ノルウェーでは「日に日に陽が長くなっている」ことを
ちょっと困惑するほど明らかに感じることができます。
僕がオスロに来て40日が経過しましたが、たったの40日間で
日没時刻が1時間半も遅くなりました。
1日2分以上も日没が遅くなっていることになります。
同じペースで日の出時刻も早くなっていると考えると
1日でなんと5分も日が長くなっています。
しかも、ノルウェーの太陽は、滞空時間が長いくせに軌道が低いため
日光が中心視野にダイレクトに射し込んできます。
そのため、老若男女問わずサングラスは必需品です。
幼稚園のお散歩タイムに出くわすと、サングラスをかけた
ちょい悪ちびっ子達がぞろぞろ歩いてきます。
そんなわけで、街全体が急激に、カテゴリカルに冬から春に変わります。
前回の日記で、公園で日向ぼっこするビキニさん達をご紹介しましたが
同じ公園の広場を4月初旬に撮影した写真です。

たった一ヶ月で、広場も人もここまで変わります。
多くのノルウェー人は、休日に自然散策に繰り出します。
他に娯楽が無いということもありますが
これだけ豊かで変化に富んだ自然に触れるというのは
十分に立派で最高に健全な娯楽だと思います。
そんなわけで、オスロ近郊にあるホルメンコーレンからソンスヴァンまで
約8kmのトレッキングに行ってきました。
ホルメンコーレン(Holmenkollen)には、有名なスキージャンプ台があります。
ノルウェーはスキー発祥の地と言われ、ジャンプ競技も盛んです。
(オリンピックで有名なノルディック複合は「北欧の複合競技」という意味ですね)
ホルメンコーレンジャンプ競技場はスキージャンプの聖地とも言われています。

このジャンプ台は2010年にリニューアルされたばかりで
世界で初めての防風フェンスを備えたジャンプ台だそうです。
収容観客数5万人以上という、巨人戦時の東京ドームを超えるキャパシティを誇り
そのシルエットはオスロ市内からもすぐに発見できるほど巨大で特徴的です。

観客席から見上げると、その大きさに圧倒されます。
スロープに沿って観客席を上る観光客は、かなり拡大しないと見えません。
このジャンプ台の頂上には屋内/屋外展望台が設置されており
選手用エレベーターを使って上ることができます。
展望台からは5万人の大観衆はもちろんのこと
オスロ市内やオスロフィヨルドまでも一眸できます。

僕と同じエレベーターに乗った高所恐怖症らしいおばさんが
絶景を見た瞬間、激怒して帰っていきました。
完全にただの逆ギレです。
ジャンプ台の下にはスキー博物館が併設され、スキーや南極探検隊など
ノルウェーの冬の文化にまつわる資料が展示されています。
(人類で初めて南極点に達し、また、初めて南極と北極の両極点に達したアムンゼンはノルウェー人です)
展示の中に、ホッキョクグマ(?)と戦う際の装備がありました。
こんな冗談のような装備でクマに挑むなんて、伝説の勇者です。

ホルメンコーレン競技場はクロスカントリーコースを備えていることもあり
周囲にはトレッキングコースが整備されています。
ホルメンコーレンから、オスロ住人の憩いの場、ソンスヴァン湖(lake Songsvann)まで
いわゆる「ノルウェーの森」の中を散策することができます。

トレッキングは非常にポピュラーな娯楽で、カップルや家族連れはもちろん
子ども同士や女性一人でも安全に楽しむことができます。

写真中央右に小さく写るカップルは、ベビーカーを押してのトレッキングです。
オフロード仕様なんですかね。
トレッキングコースには電灯や標識も整備されており、趣味で野宿を楽しむ人も多いようです。
有名な「ソフィーの世界」にも、女の子だけで森で野宿するシーンがあります。
ちなみに、「ソフィーの世界」の作者はオスロ出身です。

トレッキングコースは複数あり、分かれ道の度に標識があります。
中には「あと50km」など、トレッキングとは思えない標識もあります。
下の方に「3 x 16km」と書かれているので、野宿で2泊3日ということでしょうか。
とんだ物好きです。
僕が行ったのは4月下旬でしたが、まだ雪が残っていました。
雪解け水が小川に注ぎ、水は冷たく透き通っています。

この写真は我ながら良く撮れました。
ゆっくり2時間半ほど歩くと、ソンスヴァン湖に着きます。
4月下旬ですが、まだ湖面は凍っていました。

ソンスヴァン湖は、森の中にある1周3km強の小さな湖で
オスロ市中心から地下鉄で20分ほどの距離にあることから
多くの人で賑わいます。
湖を取り囲む周遊道では老若男女がランニングで汗を流しており
ベビーカーを押しながらランニングする男性もいました。
トレッキングといいランニングといい、ノルウェーの赤ちゃんは
ずいぶんとタフな状況でベビーカーに乗せられているようです。
湖畔の広場ではバーベキューができ、子ども達が水遊びをしています。
カモやカモメなどの水鳥も多くみられます。

