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Life in Oslo.

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自然散策

2011年05月13日 | 日記
ノルウェーでは「日に日に陽が長くなっている」ことを
ちょっと困惑するほど明らかに感じることができます。
僕がオスロに来て40日が経過しましたが、たったの40日間で
日没時刻が1時間半も遅くなりました。
1日2分以上も日没が遅くなっていることになります。
同じペースで日の出時刻も早くなっていると考えると
1日でなんと5分も日が長くなっています。
しかも、ノルウェーの太陽は、滞空時間が長いくせに軌道が低いため
日光が中心視野にダイレクトに射し込んできます。
そのため、老若男女問わずサングラスは必需品です。
幼稚園のお散歩タイムに出くわすと、サングラスをかけた
ちょい悪ちびっ子達がぞろぞろ歩いてきます。

そんなわけで、街全体が急激に、カテゴリカルに冬から春に変わります。
前回の日記で、公園で日向ぼっこするビキニさん達をご紹介しましたが
同じ公園の広場を4月初旬に撮影した写真です。

たった一ヶ月で、広場も人もここまで変わります。


多くのノルウェー人は、休日に自然散策に繰り出します。
他に娯楽が無いということもありますが
これだけ豊かで変化に富んだ自然に触れるというのは
十分に立派で最高に健全な娯楽だと思います。

そんなわけで、オスロ近郊にあるホルメンコーレンからソンスヴァンまで
約8kmのトレッキングに行ってきました。


ホルメンコーレン(Holmenkollen)には、有名なスキージャンプ台があります。
ノルウェーはスキー発祥の地と言われ、ジャンプ競技も盛んです。
(オリンピックで有名なノルディック複合は「北欧の複合競技」という意味ですね)
ホルメンコーレンジャンプ競技場はスキージャンプの聖地とも言われています。

このジャンプ台は2010年にリニューアルされたばかりで
世界で初めての防風フェンスを備えたジャンプ台だそうです。
収容観客数5万人以上という、巨人戦時の東京ドームを超えるキャパシティを誇り
そのシルエットはオスロ市内からもすぐに発見できるほど巨大で特徴的です。


観客席から見上げると、その大きさに圧倒されます。
スロープに沿って観客席を上る観光客は、かなり拡大しないと見えません。

このジャンプ台の頂上には屋内/屋外展望台が設置されており
選手用エレベーターを使って上ることができます。
展望台からは5万人の大観衆はもちろんのこと
オスロ市内やオスロフィヨルドまでも一眸できます。

僕と同じエレベーターに乗った高所恐怖症らしいおばさんが
絶景を見た瞬間、激怒して帰っていきました。
完全にただの逆ギレです。

ジャンプ台の下にはスキー博物館が併設され、スキーや南極探検隊など
ノルウェーの冬の文化にまつわる資料が展示されています。
(人類で初めて南極点に達し、また、初めて南極と北極の両極点に達したアムンゼンはノルウェー人です)
展示の中に、ホッキョクグマ(?)と戦う際の装備がありました。
こんな冗談のような装備でクマに挑むなんて、伝説の勇者です。




ホルメンコーレン競技場はクロスカントリーコースを備えていることもあり
周囲にはトレッキングコースが整備されています。
ホルメンコーレンから、オスロ住人の憩いの場、ソンスヴァン湖(lake Songsvann)まで
いわゆる「ノルウェーの森」の中を散策することができます。


トレッキングは非常にポピュラーな娯楽で、カップルや家族連れはもちろん
子ども同士や女性一人でも安全に楽しむことができます。

写真中央右に小さく写るカップルは、ベビーカーを押してのトレッキングです。
オフロード仕様なんですかね。

トレッキングコースには電灯や標識も整備されており、趣味で野宿を楽しむ人も多いようです。
有名な「ソフィーの世界」にも、女の子だけで森で野宿するシーンがあります。
ちなみに、「ソフィーの世界」の作者はオスロ出身です。



トレッキングコースは複数あり、分かれ道の度に標識があります。
中には「あと50km」など、トレッキングとは思えない標識もあります。
下の方に「3 x 16km」と書かれているので、野宿で2泊3日ということでしょうか。
とんだ物好きです。

僕が行ったのは4月下旬でしたが、まだ雪が残っていました。
雪解け水が小川に注ぎ、水は冷たく透き通っています。

この写真は我ながら良く撮れました。

ゆっくり2時間半ほど歩くと、ソンスヴァン湖に着きます。
4月下旬ですが、まだ湖面は凍っていました。

ソンスヴァン湖は、森の中にある1周3km強の小さな湖で
オスロ市中心から地下鉄で20分ほどの距離にあることから
多くの人で賑わいます。
湖を取り囲む周遊道では老若男女がランニングで汗を流しており
ベビーカーを押しながらランニングする男性もいました。
トレッキングといいランニングといい、ノルウェーの赤ちゃんは
ずいぶんとタフな状況でベビーカーに乗せられているようです。

