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「笑いについて」   ~芸人さん、お笑い番組、DVDなどについての雑感~

好きな芸人さんは、バナナマン、東京03、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、サンドウィッチマン、有吉弘行など。

キングオブコント2009

2009-09-23 | 賞レース
「キングオブコント2009」見ました。東京03の優勝は当然でしょう。
ネタの構成、まとまり、安定感、間、そして現場での勢い。完璧でした。
2本目のネタを見た時点で「優勝だな」と直感し、点数を見て確信に変わりました。

笑いの量だけで言えばサンドウィッチマンも負けてなかったですが、
色んな要素を総合すれば、 サンドウィッチマンの準優勝もまた妥当です。
ネタの完成度は、この2組が飛び抜けていましたね。

ただ、点数は確かに高すぎとも思いました。現役の芸人が採点する方式には、
何かと問題があるかもしれません。全ての人が納得する審査なんて
有り得ませんが、現役が審査すると、心情的に、実力の割に売れてない
中堅やベテランに票が集まるような気がします。

あとレッドシアター組は、まだ粗削りではありましたが、
勢いや才能(着眼点の面白さ)は感じました。
未だに、はんにゃの面白さだけはよく理解できないのですが・・・


キングオブコント2008

2008-11-19 | 賞レース
かつて、あるコンビが言っていました。
「コントのM―1みたいな大会があったら、そりゃ出たいですよ。
でも、コントはセットなんかで金も掛かるし、
そんな大会は無理でしょうね…」

2008年、お笑いブームのおかげもあってか、
ついに実現したコント師たちの夢。
テレビでは難しいだろうと思われていた大会が、
1000万円という賞金まで付いて実現したのです。
しかも、M-1と違って芸歴は一切問わず。無名の若手も、
辛酸を嘗めてきたベテランも、 緊張感とともに、この大舞台で
自分たちのコントを披露できる喜びや感慨に満ちていました。

つまりは、芸人愛、芸人性善説に基づいた大会だったと思うのです。
問題となった審査方法についても、きっと武士道的な潔さを
コント師たちに求めたのでしょう。
しかし、それはあまりにも酷(こく)すぎた。自己申告、記名投票・・・
例え「バナナマンの方が(あるいはバッファロー吾郎の方が)面白かった」と
思ったとしても、 長年の苦労を見てきた身近な先輩を
裏切るようなことが出来るでしょうか。

バッファロー吾郎の優勝にケチをつけるつもりは全くありません。
彼らは文句なしに面白かった。
僕はバナナマンのコントが大好きですが、この日の彼らは緊張のせいか、
テンポが乱れてしまいました。
軽めのネタ二本を選択したことも、結果的には失敗でした。
バナナマンとバッファロー吾郎、タイプは違えど、本来の面白さは互角。
しかし、この日の出来だけで言えば、間違いなくバッファロー吾郎が上でした。

酷な審査方法のせいで、当時一部のネットユーザーが騒然としましたが、
大会自体は非常に素晴らしいものだと思います。
特典映像に収録された舞台裏を見れば、感動が増すこと請け合いです。