散策中に、いわゆるオシドリ夫婦のカモを見つけたのですが
奥様の方が、犬神家ばりに水面に頭を突っ込んでいました。

上記のように、僕が行った時はソンスヴァン湖はほとんど凍っていましたが
その一週間後に、ソンスヴァンの隣の湖に行った際の写真がこれです。

一週間でここまで変わります。
そして、写真右下の謎の看板も気になります。
ちょっと困惑するほど明らかに感じることができます。
僕がオスロに来て40日が経過しましたが、たったの40日間で
日没時刻が1時間半も遅くなりました。
1日2分以上も日没が遅くなっていることになります。
同じペースで日の出時刻も早くなっていると考えると
1日でなんと5分も日が長くなっています。
しかも、ノルウェーの太陽は、滞空時間が長いくせに軌道が低いため
日光が中心視野にダイレクトに射し込んできます。
そのため、老若男女問わずサングラスは必需品です。
幼稚園のお散歩タイムに出くわすと、サングラスをかけた
ちょい悪ちびっ子達がぞろぞろ歩いてきます。
そんなわけで、街全体が急激に、カテゴリカルに冬から春に変わります。
前回の日記で、公園で日向ぼっこするビキニさん達をご紹介しましたが
同じ公園の広場を4月初旬に撮影した写真です。

たった一ヶ月で、広場も人もここまで変わります。
多くのノルウェー人は、休日に自然散策に繰り出します。
他に娯楽が無いということもありますが
これだけ豊かで変化に富んだ自然に触れるというのは
十分に立派で最高に健全な娯楽だと思います。
そんなわけで、オスロ近郊にあるホルメンコーレンからソンスヴァンまで
約8kmのトレッキングに行ってきました。
ホルメンコーレン(Holmenkollen)には、有名なスキージャンプ台があります。
ノルウェーはスキー発祥の地と言われ、ジャンプ競技も盛んです。
(オリンピックで有名なノルディック複合は「北欧の複合競技」という意味ですね)
ホルメンコーレンジャンプ競技場はスキージャンプの聖地とも言われています。

このジャンプ台は2010年にリニューアルされたばかりで
世界で初めての防風フェンスを備えたジャンプ台だそうです。
収容観客数5万人以上という、巨人戦時の東京ドームを超えるキャパシティを誇り
そのシルエットはオスロ市内からもすぐに発見できるほど巨大で特徴的です。

観客席から見上げると、その大きさに圧倒されます。
スロープに沿って観客席を上る観光客は、かなり拡大しないと見えません。
このジャンプ台の頂上には屋内/屋外展望台が設置されており
選手用エレベーターを使って上ることができます。
展望台からは5万人の大観衆はもちろんのこと
オスロ市内やオスロフィヨルドまでも一眸できます。

僕と同じエレベーターに乗った高所恐怖症らしいおばさんが
絶景を見た瞬間、激怒して帰っていきました。
完全にただの逆ギレです。
ジャンプ台の下にはスキー博物館が併設され、スキーや南極探検隊など
ノルウェーの冬の文化にまつわる資料が展示されています。
(人類で初めて南極点に達し、また、初めて南極と北極の両極点に達したアムンゼンはノルウェー人です)
展示の中に、ホッキョクグマ(?)と戦う際の装備がありました。
こんな冗談のような装備でクマに挑むなんて、伝説の勇者です。

ホルメンコーレン競技場はクロスカントリーコースを備えていることもあり
周囲にはトレッキングコースが整備されています。
ホルメンコーレンから、オスロ住人の憩いの場、ソンスヴァン湖(lake Songsvann)まで
いわゆる「ノルウェーの森」の中を散策することができます。

トレッキングは非常にポピュラーな娯楽で、カップルや家族連れはもちろん
子ども同士や女性一人でも安全に楽しむことができます。

写真中央右に小さく写るカップルは、ベビーカーを押してのトレッキングです。
オフロード仕様なんですかね。
トレッキングコースには電灯や標識も整備されており、趣味で野宿を楽しむ人も多いようです。
有名な「ソフィーの世界」にも、女の子だけで森で野宿するシーンがあります。
ちなみに、「ソフィーの世界」の作者はオスロ出身です。

トレッキングコースは複数あり、分かれ道の度に標識があります。
中には「あと50km」など、トレッキングとは思えない標識もあります。
下の方に「3 x 16km」と書かれているので、野宿で2泊3日ということでしょうか。
とんだ物好きです。
僕が行ったのは4月下旬でしたが、まだ雪が残っていました。
雪解け水が小川に注ぎ、水は冷たく透き通っています。

この写真は我ながら良く撮れました。
ゆっくり2時間半ほど歩くと、ソンスヴァン湖に着きます。
4月下旬ですが、まだ湖面は凍っていました。

ソンスヴァン湖は、森の中にある1周3km強の小さな湖で
オスロ市中心から地下鉄で20分ほどの距離にあることから
多くの人で賑わいます。
湖を取り囲む周遊道では老若男女がランニングで汗を流しており
ベビーカーを押しながらランニングする男性もいました。
トレッキングといいランニングといい、ノルウェーの赤ちゃんは
ずいぶんとタフな状況でベビーカーに乗せられているようです。
湖畔の広場ではバーベキューができ、子ども達が水遊びをしています。
カモやカモメなどの水鳥も多くみられます。

散策中に、いわゆるオシドリ夫婦のカモを見つけたのですが
奥様の方が、犬神家ばりに水面に頭を突っ込んでいました。

上記のように、僕が行った時はソンスヴァン湖はほとんど凍っていましたが
その一週間後に、ソンスヴァンの隣の湖に行った際の写真がこれです。

一週間でここまで変わります。
そして、写真右下の謎の看板も気になります。