湖畔の広場ではバーベキューができ、子ども達が水遊びをしています。
カモやカモメなどの水鳥も多くみられます。


散策中に、いわゆるオシドリ夫婦のカモを見つけたのですが
奥様の方が、犬神家ばりに水面に頭を突っ込んでいました。



上記のように、僕が行った時はソンスヴァン湖はほとんど凍っていましたが
その一週間後に、ソンスヴァンの隣の湖に行った際の写真がこれです。

一週間でここまで変わります。
そして、写真右下の謎の看板も気になります。

ノルウェーでの異文化体験

2011年05月11日 | 日記
オスロでの単身赴任生活も1ヶ月が経過し、完全に落ち着きました。日常生活でいくつか驚いたこと、感心したこと、疑問をもったことがありましたので、今回はいくつかご紹介します。

 まず、ノルウェー生活で最も驚いた出来事が、昨日起こりました。申請していた就労滞在ビザが、なんとリジェクト(却下)されました。今までもらったリジェクト通知の中で最も驚きました。招待しておいてビザは発給しないなんて、古典的な嫌がらせです。しかも、原因は「年収が博士号保持者に見合っていない」ことでした。そっちが提示した金額だろ!

 原因は、所得税でした。僕は、通常なら36%-50%も取られる所得税を免除されているので、いわゆる「手取り額」は、まぁ平均並です。しかし、間違って「税込み支給額」として見ると、その額はずいぶんと少ないわけです。つまり、事情を知らない担当者が間違ってリジェクトしたわけです。事情を丁寧に説明して、もう一度審査をやり直してくれ!という手紙を書く羽目になりました。事情が全て記載された文書も、すでに送ったはずなんですけどね・・・そんなの、そっちでうまいことやってよ!と言いたいところですが、ノルウェーの公務関係は、日本以上に「お役所仕事」のようです。僕のスーパーバイザーは呆れ顔で「ノルウェーでは良くある時間の浪費」と嘆いていました。のんびりし過ぎるのも困ったものです。このままでは、来月末から、まさかの不法滞在者です。


 さて、近頃はオスロにも暖かい春が訪れ、気温は20度まで上がることもあります。街は急激に緑で覆われ、人々は日差しを浴びようと躍起になっています。暖かいといっても、せいぜい18度くらいで、最低気温は10度を下回るにもかかわらずところ構わず、平日休日を問わず、人々は半裸です。



5月初旬から半裸男子とビキニ女子だらけです。真夏はどんなことになっちゃうのでしょうか。完全に他人事ながら、少し心配です。


 4月から5月にかけて、街には変なツナギを着た若者が大量に出没します。あえて言いますが、変なツナギです。お腹のあたりにデカデカとノルウェー国旗があり、白いペンで友人からの寄せ書きや"ポリ公上等!"みたいな反社会的な言葉が所狭しと書き殴られています。暴走族の特攻服みたいな、変なツナギです。







これは"RUSS"というノルウェー独自の風習で、高校を卒業する生徒がお揃いの変なツナギを着て、無礼講でどんちゃん騒ぎする風習です。ツナギの色は、普通科卒業生は赤、商業科は青、というように分かれているそうです。埼玉が誇るカラーギャングみたいなものですね。しかも、この変なツナギは、RUSSの間(約1ヶ月)は絶対に洗濯してはいけないそうです。アイスをこぼそうが、飲み過ぎてゲロ吐こうが、う○こ踏もうが、絶対に洗ってはいけません。万が一洗ったことがばれると、罰として片方の膝下を切り取られて格好悪いツナギにされちゃいます。つまり、変なツナギを、ますます変なツナギにされてしまいます。大変な厳罰です。

彼らは揃いの変なツナギを着るだけでなく、バスを貸し切って変なペイントを施し、ダンスミュージックを爆音で流しながら、車内で酒を飲んで大暴れします。このバスが派手なほどcoolな卒業生らしく、反社会的な言葉や卑猥な言葉が書き殴られている下品なバスが、街中を爆走します。しかし、RUSSの間は、高校卒業生は社会的に無礼講が認められるので、上記のようなギャング行為をたしなめる無粋な大人はいません。これは、ノルウェー人以外にとっては、全く理解できない異文化です。僕のスーパーバイザー(イタリア人)も「さっぱり意味が分からない」と呆れていました。

 しかも、3枚目の写真を良く見てください。赤いツナギの女の子たちに、ちょっとたっぷりした黒服の男の子が何かをせびっていますね。RUSSの変なツナギを着た高校生は、写真入り名刺(悪ふざけたっぷり)を持っています。RUSSの期間中、小さな子ども達の間では、その名刺を集めるのが流行ります。大騒ぎする高校生達も、子どもが近寄って来ると、素直に名刺をあげます
(このへんは可愛いものです)。中には100枚近くの名刺を見せ合って自慢する子ども達もいました。

