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「笑いについて」   ~芸人さん、お笑い番組、DVDなどについての雑感~

好きな芸人さんは、バナナマン、東京03、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、サンドウィッチマン、有吉弘行など。

平成のガヤ王フジモン

2013-02-13 | テレビ番組
昨夜の「ロンドンハーツ」は、FUJIWARA藤本さんのガヤのみにスポットを当てた企画。
めちゃくちゃ面白かったです。過去にも「ガヤ」を取り上げた番組はありましたが、
藤本さんの凄さをここまで分かりやすく解明した番組は、今までに見たことがありませんでした。

凄いのは、藤本さんの記憶力と、記憶した知識を口に出すスピード。マニアックな芸能情報が
即座に口をついて出てきます。意外と王道の情報を覚えていないのは、「何じゃそりゃ」という
B級臭いものがアンテナに引っ掛かるタイプだからでしょうね。天性のツッコミ体質と
言えるのかもしれません。ツッコミ所のない情報は覚えられないんですね。

ガヤ、ツッコミ、ボケ、トーク、イジり、イジられ。あらゆることが出来て、芸能界の知識も豊富。ネタも書くし、おまけに嫁ネタもある。まさに今のバラエティ界にうってつけのタレントです。

それと、これはロンハーだから当たり前に感じますけど、藤本さんが「フジモン太夫」として
「チッキショー」と叫ぶ場面での、引きからクローズアップへという完璧なカメラワークにも
感心しました。「チッキショー」と言うことを迅速に察知し、余裕を持ってカメラを向けています。
さすがですね。

有吉弘行と劇団ひとり

2013-02-06 | テレビ番組
遅ればせながら、1か月前に放送された「人間性カジノ カスベガス」という番組を見ました。
有吉さんと劇団ひとりさん、太田プロ同期の2人がMC。2人のゲスい進行っぷりが素晴らしかったです。
かつてはネット番組で暴虐の限りを尽くしたり、有吉さんの不遇時代には広島ローカルの番組で
共演していたという両者ですが、最近はガッツリ絡む機会が少なくなりました。

先輩にも後輩にも毒を吐ける有吉さんですが、ひとりさんに対しては不思議な優しさを見せます。
付き合いたてのカップルのような、あるいは物凄く気の合う友達を見付けた時のような、
どこかお互いを気遣うような照れ臭さを感じて微笑ましいです。
有吉さんにとって、ひとりさんは数少ない「戦友」と呼べる人なのでしょう。

有吉弘行「劇団ひとりとの関係性」

http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-1241.html

ザ・ドリームマッチ2013

2013-01-01 | テレビ番組
正月恒例のお楽しみ「ドリームマッチ」。今年の参加者はインパルス、小籔千豊、
サンドウィッチマン、ジャルジャル、TKO、ドランクドラゴン、バイきんぐ、ロッチ、
渡辺直美、笑い飯。そして「一か八か枠」にスギちゃんとたむらけんじ。

今年は漫才をしたコンビがおらず、全組コントでした。不景気と言われながらも、
いつもよりセットは豪華な気がしました。

1週間という準備期間では、それほど込み入ったことは出来ません。中途半端に
考え込むよりは、自分たちの得意なことを迷いなくやり切るのが良いのでしょう。
その点で優れていたのが、優勝した小籔&渡辺コンビです。小籔さんの得意とする
吉本新喜劇チックなドタバタ劇に、渡辺さんの得意な顔芸と動きの面白さをプラスさせ、
理屈抜きでお客さんが楽しめるコントを披露しました。

しかし個人的にダントツで面白かったのは、富澤&小峠コンビです。富澤さんの演じる
とぼけたキャラクター、小峠さんのキレのあるツッコミワード。ヤクザの組長が「まとも」で
普通のおじさんが異常という設定。2人の良さが絶妙に噛み合っていました。
チャンピオンとチャンピオン、実力者同士の凄まじい打ち合い。ボクシングで言えば王座統一戦。
感動すら覚えました。

他には、あまり評価は高くなかったようですが伊達&木下コンビも良かったです。
伊達さんがVTRにボソボソと突っ込むネタは、サンドウィッチマンのライブに
組み込まれていてもおかしくない雰囲気がありました。

そして、意外に良かったのが鈴木&西村のコンビ。ネタに関しては相方任せの両者が
生み出したのは、極めて王道のコント。西村さんの適当さと、それに成す術なく
振り回される鈴木さん。2人のキャラが抜群に活きていました。

何を面白いと思うかは人それぞれですが、一番酷かったのがスギちゃん&たむらコンビだ
というのが、恐らく大多数の感想ではないかと思います。どうやってネタを作ったら良いのか
分からない、という感じがそのまま舞台に出てしまいました。最後にたむけんさんの
爆発力が見られるかと思いましたが、それも中途半端でした。ネタ以前に、
「一か八か枠」の2人を組ませてしまうのは気の毒に感じました。

