バナナマンの特集がメインの、クイックジャパン最新号を読みました。
内容は素晴らしいのですが、正直、分量は物足りない感じがしました。
約40ページ、一雑誌としては充分すぎる分量の特集なんですが、
バナナマンというコンビの歴史の長さや、その巨大な才能を考えると、
40ページではとても足りません。
しかしそれでも、本人たちへのロングインタビュー、芸人仲間や
スタッフといった周辺の人たちの声など、興味深い記事が満載でした。
バナナマンというと設楽さんの演技を評価する声が多いですが、
僕は日村さんの演技こそ凄いと思っていて、それを裏付ける証言が
いくつか読めたのが嬉しかったです。
例えばバカリズムさんの発言:
「昔、日村さんに台本を見せてもらったことがあるんですけど、
読んだだけでは、どこをどう面白がるネタなのか僕には分からなかった。
でもライブを観てみたら、それがめちゃくちゃ面白いんです。
(中略)特に日村さんの台本を面白くする能力はハンパない」
これをきっかけに、「バナナマン本」が作られたらいいなあと思います。
本格的な年表や、歴代ライブやDVDの解説、更に多くの関係者へのインタビュー、
意外な組み合わせでの対談など、見たい企画はまだまだあります。
今号は、バナナマン特集以外にも面白い記事が沢山ありました。
放送作家たちが集まって、昨年の印象的な番組や芸人を挙げる
「テレビ・オブ・ザ・イヤー」、爆笑問題が漫才を語るインタビューなど。
太田さんは、「漫才のレベルは上がっている。我々が若手の頃に
ライブに出ていた連中は、自分たちも含めてとても芸と呼べる
もんじゃなかった」と語っていて、自分の見解とも一致しています。
僕は、懐古主義者たちがよく言う「昔のお笑いは凄かった。
それに引き換え今の芸人は」という戯言が大嫌いです。
他にも太田さんは、ツービートの漫才に関して「ほとんど
たけしさんの一人喋りで、バランスはものすごく悪いですから。
またそれが圧倒的だからすごいんだけども」と冷静に分析しています。
その他、障害者によるバラエティ番組「バリバラ(NHK教育)」
についての記事も面白かったです。僕はまだ見たことがないのですが、
障害者がテレビで扱われる際の、「健気に頑張ってる」という一面的で
偽善的な視点に切り込んだ、意欲的な番組だということです。
その記事の中で紹介された、カンニング竹山さんのコメントに
感動したので、長いですが引用しておきます。番組のゲストで出て、
「脳内マヒブラザーズ」というコンビのネタを観た後の
発言だそうです。やっぱり笑いって素晴らしい。
日比野和雅(プロデューサー):
「さっき鈴木さんが『覚悟』って言ってたじゃないですか。
そういう意味では、演じる側も覚悟決めてると思うんです。
これで絶対笑わせる、これで俺たちの見方を変えてやるという
連中ばかりだから。そして、そういうところにゲストとして
座るのも相当覚悟がいりますよ」
鈴木おさむ(放送作家):
「ゲストについて言えば、僕より一緒に出てたカンニング竹山くん
でしょう。ネタ終わりの脳内マヒブラザーズに向って言った
『おまえら汚ねえよ!(障害を武器にするなんてズルい、という
意味かと思われます)』。あれでどっとウケてスタジオの空気が
変わりましたもんね。あれこそ本当のバリアフリー」
日比野:
「普通言えないですよね。言えば会場が沸くのは分かっていても、
その場の空気やその人たちとの距離感もあるし、その言葉が
傷つけるのかどうか、踏み越えちゃいけない一線がどこにあるのか、
考えても判断できないことが多い。あの言葉は2時間の中で
一番勇気あるインコースの直球だったと思います。
現場で鳥肌が立ちました」
鈴木:
「あれは竹山くんが相方を亡くした経験なんかも全部ひっくるめて、
