古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

六波羅蜜寺③福寿弁財天

2007-08-20 18:18:50 | Weblog
寺ではわが国最古の都七福神の一つ、福寿弁財天をお祀りしています。
七福神のうち、弁天様は唯一の女神で学芸、知恵の神様とか。
現世の人々は愛別離苦、怨憎会苦などの苦に会わなければならないけど、弁天様にお祈りすることで解き放たれます。
信じないという人も多いと思いますが、一度はお祈りされてはいかがですか。

六波羅蜜寺②清盛公と阿古屋の塚

2007-08-19 10:12:49 | Weblog
前回で書きましたように、この寺は平家ゆかりの古刹です。
平家の栄華を極めた清盛公の塚(左)と白拍子、阿古屋の塚(右)が並んでいます。
清盛公は言わずと知れた平家の棟梁。
一方、阿古屋は浄瑠璃でお馴染みです。白拍子、阿古屋は平景清の愛人でありました。源氏の武将は、景清の行方を知っているに違いないと、阿古屋を問い詰めようとしました。
しかし彼女の見事な三味線、琴の音色に一点の乱れも無かったことに感動し、とうとう諦めたという故事にちなんで建てられた塚です。素晴らしい女性の一人に賛美を送りたい、そう思わずにいられません。

六波羅蜜寺①本堂

2007-08-18 09:23:21 | Weblog
六波羅密寺は、951年、当時の京は疫病が流行り、それを除こうと空也上人(醍醐天皇第二皇子)が自ら像を彫り安置した西光寺が前身とか。
平清盛ら平家一門の菩提寺であり、この当時は平家一門の屋敷が近くに約5200もあったとか。今は縁結び、無病息災にご利益を求めて、都七福神の一・巳成金弁財天としてまた
西国第十七番札所霊場として多くの人がお参りしています。
朱の柱に白壁の本堂は重要文化財に指定されています。
本尊は、先に説明しました上人が製作した十一面観世音菩薩像で重文です。
宝物殿には、重文の薬師如来・閻魔坐像・地蔵菩薩立像・平清盛坐像・空也上人坐像などの他、清盛の娘である建礼門院が天皇の子を授かり、男子であることを願って製作した「泥塔」、院が愛用したと伝わる硯など、優れた芸術品が収められています。
写真の本堂は、1363年の修営とか。