このRUSS騒ぎは、来週火曜(5月17日)の憲法記念日がフィナーレだそうで、今から楽しみです。そのうちまたレポートします。


 もう一つ、この時期のノルウェーに特有の風習がありました。4月末に、日本のゴールデンウィークに相当するイースター連休があります。ノルウェーには「イースター・クライム」と呼ばれる
イースター期間中にクライム(=犯罪)に親しむ、という変な風習があります。スーパーや書店では推理小説が並び、テレビでもサスペンス物が放映されます。そのクライムっぷりは相当なもので、牛乳パックにまで推理マンガが描かれます



これも、ノルウェー人以外にとっては、全く理解できない異文化です。


 以上の2つはノルウェー独自の風習でしたが、次はノルウェー限定かは分からないけれど、面白かった事をいくつかご紹介します。

まず、オスロは路上駐車のテクニックが極めて高度です。



写真は我が家の玄関前ですが、驚異的な車間間隔(数センチ)で縦列駐車をします。しかも、信じられないことに、車の向きがバラバラです。手前の2台は向き合っていますね。どうやって出車するのでしょうか。


次に、我が家の家電です。永住するわけではないので、安値重視で買い揃えました。ヨーロッパには"MATSUI"(松井?)という、聞いたこともない日本風のメーカーがあります。日本製であると錯覚させるために名付けられたイギリス発祥のメーカーだそうですが、文字通り「桁違い」の安さで、これまた桁違いのちゃっちい家電を提供しています。我が家の電子レンジと掃除機はMATSUI製で揃えてみましたがレンジは399NOK(=5985円)、掃除機に至っては199NOK(=2985円!)という、もはや薄気味悪い値段でした。



電子レンジは意外に使い勝手が良く、解凍モードを含めて5段階の強度調節が可能です。タイマーや庫内電灯も完備で、(今のところ)全く問題ありません。面白かったのは、2985円の掃除機です。他社の掃除機はハンディタイプでも600NOK(=9000円)、一般サイズで900NOK(=13500円)する中で、この価格はズバ抜けて低価格です。

 このMATSUIさん、一見ただの掃除機ですが「掃除機の原点」と言えるほどシンプルな構造です。簡単に言うと、バキュームマシンにホースがついています。本体には電源を物理的に制御する大型"ボタン"が1つ。電気的に制御する"スイッチ"ではありません。本体から延びる吸引部はただのホースですのでもちろんスイッチやリモコンなんかついていません。しかし、このホース、ただのホースのくせに、なんと吸引パワーの強弱を制御する装置がついています。電子部品が一切無いホースで、どうやって吸引力を調節するのでしょうか。不思議ですねぇ。

 答えは、ホース中央付近にあるスライド部分にありました。



良く見ると「下にスライドせよ」と言わんばかりの矢印がありますね。これをスライドさせると、なんと穴が出てきます。



つまり、スライドさせて穴を露出させることで吸い上げた空気をわざと漏らして、吸引力を弱める仕組みです。掃除機の常識を越える斬新なシステムですね。もちろん、空気と共に吸い上げたゴミも漏れ放題です。斬新すぎます。掃除機の常識を越え、もはや掃除機ではなくなってしまいました。

食生活

2011年05月05日 | 日記
オスロは「生活費が世界一高い」ことで有名です。これは主に、25%の消費税と、高額な人件費が原因です。つまり、逆を言えば「消費税率が低く、人件費がかからない方法を見つければ良い」ということになります。

 ノルウェーでは、食品には13%という(比較的)低い消費税率が適用されます。つまり、スーパーで食材を買って自炊すれば良いわけです。

 というわけで、暇さえあればスーパー探訪に繰り出しております。ちょっと真面目にレポートしますが、ノルウェーの食品、特に魚介類は日本よりもクオリティが高いと思います。僕のスーパーバイザー(上司)や同僚の話を聞く限りでは、冷凍食材の地位は日本よりもかなり低いです。日本のスーパーでは、魚も肉も「解凍物」が普通に陳列されています。刺身コーナーですら解凍物は当たり前に並んでいます。しかし、オスロでは、鮮魚コーナーに並んでいるのは全て「生」で冷凍物は冷凍食材コーナーに凍ったまま陳列されています(アジアンマートでは冷凍の刺身が売られていますが、品質が悪くお勧めしません)。魚も貝も刺身で食べるものは全て「生」のみで、冷凍物を刺身で食べるというのは、いささか信じられないようです。脂ののった新鮮な「生」のノルウェーサーモンは、100gで22クローネ=330円ほどで、スモークサーモンはもう少し安くなります。冷凍のサーモンだと、切り身(大)で15クローネ=220円ほどですのでもはや「むちゃくちゃ高い!」というわけではありません。そして、もちろん冷凍でも十分に美味しいです。