覚悟を決めてあそこに座ったからこそ言えた言葉でしょうね」
内容は素晴らしいのですが、正直、分量は物足りない感じがしました。
約40ページ、一雑誌としては充分すぎる分量の特集なんですが、
バナナマンというコンビの歴史の長さや、その巨大な才能を考えると、
40ページではとても足りません。
しかしそれでも、本人たちへのロングインタビュー、芸人仲間や
スタッフといった周辺の人たちの声など、興味深い記事が満載でした。
バナナマンというと設楽さんの演技を評価する声が多いですが、
僕は日村さんの演技こそ凄いと思っていて、それを裏付ける証言が
いくつか読めたのが嬉しかったです。
例えばバカリズムさんの発言:
「昔、日村さんに台本を見せてもらったことがあるんですけど、
読んだだけでは、どこをどう面白がるネタなのか僕には分からなかった。
でもライブを観てみたら、それがめちゃくちゃ面白いんです。
(中略)特に日村さんの台本を面白くする能力はハンパない」
これをきっかけに、「バナナマン本」が作られたらいいなあと思います。
本格的な年表や、歴代ライブやDVDの解説、更に多くの関係者へのインタビュー、
意外な組み合わせでの対談など、見たい企画はまだまだあります。
今号は、バナナマン特集以外にも面白い記事が沢山ありました。
放送作家たちが集まって、昨年の印象的な番組や芸人を挙げる
「テレビ・オブ・ザ・イヤー」、爆笑問題が漫才を語るインタビューなど。
太田さんは、「漫才のレベルは上がっている。我々が若手の頃に
ライブに出ていた連中は、自分たちも含めてとても芸と呼べる
もんじゃなかった」と語っていて、自分の見解とも一致しています。
僕は、懐古主義者たちがよく言う「昔のお笑いは凄かった。
それに引き換え今の芸人は」という戯言が大嫌いです。
他にも太田さんは、ツービートの漫才に関して「ほとんど
たけしさんの一人喋りで、バランスはものすごく悪いですから。
またそれが圧倒的だからすごいんだけども」と冷静に分析しています。
その他、障害者によるバラエティ番組「バリバラ(NHK教育)」
についての記事も面白かったです。僕はまだ見たことがないのですが、
障害者がテレビで扱われる際の、「健気に頑張ってる」という一面的で
偽善的な視点に切り込んだ、意欲的な番組だということです。
その記事の中で紹介された、カンニング竹山さんのコメントに
感動したので、長いですが引用しておきます。番組のゲストで出て、
「脳内マヒブラザーズ」というコンビのネタを観た後の
発言だそうです。やっぱり笑いって素晴らしい。
日比野和雅(プロデューサー):
「さっき鈴木さんが『覚悟』って言ってたじゃないですか。
そういう意味では、演じる側も覚悟決めてると思うんです。
これで絶対笑わせる、これで俺たちの見方を変えてやるという
連中ばかりだから。そして、そういうところにゲストとして
座るのも相当覚悟がいりますよ」
鈴木おさむ(放送作家):
「ゲストについて言えば、僕より一緒に出てたカンニング竹山くん
でしょう。ネタ終わりの脳内マヒブラザーズに向って言った
『おまえら汚ねえよ!(障害を武器にするなんてズルい、という
意味かと思われます)』。あれでどっとウケてスタジオの空気が
変わりましたもんね。あれこそ本当のバリアフリー」
日比野:
「普通言えないですよね。言えば会場が沸くのは分かっていても、
その場の空気やその人たちとの距離感もあるし、その言葉が
傷つけるのかどうか、踏み越えちゃいけない一線がどこにあるのか、
考えても判断できないことが多い。あの言葉は2時間の中で
一番勇気あるインコースの直球だったと思います。
現場で鳥肌が立ちました」
鈴木:
「あれは竹山くんが相方を亡くした経験なんかも全部ひっくるめて、
覚悟を決めてあそこに座ったからこそ言えた言葉でしょうね」