TVで再放送が在ったので、録画で視ました。此の映画を評価するなら今日しか無いだろうと想い書きました。
昭和33年の時代背景だが、戦後13年を巧妙に描いているし、33年自体が特殊な年で、良くも悪くも現在を予言してると感じました。内容は主に集団就職、東京タワーが絡むが、名作だろう。
俺の歳では小学三年生だったが、3月31日で赤線が終わり翌日に売春禁止法が思考された。ミスタージャイアンツ長嶋茂雄のデビュー。石原裕次郎、坂本九その他多数の歌手も活躍しロカビリーも出てきて、昭和の歌謡曲の基礎の時代だろう。
フラフープ、月光仮面、団地族、ロッテ歌のアルバムも始まるし、力道山の空手チョップは、敗戦国が敵国の憂さ晴らしでは最高なシーンでした。
一応戦後は終わったらしいが、其れは今以って謎です(笑)?。
本題に戻すが、何故今日かの意味です。集団就職も四月からは仕事が始まるし。3月31日は赤線最後の日です。226事件でも書いたが、下級兵隊の気持は屁理屈で無く、妹達が農産物不作で女郎に売られる怒りです。
若し戦後の復興が無ければ、赤線は残り、集団就職も無く幼き少女達は身売りの可能性も在りました。
汽車を降りてから67年経つが、彼女らが15歳だったら現在82歳です。女性の平均寿命には未だ遠く御健在と想います。幸、不幸と色々な人生在ったと想うが、此れからは幸だけで御長命を祈ります。
余談 集団就職で思い出すのが、井沢八郎の(ああ上野駅)です。発売は東京五輪の1964年だが、最初は売れなくお蔵入り近かったが、何故か徐々に売れ出し現在は名曲です。でも不思議多きです、地方からの終着駅は新宿、東京駅と在るが、集団就職に似合う駅は上野駅だけです。
失礼だが裏を明かせば、東北は貧しく田舎で働く場所が無く已む無く集団就職です。初めて降りた上野のプラットフォーム彼女彼らは一生忘れないと想います。もう10年以上上野駅はご無沙汰だが、出稼ぎ労働者が年末に買い物するアメ横商店街、もう無いが田舎者三大食堂聚楽、上野駅が健在ならば国宝に推薦します。上野駅は唯一の東京で心の故郷です。
長文駄文詫びるが、今日は真面目な心境にて笑いの落は無いが、強いて語るなら老人福祉に真剣に政府は取り組んで欲しい。