 オスロに来て間もない頃は毎日のように美味しいサーモンを食べていました。

写真は、サーモンとアスパラのグリルBBQソース、そして、スモークサーモンです。ちなみに、ノルウェーのイチゴは日本の物より味が濃くて美味しいと思います。

 ただし、いくら美味しいとはいえ、毎日食べるとサーモンも飽きます。飽きてくると、日本食が恋しくなるものです。オスロに来て3週間ほど経つと、どうにか和食を作ろうと試みます。

写真は、生姜の炊き込みご飯、サーモンとアボカドのわさび醤油和え、肉じゃが、絹さやの味噌汁です。味噌、だし、醤油やみりんは日本から持参しましたが、米は「Sushi Rice」という、どこ産だか全く分からない米を買いました(アジアンマーケットでは数種類の日本米が手に入ります)。肉じゃが用の肉は、日本でいう「薄切り」や「バラ肉」は売っていないので骨付きのステーキ用牛肉を、頑張って一口大に解体しました。ちなみにノルウェーでは鶏肉が最も高級(!)で、牛肉は割安です。

 涙ぐましい努力で和食を作るのですが、あまりに時間と労力がかかり過ぎるため、次第に面倒くさくなってきます。そうなると、今度は手っ取り早く「懐かしの味」っぽい味を体験できるジャンクフードに手を出すようになります。

 まずは、ジャンク2強の1つ、カップ麺。こういう時に心強いのが韓国企業です。主要先進国の例に漏れず、ノルウェーにも韓国企業のカップ麺がありました。

ただ、これが何とも人を馬鹿にしたようなパッケージです。ずっと見ていると、腹さえ立ってきます。何か言っていますが、ハングルとノルウェー語なので、さっぱり分かりません。唯一、牛らしき絵から、牛の何かが入っていることは想像できます。
(もしかしたら牛の糞が入っているのかもしれません)
どうにも美味しそうには見えないので、何度か買うのを見送りましたが、ラーメン恋しさについ買ってしまいました。ところが予想に反して、非常に美味しい!!少なくとも海外で食べたカップ麺ではダントツで美味しい。日本でも十分に通用するクオリティです。味はビーフ醤油味です。たぶん。今ではすっかり味を占めて、大人買いしてオフィスに常備してあります。

 そして、もう一つのジャンク2強、ポテトチップス。ノルウェーはジャガイモを盛んに食す国なので、カップ麺とは違いポテトチップスは最初から期待していました。

結論から言うと、ノルウェーのポテトチップスもかなり美味しいです。厚く堅揚げで、ジャガイモの味がしっかりと活きています。湖池屋「プレミアムのりしお」を、一段とプレミアムにした感じです。ただ、かなりしょっぱいので、食べ過ぎると通常以上に胃が痛くなります。最もメジャーなのは「海塩味」と「パプリカ味」で、どちらも美味しいです。

 さて、新鮮な魚介が豊富なノルウェーでは、Sushiが大変ポピュラーです。オスロで最も多い外食レストランは、ケバブかSushiです。いたるところにSushiの看板があります。中には"Sushi Tokyo - Japanese, Vietnam, and Thai Restaurant"のような、もはや何だか分からないレストランもあります。日本通である僕のメンターが「オスロで一番美味しい」というSushiレストランに連れて行ってくれました。"Nigiri"や"Sashimi"のセットはもちろん、"Futo-Maki"やお好みもありました。ネタはノルウェー産サーモンやエビの他に、マグロやウナギ、クジラ(!)までありました。(ノルウェーは世界でも数少ない捕鯨国で、日本同様クジラを食べます。)僕らは"Bonzai"(=盆栽)というセットメニューを頼みました。




サーモンや鯛(?)にポン酢をかけ、鱒子と香菜をのせた前菜など「寿司」ではなく"Sushi"として美味しかったです。ビールはなんとキリン一番搾りを常備!ドイツ工場製でしたが、日本の物よりも、わずかに味が薄い気がしました。

University of Oslo

2011年05月03日 | 日記
あまり観光名所ばかり紹介すると、まるで遊びに来ているようですが
こう見えて、きちんと、というか、予定よりも早いペースで仕事もしています。
当初の計画とは別の新プロジェクトも始まり、すでに刺激も完成しました。
実に快適な研究環境です。

そんなわけで、今回は僕の職場を紹介します。

僕が勤めているのは、オスロ大学心理学部(Psykologisk institutt, Universitetet i Oslo; 読み方不明)です。
オスロ大学はそろそろ200周年の歴史を誇る、ノルウェーを代表する大学です。
広大なキャンパスに、専攻ごとに建物がありますが、有名なのは
1989年までノーベル平和賞の授賞式が行われていた法学部アウラ講堂でしょうか。


法学部はメインキャンパスではなく、オスロ市街の王宮のそばにあります。
メインキャンパスは郊外ですが、「郊外」と言ってもオスロは狭い街ですので
オスロ駅から地下鉄で4駅、約10分で着きます。
我が家からは自転車→地下鉄→自転車、またはバスのみ、どちらも25分です。
(オスロ地下鉄は自転車ごと乗車可なので、登り坂だけ地下鉄を利用しています)


