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「笑いについて」   ~芸人さん、お笑い番組、DVDなどについての雑感~

好きな芸人さんは、バナナマン、東京03、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、サンドウィッチマン、有吉弘行など。

潜在異色

2010-01-28 | テレビ番組
新番組「潜在異色」を見ました。
いや~、期待通り面白かったです。

人気芸人が、普段とは異なる出し物を披露する番組で、
さほど吉本に偏らず、様々な事務所の芸人が出演するようです。

今回は、南海キャンディーズ山里さんと、オードリー若林さんによる30分。
この地味な二人で30分の番組をやること自体が画期的だと思いますが、
そこはそれぞれのコンビの司令塔どうし、面白くないわけはありません。

次回は出演人数がもう少し多いようです。まだどういう番組になるのか
見えない部分もありますが、楽しみなのは間違いありません。
早速、来週の録画予約をしました。

ドリームマッチ2010

2010-01-03 | テレビ番組
「ドリームマッチ2010」。見ごたえがありました。


自分の中では、東京03とサンドウィッチマン伊達さんが一番。
あまりの見事さに感動しました。
いつもと違う人数のネタを考えるのって、凄く大変だと思うんですが・・・
たった一週間で仕上げたとは思えない完成度。舞台の使い方も素晴らしかったし、
それぞれの持ち味も出ていました。全く関わりがないように見えた
三つの空間が一気に交わるラストには、思わず鳥肌が立ってしまいました。

次が若林&友近。若林さんのツッコミはワンパターンだと思っていたけど、
今回は意外な柔軟さを感じました。正直、オードリーより良かったです。
オードリーのズレ漫才は、春日さんが気持ちいい間をことごとく
壊していくものですが、 この二人は、しゃべりも動きもリズムが完璧。
ずっと気持ち良かったです。

三番目は、福田&石田。地味で平凡だけど、さすがに上手いし、
よく出来たネタだと思いました。

四番目は、徳井&後藤。横綱相撲というか、かなり自由に
楽しくやっていたなあ、という印象です。


他のコンビについて。

藤本&富澤。ボケとツッコミの高速連打は凄かったけど、
ちょっと単調な感じもしました。

設楽&矢作。間合いもネタも抜群。それをサラっとやるのがまた素敵でした。

河本&せいじ。ボケとツッコミが逆の方が良かったかなあ。
ネタもちょっと安易でした。

井上(次長課長)&中岡。ネタはイマイチでしたけど、持ち味は出ていました。

岩尾&ハリセンボン。面白かったんですけど、ボケ二人の
ポテンシャルを考えれば、もっと面白くなっても良かったと思います。

原西&日村。この面接のネタは、FUJIWARAでやっていたもの。
この二人はギャグに対する考え方が根本的に違うのでは・・・
お互いの魅力を殺し合い、個人的には今回の最下位。

ケンコバ&春日。意外とベタなネタでしたが、面白かったです。

木本&小木。前半は良かったけど、後半ちょっとダレた気がしました。

ジュニア&コカド。分かりやすく、しかもよく出来たネタでした。

木下&ノンスタ井上。悪くはないけど、さほど面白くもなかったです。


IPPONグランプリ

2009-12-28 | テレビ番組
フジテレビで深夜に放送された、「IPPONグランプリ」を見ました。
若手~中堅の芸人たちを集めた、いわゆる大喜利の大会。
僕は芸人さんの大喜利が大好きなので、とても面白かったです。

記念すべき第一回大会は、バカリズムさんの優勝で終わりました。
決勝には行けなかったものの、個人的に好きなオードリー若林さんや
有吉さんも面白い解答を連発し、健闘していました。

事務所の枠を越えた人選も良かったですし、出場者ではなく
解説者的な立場に回った松本さんのコメントも楽しかったです。

キングオブコントを見ていて、芸人が芸人を審査するのは良くないのでは?と
感じていたのですが、この大会に関しては、上手く機能していたように思いますし、
審査員たちの心理なども読み取れて面白かったです。


ただ、ルール面での不満もありました。
決勝はサドンデス的なルールだったのですが、それはどうなのかな?と。
決勝は千原ジュニアさんとバカリズムさんの対決。
面白い解答がたくさん見られると期待したのですが、
どちらかが「一本(審査員の満票を獲得すること。一本=1得点)」を
取った時点ですぐにお題が変わってしまうシステムなため、
ゆっくり楽しむことが出来ませんでした。

それと、満票を獲得しないと一本にならないのもどうかと・・・
これでは、9点の解答と0点の解答の重みが同じということになってしまいます。
10点満点なら8点以上、8点満点なら7点以上は一本とする、
とかにした方がいいと思います。


でも、まだ第一回ということですから、ルールを改善していけば
ビッグな大会になるはずです。もしかしたら、M-1に次ぐような・・・

僕の大好きな大喜利がメジャーになり、この大会で活躍した芸人が
世間的な評価を上げる、ということになったら嬉しいです。

また、他に大喜利の能力が高い芸人はたくさんいますから、
「予選の予選」などを行い、さらに大規模な大会になれば良いと思います。

ドリームマッチ09

2009-08-10 | テレビ番組
昨日の「ドリームマッチ09」面白かったです。

既に確固たる地位を築いた中堅どころが出る通常のバージョンと違い、
若手が中心の面子でしたが、僕はそちらの方が良かったと思います。
テレビや劇場でバリバリ漫才やコントをやっている、
いわば現役組ですからね。その中で、個人的に印象に残った
いくつかのコンビについて書きたいと思います。


まずオリラジ中田と、小島よしおのコンビ。
とにかくテンポが良くて勢いがあり、トップバッターとしては
充分に役目を果たしたんじゃないでしょうか。

トータルテンボス大村とナイツ土屋。良く出来たコントだっただけに、
練り込む時間がもう少しあればもっと良かったかな、と思いますが、
さすが実力者同士、見応えがありました。

キングオブコメディ今野、ノンスタイル井上のコンビ。
関東と関西という言葉の違いによる違和感を除けば、
これまで喋ったこともないというのが嘘のような馴染みようでした。
突っ込む立場の井上さんが、実は「負け犬」的ポジションだという
ネタの構成自体も面白かったです。

オードリー春日と、トータルテンボス藤田。意外に良かったです。
ネタを作ったことがないという二人でしたが、気が合ったのか、
長年やってきたコンビのごとく、やり取りの間が絶妙でした。
二人とも体が大きく、迫力のある漫才でした。

鳥居みゆきとロバート山本。
誰も上手く突っ込むことの出来ない鳥居さんの個性に対し、
抗うわけでもスルーするわけでもない山本さんの「無個性という個性」が
意外とハマっていました。思えば、鳥居さんが世に出るきっかけとなった
カンニング竹山さんとの絡みも、こんな感じでした。山本さんって
どうにも 影が薄い人ですけど、それなりの技量がなければ、こういう風に
鳥居さんを扱うことは無理でしょう。

優勝した、ノンスタイル石田とオードリー若林のコンビ。
凄まじいテンポで、まるで笑顔で殴り合っているかのよう。
打ち合わせの時点で意気投合した二人、漫才をやるのが
楽しくて仕方がないといった風情でした。なかなか売れなくて
暗黒時代を送ってきた若林さんの口から、「楽しい漫才が出来そう」
という 言葉が出てきたのは、ちょっと感動的でさえありました。