ドリームマッチ2013、出場者発表

2012-12-05 | テレビ番組
http://natalie.mu/owarai/news/80969

正月恒例の「ザ・ドリームマッチ」、来年の出場者が発表されていました。

2013年1月1日(火) 21:00 ~ 23:39 

インパルス / 小籔千豊 / サンドウィッチマン / ジャルジャル / TKO / ドランクドラゴン / 
バイきんぐ / ロッチ / 渡辺直美 / 笑い飯 / スギちゃん / たむらけんじ ほか

最初にメンツを見た時には、正直言って「見飽きた顔ばかりでイマイチだなあ」と
思ったのですが、よく見るとなかなか楽しみな顔ぶれです。笑い飯やバイきんぐ、
ジャルジャルなどの新鮮な面々もいますし、たむけんさんやドランク鈴木さんの
爆発力にも期待してしまいます。

それにしても、今年のTBSには意欲的なネタ番組が多かったなと思います。
「北野演芸館」「芸人ベストパフォーマンス」、「演芸パレード」、
「ゴールデンで何やってんだTV」など…

テレビ番組における汗について

2012-11-15 | テレビ番組
この頃テレビで、汗だくになっているタレントさんをよく見かけます。ぽっちゃりした人や
汗っかきの人。一生懸命タオルで汗を拭っている姿を見ると、大変だなあと思います。
汗をかくこと自体は全く悪いとは思いませんが、それだけスタジオの光量が凄いのだとしたら、
ちょっと体に悪い影響でも出るのではないかと、そちらの方が心配になります。

先日の「怒り新党」での夏目さんの脇汗。ネットでちょっとした騒ぎになっていましたが、
ツイッター上ではおおむね好感を持たれていたように思います。好感8割、「みっともない」1割、
「かわいそう」1割といった所だったでしょうか。

好感を持たれたのは、「夏目さんだから」というのが大きかったようです。美人で涼しげ。
誰にも媚びないファッションをビシッと着こなし、有吉&マツコという豪腕投手2人を相手に
一歩も引かず、柔らかな表情で球を打ち返していく。そんな「隙のない女」が見せた隙。
「夏目さんでも汗をかくんだ」「夏目さんも緊張してるんだ」という人間味を感じたのでしょう。

それよりも気になるのは、この収録がオンエアされた経緯です。多くの女性にとって、やはり
脇汗は恥ずかしいものだろうと思います。当の夏目さんはどう思っているのでしょうか。
恥ずかしいことと思っていないのか、「恥ずかしいけれど仕方ない」と我慢したのか、
スタッフに強引に説得されたのか、あるいはそもそも収録をチェックしていないのか。

そして、スタッフや演者は誰も脇汗を指摘しなかったのか。しなかったのだとしたら、
「おいしい」という計算の上なのか、遠慮したのか、それとも単純に気付かなかったのか。
更には、今後の収録で有吉さんやマツコさんはこの件をイジるのか。その辺も気になります。







芸人ベストパフォーマンス2

2012-10-04 | テレビ番組
芸人が自分たちでネタ時間を決められる番組「芸人ベストパフォーマンス」の第2弾が放送されました。
前回がとても面白かったので楽しみにしていたのですが、全体的に前回よりパワーダウンした印象でした。

千鳥。電話でやり取りするネタは、ちょっと見飽きたかなあ…他に面白いネタはあったんじゃないかと。

COWCOW。「劇場番長」と言われるだけあって、幅広い層にウケそうなネタ。でも個人的にはあんまり。

次長課長。最初の何分かは面白いと思ったけど、アドリブコントの弊害として、展開に乏しく平坦。
しまいには、ひたすら噛み合わない会話にイライラしてきてしまった。

原口あきまさ。何度も見たネタ。時間も短く、全力というよりは営業に客を呼ぶための宣伝みたいだった。

オリエンタルラジオ。何年も期待したのだけど、もうオリラジはこれ以上面白くならないのだろうか…
お互いがピンの時やロケなどでは面白いのに、それがネタに活かされていない。

テツandトモ。好きなコンビではないけど、今回の中では一番良かった。同じ営業芸人でも、
原口さんと違って全力も全力、お馴染みの「なんでだろう」以外のネタも数多く披露した上で
最後に「なんでだろう」を持ってくる、心憎いサービス精神。

東京03。さすがの安定感で文句なし。横綱相撲の貫禄すら感じました。

マキタスポーツ。緊張のせいか1発目のネタは声が出ていなかったけど、2曲目は良かった。

ナイツ。前回と同じく、長い伏線の末に怒涛のボケ連打というタイプのネタ。
悪くはないけど、そこまで良くもなかった。

キュートン。いくら何でも短すぎたなあ。お客さんも、何が起こったのか分からない感じだった。


辛口のコメントにはなってしまいましたが、企画自体はとても素晴らしいので、ぜひ続けて欲しい番組です。
でも率直に言って、メンツがちょっと中途半端な感じがしました。「好きな時間でベストパフォーマンス」
というプレッシャーがキツ過ぎて、出たい芸人が少ないのかなあ。既に実力を評価されている中堅どころが
このようなハードルの上がり切った番組に出ること自体、称えられるべきなのかもしれません。