メインキャンパスは広大で、各学部、専攻ごとに建物が分かれています。



学食やカフェも多数あります。
学食は毎日メニューが変わりますが、味は「まぁこんなもんかな」程度です。

購買、郵便局やATM、薬局やスーパーなど、必要な施設は全てキャンパス内にあります。

図書館も非常に充実しています。

建物の大きさ、蔵書数、内装のオシャレさなど、文句なしの素晴らしい図書館です。
ちょっと専門的な話ですが、世界中全てのonline journalや
web of knowledge(web of science)を閲覧することができ、Endnoteも使い放題です。

ちょっと話が逸れますが、小学校から大学まで基本的に学費がタダなのに
これだけ充実した設備が備わっているというのは驚きです。
「北欧は税金が高いからでしょ」と思われるかもしれません。
しかし、僕が知る限り、ノルウェーで課される基本的な税金は
 ・所得税36%-50%(所得による)
 ・消費税25%(食品は11%)
だけです。
確かに高いですが、これだけ払えば
医療費無料、余裕の年金、教育費無料、高度な文化的設備の利用など
様々な恩恵が受けられます。
一方、日本では所得税に加えて、住民税、健康保険税、年金が徴収されます。
僕の所得だと、両国の支払い金額の実質的な差は所得10%程度でした。
その10%で、医療費3割自己負担、お先真っ暗な年金、高額な教育費などが解消されるなら
喜んで10%余計に払いますけどね。
日本の税金は決して「リーズナブル」ではないと、個人的には思います。


僕のいる心理学部は、メインキャンパスに隣接するBlindernキャンパスにあります。
緩やかな丘に位置し、遠くにはオスロフィヨルドも見えます。

手前の茶色い建物と白い建物は精神科の入院病棟で
その奥の黄色っぽい建物が心理学部です。


赤い車が止まっている建物が心理学部です。
赤い車は大学の車で、精神科の入院患者を乗せる車のようです。


建物の名前は、ノルウェー心理学の先駆けとなった学者の名を冠しています。
誰だかは存じ上げません。

心理学部は地下2階、地上5階建てで、最上階が
認知心理学/神経心理学(Kognitiv psykologi og nevropsykologi)のオフィス群です。
僕もオフィスをもらいました。



オフィスは今月いっぱいは2人部屋です。
同室のルナ君は、ひょろっとして、寡黙ながらも親切で、想像通りのノルウェー人でした。
遺伝子型と認知機能の関係をfMRIで研究しているそうで
少し話を聞きましたが、さっぱり分かりませんでした。

オフィスの本棚には、日本人らしく日本刀を飾りました。

ペーパーナイフですが。

ちなみに、脇差しの位置に飾られているのは
スターウォーズのライトセイバー型の箸です。
上智の先生方にいただいた和柄のペンケースや
後輩にもらった脳パズルも飾っています。
「何かへんな日本人が来たなぁ・・・」と思われているかもしれませんが
とりあえず、僕のスーパーバイザーは
「Oh!カタナ!じゃあこれはサムライBrainだね?」と大喜びでした。

オフィスの前には、キッチンとダイニングがあります。

キッチンには電磁調理器やポット、電子レンジはもちろん、大型食洗機(!)まであります。
ダイニングには12時になるとポスドクや院生が集まり、ランチタイムを過ごします。
普段はノルウェー語ですが、僕がいる時は英語で話してくれるので
時間が合う限りは参加するようにしています。
今日は、ノルウェー人院生の一人が別府温泉祭に行った時の話で盛り上がりました。
「山の中に熱い湯が湧いてて、そこに裸で入るんだぜ!しかも、たまに男女一緒なんだぜ!」
「マジ???」
みたいな会話が繰り広げられていました。


このダイニングでは、月に1度ほど「朝食ミーティング」も行われます。
朝9時から、朝食を摂りながら研究の話をします。
何と大学の予算でパン、チーズ、ハム、ミルク、ジュースなどが振る舞われます。
たいそう素敵な風習ですね。


ちなみに、博士課程以上の者には、基本的にオフィスが与えられます。
博士課程の院生のステータスは、日本よりも高いようです。
というのも、博士課程への入学は
競争的資金などによる収入の獲得が条件だそうです。
大学が用意する「博士課程院生」という「ポスト」は
学歴に見合った月給(日本円で30万円前後?)が出ます。
(もちろん学費もタダです)
今年の心理学部の博士課程院生のポストは、20倍だったそうです。
倍率は高いですが、博士課程の院生は自信と誇りをもって
経済的な心配をせずに研究に専念しています。
ポストや競争的資金に採用されなかった者は、博士課程には進めません。
一般企業にも就職できる修士修了時点での門戸を狭くすることは
アカデミック業界の需要に見合わない膨大な博士課程院生が
博士課程修了後に一般企業への道も閉ざされて路頭に迷うよりは
効率的でプラグマティックなシステムだと思います。
(もちろん僕にも、路頭に迷う恐怖が常に付きまとっています)
日本の学振(DC)も、このシステムを取り入れようとしたのだと思いますが
その考え方は根本的にはまだまだ普及していませんね。

