招きするのも自衛隊内の大会とはいえ同じサッカーを
愛する仲間としてJFAと交流を持つという意味でも良いのではと思いますが・・・。
(OBの大塚氏を招くのは何か問題になってしまうのかな)



閉会式の後は各チームそれぞれ記念撮影。
厚木はマーカスと厚木なかよし(3位決定戦に勝利し3位に)が合同でなかよく記念撮影。
(その後、マーカス、なかよしと分けて撮影)
選手関係者の皆さん本当にお疲れ様でした。

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