未来の熊田★磯山オーディション2012

2012-08-22 | テレビ番組
ロンドンハーツの「未来の熊田★磯山オーディション2012」。
4人中3人は、それぞれの形で爪痕を残したと思いますが、レースクイーンの人は、さっぱり印象に残りませんでした。
たぶん、4人の中で普通に綺麗なのは彼女だと思うのですが、タレントとしては「普通」じゃ弱いんですね。

昨日の放送は、熊田曜子さんがいかにロンハーのスタッフや演者にその能力を信頼されているかが伝わる内容で、
いつもは激闘を繰り広げている有吉さんと熊田さんが、和やかにやり取りしている姿が微笑ましかったです。

有吉先生のタレント進路相談 第4弾

2012-08-08 | テレビ番組
あやまんJAPANリーダーは33歳だった、有吉の追及で明かす

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/6833723/


昨日のロンハー、面白かったなあ。忙しすぎて芸が荒れ気味だった時期もある有吉さんですが、仕事量が落ち着いてきたのか、
昨日はなかなかの切れ味で、有吉さんの真骨頂を見せてもらいました。近年のバラエティで、あれだけ個人の負担が大きい企画も珍しいですね。
ただフラっとスタジオに行って出来るものではなく、それなりの準備が必要でしょう。

圧巻だったのは、菊地亜美さんへの追い込み。というか、軽々しくバラエティに進出するアイドルへの憤りですね。
ただ怒るだけでなく、もちろん笑いを入れたり、時には「うん、うん」と話に耳を傾けたりと、バランスの取り方も絶妙。

最後には菊地さんに「キクリズム」という新しい芸名を付けてスベっていましたが、あれも実は大事なポイントで、
「人に散々言っときながらクソつまんねー芸名付けやがって」というツッコミ所、つまりスキが出来るわけですよね。
完全に追い込むのではなく、ちゃんと逃げ場を作る。これって怒り方のコツだと思うのです。

あやまんさんに関しては、僕は以前から、実は空気の読める賢い人なんだろうと思っていましたが、Yahooニュースのコメント欄などでは
表層的な罵詈雑言が目立ちました。上原美優さんの繊細さを見過ごしていたことなど、ヤフコメ住人(?)の馬鹿さ加減には本当に虫唾が走ります。

東野幸治、再入籍

2012-07-26 | テレビ番組
東野幸治 8年同居の離婚した妻と再入籍「好きで仕方ない」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120726-00000001-pseven-ent

何か良い話だなあ。「心がない」「人の皮を被った悪魔」などとも呼ばれていた東野さんですが、
ここ数年は人間味が出てきて、ついにはテレビ番組の中で涙を見せるほどに。

普通、人間味のない人は嫌われたり避けられたりしがちだと思うんですけど、なぜか東野さんは仲間から
愛されているように感じます。子供のように無邪気な所があるからですかね。

フジ27時間テレビ 2012

2012-07-25 | テレビ番組
27時間TV ネット人気は江頭?

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20120724-00025109-r25


「タモリさんすげえよー」を連発する江頭さんに違和感を覚えたり、いつの間にか多くの人に歓迎されるようになったことに感慨を覚えたり…

かつて江頭さんは、「規制の上で綱渡りするのが面白い」というようなことを言っていました。昔はともかく、少なくとも今は、ただ野放図に
無茶をする芸人でないことは確かです。今回の江頭さんは、あくまで期待通りの仕事を、予想の範囲内で行っただけ。もし江頭さんがソフトに
なったように見えたとしたら、それが今のテレビの「ギリギリ」だということなのかもしれません。

今年の27時間テレビは、破綻のない、見やすい回だったと思います。実力ある芸人を万遍なく配置し、笑いの作りも確実性が高い。暴れまくる
太田さんでさえ想定の枠内を出ず、もはや檻の中の珍獣にしか見えませんでした。

今回は、いわば「いいとも」以降のフジテレビのバラエティ史を俯瞰するような内容で、多くの人が懐かしさや感慨と共に楽しめたのではないでしょうか。

個人的には、ビッグ3の黄昏を感じたことが印象的でした。すっかり老人の肌質になったタモリさんやたけしさん、「えーと…」が増えたさんまさんが、
公然と引退時期の話をする姿。それでも随所にキレを見せてくれましたが、ギリギリ持ちこたえているような感じでした。とんねるずやダウンタウンらの
大物とタモリさんが絡む様子も、僕には「後は頼むな」とタモリさんがバトンを渡しているように見えました。

そして、とんねるずは「みなさんのおかげでした」で東京芸人の結束を強めているし、ダウンタウンは「アカン警察」などで、ガッツリ若手と絡んでいる。
さらにはナインティナインもここ数年は、苦手意識のあった先輩とも積極的に絡んでいこうという姿勢を見せています。

次代のお笑い界を見据えた動きは、既に始まっているようです。フジテレビ的には、とんねるず、ダウンタウン、ナインティナインを「次代のビッグ3」と
位置付けているということでしょうか。さまぁ~ずやバナナマンなど、力のある参謀もいますから、当分は安心でしょう。