自転車で散策~観光スポット編

2011年04月25日 | 日記
破格で購入した白いマウンテンバイクですが、少し力を加えると
ハンドルがタイヤと独立して動く以外は、すこぶる快調です。
駐輪中に何者かがハンドルにぶつかったせいで、ハンドルとタイヤが直交!
なんてこともありますが、2秒で元に戻ります。
フレキシブルですね。

そんな手品のようなマウンテンバイクで、オスロの海岸沿いの観光スポットを回ってきました。
まずは、新しいオスロのシンボルであるオペラハウスです。


オスロ駅すぐ近くの臨海地区に2008年に完成したオペラハウスは、その斬新なデザインと
海に映える白色が美しい、北欧らしい現代建築です。

しかし、このオペラハウスが面白いのは、エントランスから屋根までが
巨大なスロープになっており、誰でも自由に踏破できるという点です。
かなり大きな建物ですが、その壁面から天井から、くまなく歩き回ることができ
大勢の人が日向ぼっこやランチなどを楽しんでいます。



人だけでなく、新世界の神に例のノートをもたらした彼もランチを楽しんでいました。



オペラハウスからフェリー埠頭までは遊歩道が整備されています。
遊歩道には海に面したベンチなどもあり、ここでものんびり昼寝をしている人がいます。
人だけでなく、カモなどの鳥たちものんびり昼寝をしています。





オペラハウスからフェリー埠頭までは、自転車で5分ほどで着きます。
フェリー埠頭にはヨーロッパ諸国に向かう大型客船が停泊しており
入港や出港の際の汽笛がオスロ中に心地よく響きます。



フェリー埠頭から更に5分ほど走り、オスロの歴史を語る上で外せないらしい
アーケシュフース城(Akershus Slott)を素通りすると、オスロ観光のメインスポットです。
この地区にはヨットハーバーやオスロ市庁舎、新興商業地区であるアーケ・ブリッゲ
(Aker Brygge)など、見所が密集しています。

オスロ市庁舎はノーベル平和賞の授賞式典が開催されることで世界的に有名で
庁舎内にはヨーロッパ最大の壁画があるそうです。
市庁舎の前は広場になっており、大勢の人がのんびり昼寝やランチを楽しんでいます。


オスロ市庁舎前の広場は、そのままアーケ・ブリッゲ地区につづいています。
アーケ・ブリッゲ地区は、オスロのお台場です。
良くも悪くも、かなりお台場的要素が強いです。
観光客や地元の若者で賑わっている上に、大砲まであります。


でも、お台場とはいえ、さすが北欧。
全体的なオシャレ度は日本のお台場より上です。




中でも、北欧を中心としたインテリアショップや雑貨屋を一同に集めた
"House of Oslo"は必見です。

手頃な価格帯の小物や雑貨から、世界的に有名らしい傑作インテリアまであり
北欧雑貨が好きな方であれば、半日くらいなら飽きない場所です。

ちなみに、この"House of Oslo"の中には、"MUJI"が入っています。
そう、我らが「無印良品」ですね。
商品説明が日本語なのでありがたいのですが、日本では見たことがない商品も多数あります。
(僕が知らないだけかもしれませんが)
肩にかけるヒモがついた傘を買ったのですが、持ち運ぶ際に手が塞がらないので
思いのほか便利で重宝しています。
画像データの掲載容量がギリギリなので写真は載せませんが
イメージとしては学会ポスターケース、もしくは
ガンダムF91のヴェスバー(↓)みたいな感じですかね。


自転車で散策~アパート周辺からダウンタウン編

2011年04月21日 | 日記
先日、自転車を購入しました。
ダウンタウンの自転車屋を冷やかしていたら、マウンテンバイクがセールで1200クローネ(約18000円)でした。
安い!!
というわけで、これが僕の愛機です。
メーカーは無名ですが、ギアはちゃんとSHIMANOだし、シンプルで気に入っています。



オスロは起伏が多いため、マウンテンバイクが主流です。
自転車人口は多く、主要道路には自転車レーンも設けられています。
当然のごとく右側通行で違和感がありますが、そんなことよりも最も驚いたのは、前輪と後輪のブレーキも左右が逆!でした。
あと、自転車にスタンドを付けている人もいません。
スタンドを買おうとしたら自転車屋に「そんなものいらないよ!フェンスとかに鍵で縛り付ければ良いじゃん!」と言われたので、付けませんでした。
でも、ちょっと不便です。


さて、我が家はWaldemars Hageというところにあります。
ジョン万次郎がWhat time is it now?を「掘った芋いじるな」と伝えたとされますが、我が家の住所は「バレてます、ハゲ」に聞こえます。



その「バレてます、ハゲ」ですが、ダウンタウンやオスロ駅へバス10分、職場の大学へもバス20分と、なかなか好立地です。
さらにバス停、高級スーパーと大衆スーパーが3軒、電器屋、本屋、24時間営業のデリ&コンビニが全て徒歩3分圏内です。

写真の黄色い建物の1階は、"Life is tasty"という粋な看板がある、地元民に愛されていそうなカフェバーです。
黄色い建物の奥が僕のアパートです。
カフェバーは公園に面していて、天気の良い日には大勢の人が昼間っからビールを飲んで公園で日向ぼっこしています。

このカフェバーを背にして公園を抜けると、バス停やミニショッピングモールがある交差点です。
この交差点からダウンタウン行きのバスが5分から10分間隔で出ています。
写真に写っている赤いバスがそうですね。

オスロは公共交通機関が非常に発達しており、バス、トラム、地下鉄が市内全域にくまなく走っています。
料金は、路線や行き先に関係なく24クローネ(約360円)均一で、一時間以内であればバス、トラム、地下鉄全て乗り継ぎ自由です。
オスロは大きな街ではないので、バス、トラム、地下鉄を乗り継げば、どこにでも間違いなく1時間以内に行けます。
1ヶ月定期は全路線乗り放題で530クローネ(8000円)ほどですが、定期を買うとオスロ市内と近郊への交通費が1円もかからなくなるので、決して高くはないと思います。


「バレてます、ハゲ」からダウンタウンへはバスで10分ですが、自転車ではもっと早く行けます。
(ただし、帰り道は登り坂なので30分ほどかかります)
ダウンタウンや海岸沿いは平地なので、自転車はとても便利で、景色も良く気持ちいいです。
写真はオスロ駅前の様子です。

駅前の広場では、休日となると、学生風のグループが何とも微妙な歌やダンスを披露し、それをほぼ無視する形で多くの家族連れやカップルが談笑しています。
ちなみに僕が見たグループは、素人集団がTRFの物真似をやっているような、無視されて然るべきレベルでした。


また、広場の床は、よく見ると蝶の標本が、色ごとにまとめられたガラスケースごと埋め込まれています。

中には蛾もいます。
日本では蛾は蝶よりも気持ち悪く身分が低いような気がしますが、こちらでは同じレベルのようです。
まぁ蝶も良く見れば気持ち悪いので、蛾と蝶を同格に扱うことは何となく理解できます。
日本では、蛾の地位が低いというよりは、蝶の地位が高すぎるのかもしれません。

オスロ駅にはほぼ全ての交通機関が停車する他、空港や市外へ向かう鉄道も発着しますが、一国の首都のターミナルとしてはかなり小さい方です。
(日本の大宮駅や札幌駅の方が大きいです)

写真は、オスロ駅とオスロ空港(ガーデモエン国際空港)を約20分で結ぶ特急です。
値段は150クローネ(約2300円)で、通常の鉄道の倍くらいしますが、所用時間は通常の半分以下、車内はきれいでシートも快適なので、オスロにお越しの際は是非ともお勧めです。

blue moment

2011年04月16日 | 日記
さて、我が家の紹介の続きです。

前回ご紹介した通り、我が家にはガラス張りのバルコニーがあります。
簡素ながらテーブルとチェアも備わっていました。


バルコニーからは居住者専用の公園が一望でき、昼間は子どもや犬が遊んでいるのが見えます。
また、小径を1本隔てて、オスロ市内で唯一(!)の川も流れており、その川に沿って公共の公園があります。
白い吊り橋がかかっていたりして雰囲気の良い公園で、朝早くから夜遅くまで多くの人がジョギングや散歩を楽しんでいます。


本格的に春が来ると、公園一帯がびっしりと新緑に覆われ、とても美しいそうです。
この1週間で雪はほとんど解け、春はすぐそこまで来ているので、近いうちに緑に覆われた公園の写真もアップできると思います。


さて、このように美しい景色が楽しめるバルコニーですが、中でも僕が最も気に入っているのが、blue momentと呼ばれる時間帯の景色です。
陽が落ちてから完全に暗くなるまでのわずかな時間、空気が深く澄んだ鮮やかな蒼色になります。
この時期だと21時から22時にかけて、空だけでなく、街全体が蒼く静かに輝くような印象を受けます。
(ちなみに、このように鮮やかな蒼色が知覚されるのは、プルキンエ現象という生理学的根拠があります。興味のある方は調べてみてくださいね)



何とか頑張って写真に収めてみましたが、実際に肉眼で見ると、その蒼の深さと鮮やかさに心を奪われます。
(ちなみに、プルキンエ現象は網膜の視細胞の話なので、カメラではプルキンエ現象は生じず、肉眼で見るような鮮やかさは得られません。)
僕の故郷、北海道でも似たような空を見たことはありますが、ここまで美しいものにお目にかかったことはありません。
言葉や写真ではお伝えできないので、是非実際に見に来てください。


ちなみに、ノルウェー人は基本的にカーテンを閉めません。
したがって、バルコニーから他の部屋が丸見えです。
というか、外の歩行者からも丸見えです。


どんな部屋に住んでるのかな~と、ちらっと見てみると
100%の確率でオシャレし放題の部屋に住んでます。
「こじゃれてる」なんてレベルのオシャレさではありません。
日本で言うところの「デザイナーズ」が、全てのご家庭で標準です。
どこもかしこも、あまりにオシャレすぎるので、逆にダサい部屋の方がオシャレなんじゃないかとさえ思えてきます。
僕が上京して初めて一人暮らしをした時の赤羽のアパートを、ノルウェー人に自慢してやりたいです。

my apartment

2011年04月16日 | 日記
こんばんは。

今日は手始めに、僕が住んでいるアパートメントをご紹介します。

当初は大学の寮を借りる予定だったのですが、オファーされた物件が、バス・トイレは5人で共同、キッチンは8人で共用で、12平米という、いくら何でもガッカリな物件でした。

仕方がないのでノルウェー語のポータルサイトの不動産取引ページ(Yahoo!不動産みたいな感じですね)から、google翻訳を頼りに、良さそうな物件に片っ端からメールしました。
合計20件ほど連絡し、唯一うまくまとまったアパートメントに決めました。

正直あまり期待はしていなかったのですが、予想を遙かに上回るクオリティでした。
割と新しい11階建てのタイルとガラス張りの建物で、公園と川に面した南向きの5階の部屋でした。


間取りは、6畳ほどのワンルーム+バス・トイレ・洗面所+2畳ほどの隠れスペースに、ガラス張りのバルコニーがついています。


家賃は、光熱費・水道・高速ワイヤレスインターネット(家主曰くオスロで最速!)・IP電話料など全て込みで7800クローネ(12万円弱)。
物価が高いオスロでは悪くない値段だと思います。
東京23区内でも、新しめのおしゃれマンションだと、上記全込みなら同じくらいするんじゃないでしょうかね。
住んだことないので知りませんが。

室内は一人暮らしには十分な広さで、ベッドやタンス、クローゼットやチェアなどの基本家具は、すでに揃っています(海外では"furnished = 家具付き賃貸"も一般的で、単身者には便利!)。
さすが北欧だけあって、家具は全てIKEAでした。
でも、不思議とおしゃれに見えます。
電気スタンドやラグ、クッションなどは自分で買いましたが、ほとんどIKEAです。



しかも、さすが北欧、洗面所までいちいちおしゃれです。


室内は非常に暖かく、というか、ともすれば暑いです。
バスルームまで床暖完備!
外の気温が4度でも窓を開けました。


立地やアクセスについては後日またレポートする予定ですが、思いのほか快適で、今のところ非常に満足しています。

というわけで、広くはないですが、とても良いアパートメントですので、是非遊びに来て下さいね。
エクストラベッドマット(!)と隠しスペースもあるので、若干名なら泊まれますよ。

Life in Oslo, Norway.

2011年04月14日 | 日記
2011年4月1日、ノルウェー王国の首都・オスロでの新生活が始まりました。

3月20日に結婚式を挙げ、10日後には単身赴任。しかも海外。しかも大震災直後。
こんなにタイミングの悪い単身赴任も珍しいですが、まぁ仕事なので仕方がありません。
妻や家族を残し、とりあえず1年、研鑽を積みます。


さて、ノルウェーという国は、日本での知名度は高くはなく、イメージは
「寒そう」
「税金も物価も高いんでしょ?」
「でも福祉がすごいんだよね?」
「鯨獲るんだよね」
の4択でしょう。
まぁ実際そうなんですけど。
でも、オスロに住んで2週間ですが、それぞれの特徴は、そんな簡単な一言でまとめられるものではないことが分かってきます。
例えば、単に「税金と物価が高い」と言っても、果たして「物の価値」が日本より高いのかは検討の余地があります。

インターネット上には、日本人が書いたオスロ旅行記はあっても、オスロ滞在記はあまり見かけません。
そこで写真を交えながら、実際のオスロでの生活をレポートしていこうと思います。
ノルウェーでは日曜・祝日はほぼ全ての店が休みですので、散歩やハイキングに行って写真を撮るくらいしか楽しみがありません。
(そのかわり、散歩やハイキングする場所は無数にあるので、楽しみも尽きません)
散歩は健康にも良いですし、blogを書くことで日本語力も維持できるので、頑張って不定期に更新する予定です。

blogの仕組みがいまいち良く分かっていないのですが、家族や友人やお世話になった方々、多くの方からコメントやメールをいただければ嬉しいです。


追伸(お詫び)
mixiにこのblogを同期させたら、過去の日記が全て消えてしまいました・・・
何人かの方からいただいたコメントに返事を書いていないままでした。
すみません・・・